ブライドルレザーによる経年変化……、つまりは“エイジング”という新しいモノの価値を、日本に伝えてくれた英国を代表する革小物ブランド「ホワイトハウスコックス(WHC)」。
今回はそんなWHCの、歴史・革の種類・定番アイテム・年齢層など、その魅力を徹底解説しています!
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2.革の種類
4.定番アイテム
4-1. 財布・小銭入れ
4-2. 小物(キーケース・キーホルダー 他)
4-3. ベルト
4-4. バッグ
6.年齢層について
7.セトラーについて
8.用語集
ホワイトハウスコックス社(以下 WHC)は、1875年にイングランド北西部に位置するウォールソールという町で、ホワイハウス氏とコックス氏のふたりの男によって創業された。
馬具用のブライドルレザーを使用し、当初は英国軍に納入する軍需品や専門的な乗馬用品を中心に製造していたが、第一次世界大戦頃から一般向けの革小物を手掛けるように。当時、ブライドルレザーで革小物を作ることはとても画期的で、評判を高めるきっかけとなった。
1945年の第二次世界大戦後、車の普及によって馬具需要が減少。WHCではその技術を革小物やペット用の首輪、リードに速やかに応用し、国内のみならず海外でも積極的に展開した。
1980年代には、エリザベス女王に愛犬の首輪や鞄を献上するなど、WHCの黄金期がスタート。1988年、現社長のスティーブン氏が就任すると翌年日本上陸。日本で愛される不朽の名作、3つ折りウォレットが生まれる布石になった。
元々は馬具用の強靭レザー。創業以来、染料や仕上げなど独自にオーダーしたものを英国内で生産。
経年変化によって自然に深みを増したかのような風合いが特長。革本来の表情であるシワや血管跡も。
英国・ベイカー社がローマ時代から続く技術で1年を費やし、オークバーク(樫の樹皮)のエキスで深くなめし、特性ブレンドのグリースで仕上げる。
オークバーク(樫の樹皮)を水に浸したビットの中に原皮を約1年漬け込み、じっくりとなめされる。
ブライドルレザーに、格子状のシボ模様を型押し。プレーンなブライドルよりもドレッシーな印象に。
ブライドルレザーをベースに、わら(ストロー)の模様を型押し。傷などが目立ちにくいのも、大きな特徴。
凹凸の型押しと光沢のあるカラーリングが魅力。樹脂で特殊コーティングしているため傷つきにくい。
“ベイカー”とは、ロシア船に眠っていた幻の革を復刻させた「J.& F.J.Baker & Co.Ltd」のこと。
ベジタブルタンニングされた生後16ヵ月ほどのイタリアン・ヴェールカーフを使用。細かな陰影が特長。
トップグレードのフランス産カーフをナチュラルに仕上げていく。キメ細かな肌触りが魅力。
最高級グレードのカーフを使用。そのきめ細かさ、ソフトさ、軽さはWHCの中でも随一の上品レザー。
唯一の馬革(ホースハイド)は、厳選したフランス産ホースハイド。仕上げは英国で行われる。
メッシュベルトやキーフォブなど、ブレイテッド(編み込む)アイテムをメインに使用される。
ホワイトハウスコックスで1番おすすめ(好き・愛用している)の革は何ですか?
投票数は195 です。
ブライドルレザー コレクション
フルベジタブル・タンニングで、約10週間かけて鞣(なめ)された、欧州産の最高グレードのカウハイドを使用。
“本物”と呼べる肉厚で上質なブライドルレザーは、英国内でもいまや希少になっている。
アンティーク ブライドルレザー コレクション
ブライドルレザーのコレクションには透明感のあるアニリン染料で染め、革本来の表情をあえて活かしたアンティークブラウンもあり。
使うほどに深みが増し、唯一無二の表情に変化するスペシャルカラー。
リージェント ブライドルコレクション
なめし&染色後に格子状の型押しを施し、ブライドルグリースを芯通しさせて仕上がるリージェントブライドルレザー。
端正な表情のこの革を表版に採用した、大人のための品格あるコレクション。スーツとも相性抜群。
ロンドンカーフ コレクション
グレイン調型押しパターンや鮮やかな発色、エレガントな光沢が特徴のロンドンカーフを表版に使い、そのコバ沿いに施したホワイトステッチをアクセントに。
紳士の手元にふさわしいコレクション。
ダービー コレクション
フランス産原皮を英国でなめしてできあがったホースハイド(馬革)を表・内のバイカラーで使用。
この革本来の自然な質感と、肉厚ながらもソフトな風合いが味わえて、エイジングも堪能できるコレクション。
フレンチカーフ コレクション
最上級フランス産原皮をなめし、動物性と植物性のブレンドオイルを浸透させることで、繊細な肌目とソフトなタッチ感の、エイジングもする極上カーフに。
この革が表・内両面にバイカラー使いされた革小物はエレガンスの極み。
ベイカーズ ロシアンカーフ コレクション
18世紀の帝政ロシアが生産していた幻のカーフを、英国の名門ベイカー社が約4ヶ月を費やしてバーチオイルでなめすなどし、忠実に再現。
古木の樹皮を思わせる独特の風合いの、この希少な革を贅沢に使ったコレクションは、ラグジュアリーそのもの。
オックスフォードブライドル コレクション
わら(ストロー)模様が型押しされたブライドルレザーのコレクション。深めの型押しにより、キズがついても目立ちにくい。内側のスムース調ブライドルレザーとともに、エイジングも楽しめる。
国内ではユナイテッドアローズ 銀座やフレームをはじめ、ごく一部のショップでしか展開されていない。
ヴィンテージ ライドルレザー コレクション
普通のブライドルレザーより、さらにコシがあり弾力性に富んだ質感が特徴。
こちらもユナイテッドアローズ 銀座、フレームほか、一部のショップのみの展開。
シャドーカーフ コレクション
希少革、シャドーカーフは、日本国内では直営店である福岡・フレームのみの展開。
このシャドーカーフは非常に光沢がありスムースなレザーですが、色合いに絶妙な濃淡が踊る、味わい深い表情が魅力。
インディヴィジュアル コレクション
ハーフベジタブル・タンニングでなめし、片方向のいに繊細な模様をつけたワンウェイ・ボックスカーフを採用。
薄型、軽量&ソフトだが張りとコシが強く、エイジングもする最高級カーフが堪能できる。福岡・フレームのみの展開。
3つ折りウォレット
ジーンズの後ろポケットに入れたとき、少しだけ頭をのぞかせるジャストなサイズ感。それでいて、内側に付いた大型コインケース、5つのカード入れ、3つのポケットで抜群の収納力。
スーツにもカジュアルにも持てる、このバランスのよさがロングセラーでありつづける理由。
コインケースはマチ幅があり、大きく開くため取り出しやすさと容量の大きさを誇る。札入れ部分は深めになっているため、お札がはみ出すこともなく、チケットや領収書などもしっかり収まります。
コインケース付き 2つ折りウォレット
定番中の定番であり、3つ折りウォレットとともに多くの人々に支持され続けている名品。とくにベーシックなものを好む人にファンが多く、本格革財布の、あるいはブライドルレザー製品の入門モデルとしても高く評価されています。
使い勝手は申し分なく、コーナー処理の菊寄せに、職人による丁寧な仕事ぶりも見てとれます。
サイズ:10×11cm
革の種類:ブライドルレザー、アンティーク ブライドルレザー、リージェント ブライドルレザー、ホースハイド、オックスフォード ブライドルレザー、シャドーカーフ、ヴィンテージ ブライドルレザー
ロングウォレット
ジッパー付きコイン室付きの2つ折り長財布。薄型ゆえに胸ポケットに入れてもスーツのシルエットに響かず、さらにしっくりと手になじみます。
コイン室の前後に札室があるので、たとえば紙幣と領収書を分けて収納も可能。
サイズ:17.5×9cm
革の種類:ブライドルレザー、アンティーク ブライドルレザー、リージェント ブライドルレザー、ロンドンカーフ、ベイカーズ・ロシアンカーフ、フレンチカーフ
ジップ ラウンド ウォレット
大容量を誇るジップラウンド式の長財布。コイン室を中央に左右対称に仕切られた構造のジャバラマチは、最大で約10cm開くため、各ポケット内が確認しやすく、小銭やカードなどの出し入れもスムーズ。
ジッパーにはデザインと信頼性が高い、スイスのriri社製を採用。
ミニ3つ折りウォレット
3つ折りウォレットをひと回り小ぶりにしたサイズ感で、通称「ミニ3つ折り」と呼ばれています。
パンツのバックポケットに難なく収まるサイズながら、コイン室やカード段の裏側にマルチポケットを設けるなど、必要にして十分な収納力が確保されています。
コインケース
長財布と2個持ちでの愛用者が多い小銭入れ。パンツのポケットに入れてもストレスない薄型ながら、小銭がスムーズに出し入れ可能。
その前段のサブポケットには数枚であれば紙幣をたたんで入れることができるので、ちょっとした外出なら、これ1つで十分間に合います。
コインケース
新定番ともいえる良品。ガバッと大きく間口が開くので、とても小銭が取り出しやすいところが人気の理由。さらに、後ろ身頃にミニポケットがあり、カード類や紙幣を折りたたんで収納可能。
ほんのりラウンドしたフォルムで手なじみも良好。ライニングに丈夫なシープスキンを採用しています。
ネームカードケース(名刺入れ)
実はコインケース付き、2つ折りウォレットと並ぶロングセラーで、プレゼントとしても人気の名刺入れ。
2ポケットなので、受け取った名刺と自分の名前をそれぞれのポケットに仕分けて入れることができ、また、片側のポケットはマチ付きゆえ、約20枚が収まります。ライニングに、しなやかで丈夫な上質シープスキンを採用しています。
トレイン パスケース
ジャケットやシャツの胸ポケットにもスッキリ収まり、自動改札のセンサー部にタッチしやすいパネル型のパスカード入れ。
計3ポケットあり、このうち、表ポケットには収めたカードが見えるよう窓が設けられています。乗車用の非接触性カードの収納はもちろんのこと、免許証やIDなどの掲示が求められるカード類の収納にも重宝します。
リング付き キーケース
6連式のキーハンガーを備えるほか、スナップで取り外しが可能なリングも付いているので、キーレスエントリーなど大ぶりのエンジンキーの持ち運びにも重宝します。
金属による摩擦を防ぐため、ライニングにしなやかで耐久性に優れたピッグスエードを採用。ミニポケット1室併載。
キーケース
上記よりひと回り小ぶりな、6連キーハンガーを備えたキーケース。キーを革で完全に包む構造のフォールディングタイプなので、パンツのポケットに入れても生地を傷めず、バッグに入れてもキーが他の収納物に当たって傷をつける心配がありません。
こちらもライニングにピッグスエードを採用。ミニポケット1室を併載する。
IDホルダー
ブライドルレザーに加え、ストラップにカーフを裏地に使用した贅沢なIDカードホルダーは、入社や栄転などを祝うギフトに最適と大好評。
ビニール張りスケルトンのIDカードポケットのほか、名刺などが収まる後ろポケットも装備。長さ調整可能なストラップ(80~92cm)を取り外せば、単体でカード入れとしても使用できます。
キーフォブ
ティアドロップ形のシンプル&クラシカルなキーホルダー。その胴部分には、表にブランドの刻印が、裏にはブライドルレザー製を証明する刻印が施されています。
上質なブライドルレザーが使われているもののプライスがお手頃で、このコストパフォーマンスの高さからギフト用としても大人気のアイテム。真鍮製のキーリングは直径2.5cm。
キーフォブ シュー リフト
ドレスシューズを愛する英国人の発想から生み出されたこのキーホルダーは、メタルブリッジを開くことで靴べらになるというツー・イン・ワンのアイテム。
折りたたんだ状態でコンパクトになるから、デイリービジネスにはもちろん、出張や旅行での携行にとても便利。ブリッジ伸展時の長さは14.5cm。リング径2.5cm。
ヘビー プレイテッド キーフォブ
カウハイドを筒状にしたうえで、手技で編み上げたキーホルダー。
長年使っても伸びが少なく、また、透明性に富むアニリン染めゆえにエイジングも楽しめます。リング径2.5cm。
シングル ブレスレット
メッシュベルトと同じ手法で編み上げられた、金具なしのプリミティブなブレスレット。
細い一巻きタイプだから、色違いの数本を重ねても楽しめます。
ダブルラップ ブレスレット
上記と同じ手法で製作されたブレスレットで、より存在感のある二重巻きタイプ。
金具などが使われていないため、腕時計と重ねづけしても安心です。
メッシュベルト
正式なモデル名は「Plaited Belt=編まれたベルト」で、メッシュベルトは日本での通称。使用する革はブライドルレザーではなく、ラセットレザー(厚みのあるカウハイド)。
ロングセラーの超定番にして、カジュアルからドレスまで、さまざまなスタイルに合わせやすいベルト幅32mm、そしてウエスト幅狭めのドレス系パンツなどと相性のいいベルト幅28mm、2種類あります。
ブライドルレザーベルト
2本のブライドルレザーを縫合して表・裏両面に使い、その中間にパッドを仕込み、コバの切り目を上品に仕上げたドレッシーな3レイヤー・ベルト。
ビジネススタイルにはもちろん、デニムなどカジュアルなコーディネートにも違和感なく対応できるベルト幅32mm、そしてよりドレッシー&エレガントなベルト幅28mm、2種類あります。
ブライドルレザーベルト(一枚革)
裏材は使わず、コバにステッチも施さないワンピース(一枚革)仕立てのブライドルレザー製ベルト。
そのブライドルレザーは馬具由来の素材で、バックルも手綱に使われている金具に似た形状という、馬術大国の英国らしいコダワリが実感できます。
ドレスパンツ、カジュアルパンツの両方に使いやすい28mm幅。
フレンチカーフ ドレスベルト
素材に上質なフランス産カーフを、裏材に素仕上げのカーフを使い、そこにパッドを仕込んだ30mm幅ベルト。
フランス産カーフの繊細さが立体感に富む3レイヤー構造や、光沢の美しい真鍮ニッケルコーティングのバックルなどと相まって、ドレス系アイテムとの着こなしに力を発揮します。
トップ フレーム ブリーフケース
ダレスバッグ、ドクターバッグなどの異称もある、口金(開口部に仕込まれた金属フレーム)式のクラシックなブリーフケース。
ブライドルレザーを贅沢に使用し、真鍮製の錠前も味わいが。内部は仕分け収納ができるよう、3室に仕切られています。モバイル室1、カード室4、ペン差し2本分。
2ポケット ブリーフケース
上記のバッグと並ぶロングセラーの2ハンドルブリーフケース。頑丈なブライドルレザー製で、内側の素材のピッグスエードは摩擦に強く、ハンドルは強固な芯材で補強されています。
A4が収まる大ポケット2室と、スマホなどを収めたい小分けポケット4室を内蔵。外ポケット2室もあり。
ラージトート
中間層がポリウレタンフィルムの特殊3層構造コットンキャンバスは撥水性が高く、ブライドルレザーのトリミングと相まって型崩れにしくいため『自立するトート』の通称も。
オーバーナイターにもなる収納力も自慢。内ポケット2室、サイドポケット2室。
ブライドルレザーフード
失われたオイル分を補い、革に潤いを与えてコンディションを整えるブライドルレザー専用クリーム。
ロウ引き作業で職人が使用しているワックスと同成分のコッドオイル(鱈の脂)、羊や牛の獣油、ホホバオイル、蜜蝋を含有。
■定価:\2500 / 100g
レザーバーム
ホワイトハウスコックスが取り扱っているほぼすべての革(スエード、エナメルを除く)に使えるオールマイティなワックス。
主成分はホホバオイルと蜜蝋で、革の保護から保湿、ツヤ出しに効果を発揮してくれる。
■定価:\2500 / 40g
1.表と裏に手で薄く塗る
2.革全体に伸ばすようブラッシング
3.立てて一晩寝かせる
4.使う前に再度ブラッシングする
※2、3ヵ月に1回のペースでOK。
バックド ブラシ
グリップにブランドロゴ刻印入りのブライドルレザーが貼り付けられた、革小物&ラゲッジ専用馬毛ブラシ。
ホコリの除去、革に塗布したクリームの伸ばし、艶出しなどさまざまな使い方に対応する。毛足は約2.5cm。英国製。
■定価:\6000 / 15.2×4cm
ホワイトハウスコックスが似合う年齢層といえば?
投票数は 100 です。
投票期間:2019年1月15日~5月5日
上記、当サイトのアンケート結果では「20代が似合う」という意見が一番多かったです。総合的に見ると20代~30代に集中しているようでした。
これは「少し背伸びすれば手が届くレザーブランド」という点が一因としてありますが、WHCは場所・服装・年齢を問わないシンプルなデザインですし、もし40代・50代なら大人向けのコレクション選ぶ(リージェントやロンドンカーフ)のも一つの手です。
セトラーとは、ホワイトハウスコックスのディフュージョンブランド(価格を抑えたセカンドライン)。
メイン素材はヴィンテージな風合いが印象的な「ワンワールド」。これはイタリア産原皮をタンニンでなめし、アニリン染料で染めたオイルドヌバック。
手触りがしっとりと心地よく、使い込めば毛羽立ちがなくなるとともに色の濃さ&光沢が増し、さらに手に馴染む。エイジング好きにはたまらない革です。
また、コットンライニングやリサイクルブラスなどパーツ全てが環境に配慮したモノというのも、セトラーの個性といえます。
コインケース付き 2つ折りウォレット
セトラーの定番中の定番ともいえる2つ折り財布。
紙幣や領収書などが仕分け収納できる札入れ2つ、大ぶりフラップ付きのコイン入れ1つ、カード入れ4つ、マルチポケット2つがそれぞれ絶妙なポジションで配されていて、とても使いやすい。
3つ折りウォレット
ホワイトハウスコックスの定番3つ折りウォレットの、これはセトラー版。
鞄に入れるのもよし、パンツのポケットに入れるのもよしの絶妙サイズ。
ジップ コインウォレット ウィズ タブ
収納物が増えても、アジャスタブルなスタップボタン付きストラップで膨らみが抑えられる。
ジッパー付きのコイン室は中仕切りで2室に分かれているので、仕分け収納可。
コインケース
コンパクトながらフラップポケットと、開くとサイドマチが立ち上がる箱マチポケットの2室からなる小銭入れ。
4つ折りすれば紙幣も入るので、ミニ財布として使うこともできます。ライニングに摩擦に強いシープスキンを採用。
キーケース
手のひらサイズながら、キーがはみ出すことなくしっかり収まる3つ折りフォールディングタイプのキーケース。
メタル製キーハンガーは6連タイプで、ライニングはコットンツイル。ミニポケット1室も備えています。
ホワイトハウスコックスを知る上で役だつ、専門用語を解説しています。
アニリン染め
アニリンという合成染料を使った染め方のこと。限りなく透明感のある膜のため、革が生まれ持った表情が生かされる。アニリン仕上げともいう。
型押し
レザー表面に加工、加圧によって凹凸の模様を施すこと。WHCの場合、4種類の型押しレザーが存在する。
菊寄せ
財布の角の強度を高めるため、菊の花状に革をつまんで折り返すディティール。頑強なブライドルレザーで行うには、職人の高い技量が要求される。
こな落とし
ブルーム(ブライドルレザーの表面に見える白い粉状のもの)をブラッシングして落とすこと。とくに、新品購入時に店頭でショップスタッフによって行われる、WHCファンにとっての一種の通過儀礼のようなもの。
ジップラウンド
ICカード類の増加により、2010年以降ブレイクした大型のジップラウンドウォレット。ジップタイプゆえに、サイフの角が折れず、型崩れしにくいなどのメリットもある。
スティーブン・コックス
5代目ホワイトハウスコックス社長。日本のマーケットを熟知し、無理難題な別注も可能な限り受けるお方
セトラー
ホワイトハウスコックスのセカンドライン。本家の魅力をリーズナブルなプライスで展開。他ブランドのようにただの廉価版というワケではなく、ワールドレザーと呼ばれる独自の味だし革を採用し、本家とは異なる魅力でファンも多い。
セレクトショップ
バイヤーのセンスで商品を選び、品揃えするショップ。この言葉を最初に使い始めたのはビギンだと言われている。
タンナー
動物の「皮」を「革」に加工する業者。
タンニンなめし
通常はミモザなどの天然原料を使用して皮をなめすこと。
ホリデーライン
クリスマスのギフトシーズンに向けた限定モデルのこと。WHCが直々にチョイスした2配色が与えられ、毎年完売がお約束となっています。
メンズファッションブランドナビ編集部
“本当に正しい情報だけ”を目指し、その分野において「雑誌掲載の実績・専門家の評価・人々の話題性」など、相応しいブランドだけを掲載しています。