1万円以下の「優秀モデル30選」が勢揃い!
美しく味わい深い文字を書け、豊富なペン先で自分に最適な字幅も選べる、使えば使うほど魅力を実感することができる筆記具『万年筆』。
今回は「手頃な価格で醍醐味を堪能できる、本格的な書き味の万年筆が欲しい!」という人に最適な、初心者にも嬉しい、1万円以下で評価の高い万年筆を厳選しています。
①1万円以下の優秀万年筆【価格別】
②万年筆の基礎知識
高級万年筆のような風格。「日本最高の一本」を目指す、開発者の情熱が詰まった国産万年筆。
日本最高峰の品質を目指し、富士山の標高(3776m)にちなんで命名された かな文字を書くための万年筆。1万円ながらインクの乾燥を防ぐ「スリップシール機構」を搭載し、一年以上放置してもサラッと書き出せる。
ペン先は14金で、太字系はもちろん、超極細、極細、細字というように細字系の文字幅まで充実。色は定番ブラックのほか、深い赤ワイン色など機能性だけでなく見た目にこだわる、落ち着いた大人に向けたカラーも揃う。
■購入価格:1万円
日本で一番長い歴史を持つ『セーラー万年筆』のスタンダードなモデル。
1万円という値段で14金のペン先を楽しめることで、初心者から玄人まで幅広い人気を持つ名品。その14金ペン先は、あえて金メッキを施していないので本来の輝きを堪能できる。
やわらかな書き味の良さに極限までこだわった14金ペン先が、万年筆で文字を書く楽しさを教えてくれる。
■購入価格:1万円
見た目も高級な「海外万年筆の入門用」の定番。
ウェーブ模様が美しいパラジウム仕上げに、気品のある光沢を放つラッカー仕上げなど、カジュアルにもフォーマル&ビジネスにお使える1本。
軸の素材はプラスチックではなく、高級感のある金属製。ペン先は柔らかなカーブを描き、書いた文字にしなやかさを与える。価格も安めで「海外万年筆初挑戦」の人にも◎。
■購入価格:1万円
エントリー向きの価格で得られる高級感。
気品のあるデザインとなめらかな書き心地で知られる高級モデル「スーベーレーン」のデザインと書き味を踏襲したリーズナブルなモデル。
23金のゴールドプレートを使用した高級感あふれるペン先は、スーツスタイルも様になる。ペリカン入門に最適の1本。
■購入価格:1万円
「本格派」を好む人のための現代の書き味ペン。
万年筆好きを唸らせる書き味や握りやすい軸に、本格派志向の人のための万年筆というコンセプトが表現されている大定番モデル。
日本語を書くために、跳ね、払い、止めにこだわった書き味は、“日本語を書くための万年筆”として、多くの支持を集めている。
ちょうど1万円ジャストという価格も相まって「万年筆の入門用」としては最適。ペン先の筆記幅が多いので、自分に合った字幅が選べるのも嬉しい。
■購入価格:1万円
ボールペン感覚で使える楽チン。
シルバーとの組み合わせがスタイリッシュな、世界で唯一のノック式万年筆。ノック1つでペン先をボールペンのように出し入れでき、ペンケースにも入れておけるので気軽に使える。
ペン先は特殊合金で、太さは細字と中字の2種類を用意。ビジネスシーンや日常使いにも最適のカジュアルな1本です。
■購入価格:1万円
18金のしなやかなペン先が生む、柔らかで優雅な感触。
18金使用でこの価格を維持する企業努力が伺え、昔ながらの細身ボディのトラディショナルなデザイン。
小さめのペン先で、コシのあるしっかりとした書き味。見た目どおりクセがなく、使い込むほどに味わいが増す1本。
■購入価格:1万円
ブランドコンセプトは「古き良きアメリカ」。大人の艶をまとったクールなボディ。
1950年代のレトロな雰囲気を持ち味とするアメリカの筆記具ブランド『レトロ51』の人気万年筆で、適度な軸の太さで握り心地が良く、書き味がとてもスムーズな秀作。
日本ではまだなじみの薄いブランドですが、さまざまなデザイン筆記具で世界各国に展開している実力派。
■購入価格:8000円
普段使いに活躍する軽くて「確かな書き味」。
創立100周年を記念して発表された実用モデル。ホワイトドットや定番モチーフを踏襲したシックで高級感のあるデザインと、長時間使っても疲れにくい軽量設計。毎日万年筆を楽しみたい方にもおすすめ。
■購入価格:8000円
イタリア語で「軽快」を意味するアジオは、スマートなフォルムをもつカジュアルモデル。グリップに溝が入っているので、筆記時に滑りにくくグリップしやすい。全13種類の豊富な色展開も魅力。
■購入価格:7000円
使いやすさや実用性にこだわった、ミニマムかつスタイリッシュなデザイン。
シンプルかつ高級感のあるデザインでロングセラーの万年筆。シルバーのグリップが高級感を出し、大人の筆記具としてフォーマルな場面でも使える。
ボディはステンレススチールで傷が付きにくい安心仕様で、書き味もなめらか。
■購入価格:6000円
軽やかさを感じさせるカジュアルな使用感ながら「万年筆」をしっかり味わえる。
ベストセラー「サファリ」を踏襲しつつ、やや太めのボディをアルミ製にしたクールなカラーリングのモデル。
独自開発のグリップは手にぴったりとなじみ、長時間の筆記でも疲れない。クリップの先端はU字型になっており、ポケットに差すときに布を傷めないのもポイント。
■購入価格:5000円
スーツにも好相性。重厚感と高級感はビジネスにも◎
少し重めだからこそ引き立つ重厚感はさすが。ややふくらみのあるキャップのデザインも美しい。
少し太めで滑らかなペン先は、大きな字を書くと美しく見える。スーツのポケットに差して「ちょいメモ」にも使いたい隠れた逸品。
■購入価格:4800円
フランスらしい洗練されたマーブル柄が美しい入門用モデル。
適度な重さで価格も安価な初心者向けの1本。ボディはレシーフの代名詞である「マーブル模様」で彩られており、これは職人が独自の製法によって削りだしたもので、ひとつとして同じ柄がないのが魅力。
筆記具を単なる道具ではなく、ファッションにアクセントを与えるアイテムのひとつとして捉える、フランスブランドらしい万年筆。
■購入価格:4300円
5千円以下で「ハイクラス感」と「14金のペン先」が味わえる、コストパフォーマンス優秀な万年筆。
ブラックボディに金のアクセントと、オーソドックスな万年筆のスタイル。5000円以下ながら、丸みを帯びた尾柱や天冠のフォルムも高級感を醸し出している。
また、筆圧をかけなくてもしっとりとした文字が書ける14Kのペン先は、極細でも滑らかな書き味をキープしつつ、安定したインクフロートを実現。細い筆跡でもメリハリの利いた文字が書けるので、手帳用にもぴったり。
■購入価格:4000円
軽量で筆記時のバランスにも優れる、低価格でありながら性能とデザイン評価の高い名作。
万年筆の高級なイメージを「カジュアルな日常使い」に変え、身近に感じる一本にした、1980年の登場から世界に愛される定番モデル。
人気の秘密はリーズナブルな価格と、機能美を追求したデザイン。樹脂製のグリップには、書き手が正確にペンを握れるようにくぼみが設けられており、指を添えるだけで万年筆初心者でもしっかり書くことができる。
■購入価格:3990円
高級感を漂わせつつも、あくまで実用的な大人の万年筆。
ペン先ことスチールですが、高級感あふれる佇まいは、いかにも世界最古の筆記具ブランドといったところ。万年筆として必要な重量の安定感があり、その印象はまさに「上品な大人」。
書き味も見た目通りで、大人のシャープさが感じられるものとなっている。ややカリカリ気味であるものの、フローが良くさらさらと書ける、まさにストレスフリーな書き心地。
■購入価格:3900円
さまざまなインクが楽しめつつ、万人受けする書き味が魅力。
気軽に使えるスケルトンボディ。全24色の万年筆用インクを使えば、好みの色で筆記できるだけでなく、透明なボディを通してインクの色が楽しめる。
ペン先はカリカリ系で、細い字や小さい字ほど向いているのが特徴。ペン先は細いもののインクフローが良く、速記してもきちんと書ける。裏写りしにくく手帳などにも最適。
■購入価格:3800円
長時間の筆記も疲れしらず。入門用でも妥協のない作り。
スタイリッシュで知的なデザインの初心者向け万年筆。最大の魅力は「書き心地」。Aニブのペン先は抜群のフローでどんな紙でも気持ちよく書け、ストレスをまったく感じさせない。
重量とペン軸の太さのバランスもちょうどよく、長時間の筆記ほど疲れを感じさせない筆記性能を堪能できる。
■購入価格:3500円
ボールペンのように気軽に使えるのがイイ。
同ブランドの看板モデルであり、ペンを持つ角度や筆圧の強弱によって文字の太さを自由に変えられるのが最大の特徴。また、ペン先が点ではなく曲面になっており、ペン先にかかる力を適度に逃がしてくれる。
書き方にクセのある人や筆圧が強い人でも、慣れた書き方で文字を書くことができるので、入門用万年筆としてはもってこい。
■購入価格:3500円
安定感のあるボディと豊かなインクフロー。「本物の万年筆の楽しみ」を実感できるエントリーモデル。
パーカーの学生向けとして作られた万年筆ながら、ヘビーユーザーも納得の書き味が自慢。素早い筆記にもなめらかに追従する豊潤なインクフローで 、どの角度で書いてもかすれず、勝手気ままに書いてもそれなりに美しく見える。
強弱の表現力はさすがのひと言。又、上方に向かって少しずつ広がるグリップのバランスの良さにより、書き味も心地良い。
■購入価格:3500円
携帯性に優れた五輪公式ペン。
1972年のミュンヘン五輪で公式ペンに認定された名作の復刻モデル。大きさは手の平サイズかつ軽量なので、持ち歩きに便利。
金属の質感が魅力のアル スポーツ。モダンな黒塗りのクラシックスポーツなど、色々なバリエーションが存在している。
■購入価格:3000円
キッズ万年筆の傑作! おもちゃっぽい外観とは裏腹に、紙をしっかり捉える実力派。
小学生に正しい持ち方と書き方を教えるために作られた万年筆。手にしたときに自然とフィットする握りやすいラバー製グリップは、きちんと指を沿わせるガイド付きで、正しいペンの握り方もわかる優れもの。
素材は、子どもが乱暴に扱っても壊れにくいものを使い、軽量で頑丈なボディに仕上がっている。
■購入価格:2000円
驚くほど滑らかに書ける、ペリカンの技術力を集約したバランス力。
個性的な三角形フォルムが目を引くが、ペン先の技術力やペン軸のバランス、考え抜かれたグリップの位置に感動する逸品。
ペン先はやわらかな滑らか系。コピー用紙から高級ノートまで同じ書き心地で書けるうえに、小さな文字も潰れずさらりと書ける。
■購入価格:2000円
「初心者」におすすめ。ドイツの小学校で標準使用されている満足度の高い1本。
初めて万年筆を使ってみたいという大人にもおすすめの入門モデル。持ち方の基本をアシストする3本のくぼみにより「正しい持ち方」が身つく、子ども用の万年筆といってもあなどれない機能性。
そしてカラフルでかわいらしいデザインも魅力。2千円以下という手軽な価格もあって「子供に万年筆をプレゼントしたい」という方に選ばれる一面も。
■購入価格:1500円
書き心地抜群! デザインと機能を両立させた、子どもだけでなく大人も満足する一本。
パイロットが本気で子ども向け学習用万年筆市場を狙いにきたと感じさせる意欲作。キャップを取った時の長さは子どもの手に収まるサイズなものの、尾軸にキャップをはめれば大人にも書きやすい長さに。
形状はカラフルな鉛筆と同じ六角形ボディ。自然と正しい握りに導く三角グリップなど機能性とデザインを両立させている。
書き味にも妥協はなく、インク多めのヌルヌル系の書き味で、筆圧をかけずにペン先を自在に動かしても、忠実にインクが追随してくれる。
■購入価格:1000円
安いのに滑らかな書き味と評判。チェコ生まれのシンプルイズベスト。
「STUDENT=学生」という名の通り学生向け万年筆でありつつ、会社の事務用品としても重宝されている隠れた名品。
イリジムム製Aニブのペン先は誰でも書きやすいのが特徴。グリップのくぼみが握りやすく、乱雑に書いてもしっかりインクが追従してくれる書き味も良い。
■購入価格:1000円
ポップなデザインのボディに、ベーシックな機能を凝縮。
プラスチック製のカジュアルなボディに、程よく握りやすいグリップが特徴。硬めのペン先だが筆圧をかけなくても滑らかなインクフローが得られ、細字の筆記も得意。
さまざまなデザインが用意されているのも特徴の1つ。
■購入価格:1000円
千円ながら「お値段以上のクオリティ」で話題の優等生。
水性ボールペンのようなスラスラの書き味で、小さい字がしっかり書けるベーシック万年筆。硬すぎず、柔らかすぎないペン先は初心者向きで、手紙などの用途にも向いている。
キャップにはおなじみ「スプリットシール機構」が搭載されており、カートリッジを付けたままなら1年経っても内部でインクが固まらない。
■購入価格:1000円
すらすらと文字が書ける。子どもの「はじめての万年筆」にもおすすめ。
年間258億本もの筆記具を生産するチェコ発ブランド『RUBY』の小学生用万年筆。Aニブのペン先は角度を気にせず書け、インクの出もよく、紙の引っかかりもない。
ペンケースに放り込んでおける手軽な万年筆が欲しい大人にだって持ってこいの1本。
■購入価格:700円
子供から大人まで年齢問わず人気! 「低価格×小型万年筆」の新定番。
1本300円ながら、その書き味は万年筆そのもの。実用派の万年筆ロングユーザーもうならせる滑らかな書き味でいま大人気のシリーズ。
キャップをした状態の全長は10cmと小型ながら、筆記状態は約13cmとなり、ホールディングもしやすくなる設計。インク交換もカートリッジ式の本格派だ。
■購入価格:300円
ボールペンには戻れない! 業界最安ながら安定の品質。
発売から7年で累計出荷本数530万本を記録した大ヒット低価格万年筆。万年筆ならではの味までは表現しきれていないものの、強弱のある線をしっかり引くことができ、この価格にして必要十分な書き味を持つ。
小さい文字も書けるペン先の硬さも良く、インクが内部で固まりにくい「スリップシール機構」を採用。わずか300円ながら使い捨てではなく、カートリッジ交換が可能だということも高評価。
■購入価格:300円
【ペン先の種類】
万年筆のペン先は大きく分けて、金ペン先とステンレスペン先の2種が主流。金ペン先の特徴は、腐食に強く、装飾性が高いこと。高級な万年筆に使われ、金の含有量によって14金(14K)や18金(18K)、21金などの種類がある。
ステンレスペン先の特徴は、耐食性に強く錆びにくいこと。主に低価格帯の万年筆に付くことが多く、しっかりとした硬めの書き味が特徴。
【ペン先の太さ】
出典:http://www.pilot.co.jp/
字幅の種類がいろいろ選べるのも万年筆の魅力。ブランドや万年筆によって種類は違い、たとえば国産であるパイロットのカスタムシリーズなら14種類もの字幅(ペン先)が選べる。
一般的なものは、EF(EXTRA FINE=極細)、F(FINE=細字)、M(MEDIUM=中字)、B(BOLD=太字)、BB(BORLD BOLD=極太)の5種類。
同じ字幅の万年筆でも国産と外国産とではペンポイントの形状、筆記線の太さに違いが。
たとえばドイツ製のペリカンと日本製のパイロットで同じ字幅EFで比較すると、国産は漢字など細かい字も書きやすいよう先端が細く研ぎ上げられているのに対し、外国産はゆとりある大きめのペンポイントで、筆記線も国産より少し太い傾向がある。
【吸入式】
最も伝統的な充填方法で、吸引式とも言われている。ビン入りインクにペン先を差し入れ、尻軸を何度か回転させるとペン内部の吸入装置がインクを吸い上げ、軸内に送り込む。
他の方式よりもインクの貯蔵量が多く、ランニングコストはカートリッジ式の約1/5ですむ。また、インクの色バリエーションが最も豊富なのもメリット。
【カートリッジ式】
インクが密閉されたカートリッジを首軸に差し込む方式。基本は使い捨てで、インクがなくなれば新品に差し替えるだけでインク交換が簡単。カートリッジの形状はメーカーごとに異なり、純正使用が基本。
【コンバーター(両用式)】
カートリッジのほか、ボトルインクからインクを吸入するコンバーター(吸入器)を使える方式。インク吸入の所作が楽しめ、洗浄が容易で、壊れても交換できるなどメリットが多く、最近の万年筆の主流になっている。
万年筆を買う、使う上で「知っておくと役に立つ」専門用語をまとめています。
■天冠
キャップの先端の部分のことで、ロゴマークなどが入り、ブランドを象徴する部分。
■クリップ
胸ポケットなどに挿す部分で、飾りになるほか、置いたときの転がり防止にもなる。
■キャップ
ペン先を保護し、インクの乾燥も防ぐ。書くときのバランスを保つ役割も果たす。
■尻軸
ピストン吸引式万年筆の場合、この尻軸をゆっくりと回転させて吸入させる。
■胴軸
胴体部分のこと。インク貯蔵の役割を持ち、太さや形状で握りやすさや見た目の印象が変化。
■首軸
ペン先が付く部分のことで、自分の手になじみやすい形のものを選びたい。
■ペン先
“万年筆の頭脳”と称される部分。錆びにくい金を使ってインクによる腐食を防ぐ。
■ペンポイント
ペンの先端についている金属のこと。イリジウムなどの耐摩擦合金で書き味を持続。
■スリット
インクの量を決める隙間で、毛細管現象によってペンの先端にインクが運ばれていく。
■ハート穴
中央部分に空いているハートもしくは丸い穴。位置や大きさでペン先の弾力が決まります。
メンズファッションブランドナビ編集部
“本当に正しい情報だけ”を目指し、その分野において「雑誌掲載の実績・専門家の評価・人々の話題性」など、相応しいブランドだけを掲載しています。