ピカピカにする方法~鈍い光沢は残す方法まで、3種類を紹介!
購入時には、光輝くツヤを持っていたアクセサリーも、毎日つけて暮らすうちに、自然とその輝きは失われていきます。そんなツヤを取り戻すためには、クリーニングとケアが大切です。
クリーニンググッズは大きく分けて2種類、細かな研磨剤によって磨くタイプと薬品に浸けることで化学変化によって掃除するものがあります。どちらのタイプにおいても見違えるほどの変化が現れるので、お手入れという作業がヤミツキになるはず。今回は3種類のクリーニンググッズを使って実際にお手入れしてみましょう!
シルバーアクセサリーお手入れ方法
ファーストアローズ
彫金家 伊藤一也さん
「01」 シルバーポリッシュクロス
研磨剤が付着したポリッシュクロス。515円
「02」 シルバーポリッシュ
研磨用のポリッシュクリーム。308円
「03」 スピーディップ
液体に付けるスピーディップ。977円
「01」 まずはポリッシュクロスで磨く!
すでに研磨剤が付着しているポリッシュクロスは、これ一枚でケアが完了する
指に巻き付けるようにして磨いていくと、どんどんと輝きが蘇るのがわかる
「02」 研磨剤で丹念に磨く
青く変色してしまった頑固な汚れ。こうなると早急な手入れをしたいものです
クリームタイプは、ウエスや布などに、少量を取り出して使う
こちらもウエスを指に巻きつけるようにして磨くことで、鏡面が蘇る
「03」 スピーディップでピカピカに
科学変化によって汚れを落とす「スピーディップ」は指に付着しないように
ピンセットなどで慎重に、約10秒ほど液体に浸けてみると…
半分だけ液体に浸けてみたところ、このようにはっきりと変化が現れる
金子 剛さん
メインテナンスで使うのは、どこでも手に入る台所用のスポンジのみ。汚れを落としてピカピカに磨きあげるのではなく、もともとの燻し仕上げの黒ずみやマットな質感を残しながら、余分な汚れを落とすのでコレだけで十分です。
どこにでも売っている洗浄用スポンジの目の粗い方を使って全体を磨く。汚れがある部分の汚れが落ちるのはもちろんのこと、磨かれている部分には荒い擦りキズが付くので、迫力のあるマットな質感に仕上がります。
シルバーも同様に、スポンジの洗い面で磨く。磨くといよりも擦るという表現が近いかも。あまりやりすぎると光沢が出て来てしまうので、光らせたくないという人はほどほどのところでストップすること。逆に柔らかい面で磨くとツヤが出てくる。
亀屋康弘さん
鈍い光沢感を残すため、使用するのはウエス(布)のみ。もちろんビッカピカに磨き上げるのであれば、市販のシルバーポリッシュ剤を使用するのもアリ。しかし大抵は硫化防止剤が配合され、長期間の黒ずみを防止してしまうので、渋い味わいを出すなら使わないのがベターです。
基本、乾拭きのみのメインテナンスをするだけですが、磨く際にちょっとしたコツを加えています。それは彫金された表面に浮き出た硫化部分をすべて落としきらず、適度に残すということ。エッジ部分の汚れのみ落とせば味わい深い表情を見せる。
逆にしっかりと磨くのはリングの内部。この部分が黒ずんでしまうと、装着後に指(スカーフ)へ汚れが付いてしまうから。ウエスをしっかりと指先に巻きつけ、力を込めて回転させながら磨くのが、しっかりと汚れを落とすコツなんです。
メンズファッションブランドナビ編集部
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