エイジング・経年変化が楽しめる!革財布ブランド大全
何年も使える、そして使い込めばほどに味わい深く変化する……。
今回はそんな『エイジングを楽しむのに最適な革財布ブランドランキング』と、経年変化の評判、名品財布、メンテ(お手入れ)まで徹底紹介!
■1位:革蛸(かわたこ)
■2位:ワイルドスワンズ
■3位:ダコタ
■4位:ホワイトハウスコックス
■5位:イルビゾンテ
■6位:セトラー
■モト
■ヘルツ
■ヴァスコ
■ポーター
■クランプ
■ブッテロ
■ファーロ
■ノマドイ
■キプリス
>> 革蛸 公式サイトへ
価格帯:28,000円~168,000円
レザー製品をメインに展開する2007年設立の日本ブランド。
革財布は厚みがありアメカジ系のデザインが特徴。とにかく頑丈でエイジングにも向いており、末永く使えるのが魅力。
>> ワイルドスワンズ公式サイトへ
価格帯:42,000円~58,000円
上質な素材を選び、丁寧な縫製と仕上げで「長く良い状態で使えるものづくり」を基本とする日本の皮革製品ブランド。
何年使用しても型崩れしにくく、味わいある経年変化を生みやすい革財布ばかり。
>> ダコタ公式サイトへ
価格帯:12,000円~24,000円
天然素材の風合いと質感を活かす革財布・革バッグをメインとする、日本のカジュアルレザーブランド。革素材ながらリーズナブルな価格帯も魅力。
>> ホワイトハウスコックス通販サイトへ
価格帯:36,000円~48,000円
1875年創業。100年以上もの間、馬具・鞄・財布など多彩なレザーグッズを作り続けるイギリスの皮革製品ブランド。
特に強く耐久性に優れた「イングリッシュブライドルレザーの革製品」は同ブランドの代名詞であり雑誌掲載も数多い。
>> イルビゾンテ公式サイトへ
価格帯:22,000円~48,000円
イタリア・フィレンツェ発のバッグ&革製品のブランド。クタッとしたラフな風合いのエイジングが楽しめます。
>> セトラー通販サイトへ
価格帯:16,000円~28,000円
ホワイトハウスコックス社のデフュージョンブランド(普及ブランド)。
財布の革は十分厚みがある一枚革を使用しています。
極上の革使いに経年変化への深い造詣。それらを持ち合わせた15つの気鋭ブランドが手がける、ツウも唸らす名作たちをピックアップ。
卓越した技術とセンスが光る真の名門
ヨーロッパを放浪した経験を元に、独学でレザークラフトを修めた本池秀夫氏が1971年に設立。過剰な装飾ではなく、革本来の風合いを活かしたモノ作りと、普遍的でも洗練されたデザインは、エイジングにはあつらえ向け。
上質なイタリアンレザーを使い、手縫いで仕上げたふたつ折りタイプ。約1年の使用でここまでの風合いに。
■2万2000円
ツートーンが洒脱なカードケース。上のアイテムと同じ同素材ですが、色ごとの風合いの変化の違いがおもしろい。
■1万2000円
経年で生まれた独特の光沢で、シックな黒に武骨さと品格を
ラティーゴと呼ばれるハリのある革を使った長財布。太番手のステッチを効かせただけのシンプルなデザインで、風合いの変化がより顕著に味わえる。上の写真は2年間、ほぼ毎日使用したサンプルで、光沢の深みが増し、重厚な印象に。
■W19×H10×D3cm / 2万円(ヘルツ)
上品で繊細な濃淡を強調する独自のフォルム
側面のステッチが露出しない、袋状の縫製で仕上げた一品は、中央を折り返して使うクラッチ型。その曲線的で柔らかなフォルムが、シボ感のあるカウレザーの質感をさらに引き立てる。独特のアタリが出るのも、立体的な形状だからこそ
■W20×H9.5×D2cm / 2万1000円(HEMT PR)
重厚感と透明感が相反する表情がのぞく発色が洒脱
約4年の使用によって艶と色気を増したレザーは、イタリアはトスカーナ地方の名門タンナー〈コンセリア800社〉の“トスカーノ リーショ”というヌメ革。はっきりとしたエイジングは、芯まで染料とオイルが染み渡っているからこそ。
■W19×H9.5×D2cm / 3万5000円(ヴァスコ ショールーム)
使うほどに深みを増すブルーのトーンは、まさに唯一無二
2010年の登場以来、定番アイテムとして人気を博す3フォールドウオレット“ポーター ウォール”。ロウ引き仕上げのカウレザーは、ショルダー部分を使用。表面のロウが落ちて馴染むにつれ、美しいブルーがのぞいてくるのが魅力。
■W8×H12.5cm / 2万1500円(吉田)
ピット層と呼ばれるプールのような施設で、ミモザタンニンという植物由来の原料のみを使ってしたAランクのステアレザー製。2年間をかけた使用によって表れた味わい深くもクリーンな風合いは、製品後に表面やコバなどに手作業で磨きをかけているからこそ。
■W13×H9×D2cm / 2万5000円
ふたつの角を落としたようなフォルムが特徴的な継続品。国産ステアハイドを使用し、手揉みややすり掛け、型押しにオイルアップなど、さまざまな行程を経ているため、新品から深い味わいが漂う。使い込むことで、さらに自然な表情に馴染んでいくのが魅力的だ。
■W19×H11×D2.5cm / 2万4000円
元々馬具に使われており、ロウをたっぷりと使用して鞣した英国の伝統素材であるブライドルレザーを、外側だけでなく内側にも使用したマネークリップ付きモデル。こちらは7年間使用しているため、ブライドルレザー特有の経年変化を感じさせる。
■W12×H9cm / 1万9000円
普遍的なラウンドジップタイプですが、一般的な長財布よりも少しだけ大きめのサイズ感で革の質感がより顕著になっている。〈ブッテロ〉の母国イタリアのタンナーから最上級のカウレザーを取り寄せ、職人の手作業で仕上げることでこの風合いが表現される。
■W20×H12×D2cm / 3万6000円
木目のような濃淡が出たブラウンのウオレットですが、3年間使い込む以前の色合いはキャメル。この味わい深さは、ヌメ革に柿渋染めという日本の伝統的な技術で染色することによってうまれるもの。札バサミに大きなコインケースを付けた独特の形状も洒脱。
■W11×H8.5cm / 2万6000円
シーズン毎に新たなカラーバリエーションを追加して展開されるスタッズ付きのウオレット。手に優しく馴染むシボ革は、カウレザーに型押しを施すことによって表現されている。スタッズの光沢と相まって、使用開始から2年を経た今でも、しっかりと気品の漂う質感に。
■W18.5×H9.5×D1.5cm / 6万8000円
過剰な装飾を省いた、使いやすい三方ジップのロングウオレット。ブランド独自のレシピで鞣したカーフ素材は、3年間毎日携行したことにより、細やかなシボ感がよりはっきりと際立っている。磨きのかかったエクセラジップの輝きとの対比も洗練された意匠。
■W19.5×H10×D2cm / 5万5000円
ブランドを象徴する人気モデル“アラバマ”。その魅力ひとつが、北産のステアレザーのやわらかくも骨太な素材感。ベジタブルタンニン鞣し、ワックスを掛けてロウを塗り込み、最後にアイロンを掛けて定させているという、実に手の込んだレザーだ。
■W19.5×H10×D2.2cm / 2万2000円
英国の職人気質と伝統が詰まった王室御用達の名作
80年以上の歴史を持つ英国の老舗の定番モデルが、最高級のブライドルレザーを使用したウオレット。新品での美しい光沢に、クリームを塗りつつ使い込むことで自然な柔らかさが加わっている。こちらは外側がネイビー、内側がイエローという配色で、さらに洒脱。
■W11.4×H9×D2.5cm / 3万7000円
色の深みが増していき生まれる自然な光沢が魅力
馬革の中でも、繊維の密度が群を抜いて高くなる、尻部分のみがコードヴァンと呼称される。こちらは何ヵ月もかけて鞣しを行ない、無染色のまま艶出し加工を施した、牛革に比べ強靭で希少価値の高い逸品。淡い茶からアメ色に替わっていく様はまさに圧巻だ。
■W11×H9.5×D2cm / 3万6000円
武骨なサドルレザーには昔ながらの製法がよく似合う
ベルギー〈マシェア社〉のサドルプルアップレザーはオイルを豊富に含み、厚手なぶん経年変化のペースは遅い。半面、育てる楽しみとその後の味わい深さは格別だ。左はその兆候が顕著な1年半のユーズドで、旧式ミシンによる丁寧なステッチも秀逸。
■W14×H9.5×D2.5cm / 3万9500円
LEATHER ARTS & CRAFTS MOTO
本池大介さん
全体をやさしくブラシがけ
ブラシで表面やステッチの目地に入ったホコリなどを取る。細かい部分まで入念に。
クリームで革に栄養と艶を
特に植物タンニン鞣しの場合には、自然な風合いを壊さない無色のクリームが最適だ。
コバの部分も忘れずに
ステッチ部分を避けつつ、ごく少量ずつ塗り込む。厚塗りはシミの原因になるので厳禁。
最後に内側にもクリームを
見落としがちですが、内側の風合いも大事な要素。特にフラップ下などは入念に行なおう。
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メンズファッションブランドナビ編集部
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