■レザー
■スエード
■ニット
ワンバイワンイコール 店主・金岩 宏さん
メンテナンスといっても特別な道具は使わないし、専用のケアグッズがなくても衣料用洗剤や普通の石けん、消しゴムなどで代用可能。週末にじっくり取り組もう。
大事な靴を丸洗いするのはちょっと抵抗がある人や時間がとれない人は、この工程を行うだけでも十分きれいになる。ほぼすべてのタイプのスニーカーに共通するケア方法を学ぼう。
ふだんのお手入れでもブラッシングはマスト!
特にレザースニーカーは表面の水分をホコリが吸収し、レザーの乾燥の原因に。馬毛ブラシなどで毎日ブラッシングを
ソールにつまったゴミを取り除く。
つまようじなど、先の尖ったもので溝の小石やゴミを取るときれいになるうえに水洗いもしやすい。綿棒も便利です
くるりと巻いたガムテで内側をペタペタ。
ガムテープで汚れを取る。写真のように内側のホコリを取るほか、インソールも取り出して表面の汚れを取る。掃除機で吸うのもOK
洗剤を入れた水で靴ひもを2度洗い。
洗濯機よりも、手洗いの方が傷みにくい。薄い色の靴ひもは、ひも通しの金具が錆びて黒くなりやすいので重点的に
軽い汚れであればワイプでも十分!
アッパー全体を優しくぬぐう。「出先でもサッと汚れを落とせるので、スニーカー専用のクリーナーワイプはあると便利
ソールの汚れは消しゴムで落とす。
スニーカー専用消しゴムは傷みにくいのですが、普通の消しゴムでもOK。角の尖った部分で縫い目の細かい汚れも落とす
ここからは素材別での細かなメンテナンス方法をご紹介しています。
レザーやスエードなど、素材ごとにクリーニング方法も異なります。最適な方法でケアしましょう!
水気を残さず、保湿をしっかりすることが重要です。
泡立てたブラシで優しくこする。
乾燥時のシワなどのトラブルを避けるため、レザーの丸洗いは避けた方が無難。その点、スニーカー専用の泡クリーナーを使えば最低限の水で済むので安心です。泡で汚れを落とし、布などで丁寧に拭き取っていきましょう。
レザーを洗った後は必ず油分を補給!
お肌と一緒で、洗った後は乾燥を防ぐために必ず保湿させます。皮に栄養を与えて長持ちさせる意味でも大事ですね。スニーカー専用の保湿クリームのほか、紳士靴用クリームを使うのもアリだという。
縫い目のほつれは炙って処理する。
糸のほつれは進行すると形崩れの原因に。糸切りばさみで切り、ライターで左右に振るように炙るとキレイになります。レザー素材は、案外焦げることはないです。ただしナイロン製のスニーカーは溶けるのでNG
水で洗わず、ブラシでホコリや汚れを落とす。素材の色の濃さによっても道具を変えましょう。
起毛した表面のホコリをかき出すようにブラシがけ。
真ちゅう製のブラシなどで軽くなでて、表面の汚れをかき出す。淡色のスウェードは傷が付きやすいので、生ゴム(ラバー素材のスニーカー向け汚れ落とし)を使うといい
ブラッシングの後は栄養ミストで保湿。
「スウェードは、使い込むうちに色褪せてきちゃうんです。ブラッシングの後は、レザーやスウェード用の栄養ミストや補色用のミストをかけて。毛並みが固くなるのを防ぐ効果も!
ランニングシューズ系に多いニット素材のスニーカーは、汗をかく分汚れやすい。毛羽立ちや毛玉ができないように、とにかく優しく洗うのがセオリーです。
ブラシはNG! スポンジで洗おう。
手洗いやタオルを使うのもOK。お風呂に入ったときにシャンプーや石けんで一緒に洗うのもアリ
新聞紙を中に入れ、陰干しして終了。
やわらかい素材は形崩れしやすいんです。新聞紙を中に入れて、縮まないよう陰干ししましょう
キャンバス素材は、ヴァルカナイズドソールであればブラシで洗っても大丈夫ただし数か月履いたものは、接着部分が弱くなっている場合もあるので注意しましょう。
泡立てながらアッパーを洗う。
靴全体を水でぬらし、ブラシに適量のスニーカー用洗剤(もしくは衣料用洗剤)を付け、泡立てながら優しく洗い、水でよくすすぐ
タオルで水気を取り、干すときは陰干し。
消臭効果のある乾燥剤を入れると、乾くのが早い上に生乾きのにおいが防げますよ。ない場合は丸めまた新聞紙
メンズファッションブランドナビ編集部
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