傘誕生の歴史や機能性も充分。
ダンディな大人の相棒となる究極の傘3本をご紹介しています。

【1】前原光榮商店 / トラッド16

 

 

開いても畳んでも美しいメイド・イン・ジャパンの技術の結晶

前原光榮商店の代名詞である16本骨傘は圧巻。開いたときの完全な円に近い形状、閉じたときに美しいフォルムが自然にできる機能性、この両立が見事です。専用タッセル付きなど使用者の利便性を考えた傑作品です。
■1万7280円。

前原光榮商店について

日本の匠の技術の結晶といえるのが、この前原光榮商店の傘。1948年東京台東区で、独自のコンセプトによる細部にまでこだわった傘作りをスタート。
「生地」、「骨」、「加工」、「手元」の4つの工程にこだわり、洗練された美しさと機能性を兼ね備えた傘を生み出し、丁寧なもの作りでファンを増やし、皇室関係者や著名人からも愛されています。

ここもポイント

 

傘は通常8本の骨で作られていますが前原光榮商店の傘は16本骨開いたときの美しいフォルムはもちろん、骨の間隔が狭いため生地がたるまず綺麗に畳めるのもメリットです。

>> 前原光榮商店 公式サイトへ

 

 

【2】フォックス・アンブレラ / マラッカチューブライン

 

 

雨が降っていないときにも持ち歩きたくなる

木型による生地の裁断やミシンによる縫製、メタルフレームの組み立て、そして自然素材のハンドル加工など、傘作りのすべての工程が熟練の職人の手により行われており、この製作工程はヴィクトリア女王の時代から不変のもの。
ステッキのような細いフォルムは、雨が降っていないときに持っていてもオシャレです。
■3万4000円。

フォックス・アンブレラについて

1868年トーマス・フォックスが英国金融街のシティにて創業したフォックス・アンブレラ。世界初のナイロン素材の傘を開発し、英国スタイルの細身傘の代名詞として、世界中に知れわたっています。

 

>> フォックス・アンブレラ 通販サイトへ

 

【3】マリアフランチェスコ / メープルハンド

 

オールハンドメイドでお洒落傘ナンバー1

この「メープルハンド」は天然素材を活かしたハンドルとお洒落なドット柄でイタリアらしい遊び心が効いている1本。有名メゾンの傘も製作しており、まさに世界最高峰のハンドメイド傘です。
さらに特徴的なのが肉厚で上質な生地。イタリア的な色柄の傘が多く、ファッションアイテムとしても最適です。
■参考価格:4万円

マリアフランチェスコについて

1854年創業のイタリアで最も歴史のある老舗傘ブランド、マリアフランチェスコ。熟練の職人による昔ながらの手作りを守り、天然素材を使用して大きく重量感のある傘を生み出しています。

 

>> マリアフランチェスコ 通販サイトへ

 

 

〈特集〉傘の生産国×特徴

高級傘を生み出す主な国は、イギリス・ドイツ・イタリアの3カ国。それぞれのお国柄を反映した特徴的な傘を生産しています。
3大傘王国のキャラクターをここでは紹介、自分にあったダンディな傘選びの参考にしましょう!

イギリス

 

ジェントルマンの国ならではのステッキのような端正な傘

霧雨が多いイギリスでは、雨が降っていないときでもステッキのように持てる細身の傘が求められます。畳んだときにも端正で細く、美しい状態を保っていることが英国紳士たちには重要条件。世界に知れ渡るフォックス・アンブレラは他に類を見ない佇まいが魅力です。

イギリス傘の特徴

 

フォックスアンブレラはU字断面のスチールフレームを考案し、開き心地を向上させました。ナイロン生地を初めて採用したことでも有名。

 

 

ドイツ

 

傘を実用的に進化させた使い勝手重視のハイパフォーマンス

世界で初めて折りたたみ傘を発売したクニルプスや1897年に世界初のワンタッチ傘を開発したコボルドなど、ドイツの傘は機能性重視。雨をしっかりしのぎ、持ち運びやすく壊れることのない傘は、ビジネスシーンで、特に真価を発揮します。

ドイツ傘の特徴

 

雨傘に必要とされる機能を追求して、技術を惜しみなく注いで作られるドイツ傘折りたたみ傘やワンタッチ開閉など実用性はピカイチ。

 

 

イタリア

 

デザイン大国らしいファッショナブルな傘

イタリア人は傘をファッションアイテムとしてとらえ、まるでネクタイと同じように、傘も色や柄で選びます。代表ブランドのマリアフランチェスコは厚手で上質な生地とカラフルな色柄が特徴で、ハンドメイド傘の老舗。有名メゾンの傘の生産も手がけています。

イタリア傘の特徴

 

独特の重さと肉厚でふっくらとした生地が特徴です。色や柄も凝っているので、雨の日の沈みがちな気分を盛り上げてくれます。

 

 

〈特集〉傘の歴史について

そもそも男性には傘をさす習慣はなく、雨の日の移動手段は馬車でした。それを変えたのが、1人の男の信念のある行動でした。傘は単なる雨をよける道具ではなく、ジェントルマンを象徴するアイテムとして再認識しましょう。

最初の雨具は帽子とマント

 

傘は約4000年前に誕生し、当時は支配層の権威の象徴として日傘としてのみ使われていました。18世紀に雨傘が誕生する以前は、雨具は主に帽子とマントでした。

映画の1シーンなどに見られるように、中世ヨーロッパなどでは、帽子をかぶりマントを身につけることで、雨を凌いでいたのです。

 

雨傘を広めた歴史的人物「ジョナス・ハンウェイ」

 

日傘でしかなかった傘を雨具として世に広めたのが、イギリスの旅行家ジョナス・ハンウェイ(1712-1786年)です。当時のイギリスでは、傘はあくまで女性が日傘として使用するもので、雨の日には紳士はみな、馬車で移動するのが常識。ところがハンウェイは、自分の手で雨傘をさして、町を歩きました。

 

周囲からは“女々しいやつ”と非難され、嘲笑を浴び、さらに馬車業界からは泥水をかけられるなど嫌がらせを受けながらも、雨傘を使うことをやめませんでした。その結果、イギリスの男性にもジワジワと雨傘を使用するという行為が広がっていきました。ハンウェイの信念が傘の普及に大きく役立ったのです。


この記事を書いたのは

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メンズファッションブランドナビ編集部

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