“はじめてのイタリア服”はココで。
オトコを格上げする計算されたシルエット、高品質な素材使い、美しい発色、ブランド力 etc ──。
投資してでも買うべき価値のあるイタリアのファッションブランド。上質を知る大人たちが愛するブランドゆえ、雑誌LEON、MEN’S EX、UOMO、OCEANSなど、年齢層が上がるにつれて掲載確率が多くなっていくのも特徴のひとつです。
とはいえネックなのは価格。シャツは3万円、パンツは4万円なんて当たり前で、一般的にはなかなか手が届きません。
そこで今回は「イタリアファッション入門」に最適な、コストパフォーマンスに優れたイタリアブランドを厳選しました。まずはその“良さ”を知り、少しずつ本格的なイタリアブランドに触れていくのも、おしゃれの楽しみだと思います。
①パンツ編
■シビリア
■ソリード
■バフィー
■イーヴォ
■パルト
■ミダ
■デュノ
④その他
価格帯:26,000円~36,000円
イタリアントラッドな「スリムパンツ」を味わうならココ。2005年の創業から、細身パンツを作り続けるパンツ専業ブランド。
もともと有名メゾンのOEMを手掛けていたという背景・実力も申し分なし。価格もイタリアブランドでは入門的な2万円後半~。
出典:http://wrtrhtjr.imagine117.net/
特徴はスリムフィットとスキニーの中間的な“ピチピチにならない絶妙なスリムフィット”で、日本人の脚も長く美しく見せます。
また、身長が低い160cm代の人でも美脚効果あり。ストレッチが効いていて楽ちんはき心地も見逃せない長所。
価格帯:20,000円~30,000円
近年は値上げで25,000円くらいになってしまいましたが、まだまだ入門には外せないナポリのパンツブランド。
創業は1952年と古く、伝統的なサルトリアーレの技法を継承し、現在もメイド・イン・イタリアにこだわり続ける老舗です。
全体的にテーパードのかかったスリムフィットが主軸。ほどよいスリムは「体型を選ばず」着こなせるのが魅力です(特に美脚スラックスは人気が高いです)。
また老舗ながら流行にも敏感で、パンツのトレンドである2プリーツ、1プリーツも多いです。
価格帯:19,000円~28,000円
日本ではまだ知る人ぞ知る存在。パンツ専門ファクトリーとして30年以上の歴史をもつ「フォーテンインダストリー社」が設立したパンツブランド。
サルトリアの技術を取り入れながらも、革新的なデザインに果敢にチャレンジしていく“攻め”が持ち味。洒落者の心をくすぐる、ちょっと攻めたパンツが揃います。
特徴はチノ、コーデュロイ、ジャージなどなど多彩な素材使いによる、ドレスからカジュアルまでの多彩なラインナップ。
「普通のパンツじゃ物足りない!」そんなオシャレ好きにハマるはず。また、脚のラインに沿う絶品シルエットは言わずもがな。
価格帯:20,000円~26,000円
ストレッチやウエストゴム、リブなど、楽でキレイな「リラックス系」パンツに強みあり。イタリアと日本でグローバルに展開している、ちょっと珍しいパンツメインのブランド。
創業は2010年。世界トップクラスの染色・縫製・加工による大人のパンツをテーマに掲げ、現在はアパレル分野にも着手。
自社で生地開発を行っているので、はき心地の快適さと見た目の美しさを兼ねている、そんな所が“楽ちんでキレイ”のヒミツ。
カジュアル色の強いリブパンツをジャケパンの外しに使うもよし、ハイパーストレッチの快適チノパンでアクティブな日を楽しむのもよし、楽しみの幅は広いです。
価格帯:23,000円~33,000円
1975年に南イタリア・プーリアで創業したパンツ専業会社「ICOMAN 2000 s.r.l.」のオリジナルブランド。2004年に設立され、2014年に日本上陸を果たしました。
生地からパーツまで100%イタリア製が信条で、キュロット型の「SAKE」、ベルトレスの「BtoB」など変り種なパンツ多し。
ここ数年はキュロット型など“クセのあるパンツ”が多いベルウィッチ。どちらかといえば身長の高い人のハズシ的要素として使うのがおすすめです。
価格帯:19,000円~26,000円
イタリア製シャツを気軽に楽しめる定番どころ。GUY ROVERは、高級ブランドのシャツを生産していたファクトリー「サンフォート社」が手掛けるシャツ専業ブランド。
“マシンメイドによる最高級シャツ”をテーマに、ドレスからカジュアルシャツまで広く展開。夏はポロシャツも人気です。
コスパの秘密はオールマシンメイド。とはいえ動きやすさと着心地のよさ、そして身体を包み込むようなフィット感、イタリアンシャツの醍醐味をしっかり味わえます。
無地や柄物はもちろん、ワイドカラーからボタンダウンといった襟の種類も多彩で、まさに「シャツ入門」にベスト。
価格帯:22,000円~29,000円
身体に沿うフィッティングながら窮屈さを感じない“イタリアンサルト”の技術を味わえるシャツブランド。
ハンドメイドの工程を駆使しながらも2万円台と、他に類を見ないコストパフォーマンス。近年はジャケットやパンツも展開するなど成長著しい。
王道の白シャツ、クリーンなデニムシャツ、洒脱なカラーシャツなど多彩。第二ボタンを開けると見える「美しいVライン」も特筆モノ。ハンドメイドで2万円台はさすがです。
価格帯:15,000円~30,000円
良心的価格のイタリアンニットで、今1番勢いのある注目株。日本進出が2017年ゆえに知名度こそ低いですが、あのランバンやドルチェ&ガッパーナのOMEも手掛ける実力ニットメーカー「Doratex社」のオリジナルブランド。
ニットアイテムは高級感のあるメリノやカシミアを使用しており、美しさと価格のバランスが両立されています。
出典:http://www.ring-store.jp/
タートルネック、ダブルブレスト、ジャケット型など、デザインは大人好みのイタリアンモダン。傾向としては高級ニットブランドのクルチアーニに似ています。クセがなく着まわしやすい点もポイント。
価格帯:20,000円~26,000円
ざっくりほっこり、優しげなローゲージやミドルゲージが得意。BAFYは欧州の有名ブランドのOEMなどを手掛けていた、イタリア屈指のニットファクトリーブランド。
日本での取り扱いは少ないですが、本国イタリアでは350店舗、そしてパリ、ロンドン、ニューヨークなど世界50店舗で展開されています。
メインは、高級ウールを原料にしたローゲージニット。そして緩急をつけた“デザイン性のある編み”が持ち味。一枚で着ていてもサマになりますし、インナーにすれば奥行きのある着こなしが完成します。
価格帯:22,000円~45,000円
トレンドを巧みに取り入れた“攻めたデザイン”が多いニットウェアブランド。こちらもプラダをはじめとしたビッグメゾンの生産を請け負う、折り紙付きの実力派。
1981年に創業し、素材は紡績業者から仕入れた最高品質で、デザインは全て自社オリジナル。今年はビームスでも取り扱いあり。
おしゃれな柄や生地感が目を引く「デザインニット」に強みあり。イタリアブランド入門としては初心者向きですが、ファッションとしては上級者向きとなります。
価格帯:49,000円~62,000円
イタリアンテーラードジャケットを、Tシャツ感覚で気軽に楽しめるようにと2014年設立。イタリアの重衣料ブランドのトネッロ(キートンなど名門スーツブランドで活躍したレンゾ氏が手掛ける)新レーベル。
サルトリアの技術を駆使したイタリア製ながら5~6万円と、驚くべきプライス。
休日~ビジネスカジュアルにも使える上品なジャケット、遊びの一手として楽しめるチェックジャケットなど、大人が頼れるジャケットが見つかります。
価格帯:58,000円~125,000円
イタリアンクラシコを体現するジャケットとコートが有名な、イタリア屈指の一大ファクトリーブランド。世界有数のメゾンブランドのスーツを30年以上作り続けた高い縫製技術をひっさげ、1978年に設立。
価格は決して安くないですが、イタリアを代表するブランドのひとつ(高い知名度)、普遍的に長く使えるデザインなので、“はじめて”の方にもおすすめできます。
入門としては価格の高い部類になります。しかし着る者を引き立てる仕立ての美しさ、流行に左右されにくいデザインゆえ、“投資”として購入して損はない鉄板ブランドです。
価格帯:68,000円~120,000円
普通とはひと味違う、スタイリッシュかつスポーティなコートが揃う専業ブランド。
誕生は2010年と最近ですが、Kitonグループの全盛期を支えたファビオ氏がディレクターを務める磐石の構え。
生地や色、シルエットに“ひとクセ”ありつつも男らしい色気はしっかり。コートの他にも、シャカシャカ系のM65なども展開しています。
価格帯:75,000円~110,000円
HEVOとは逆に、トラディショナルなコートが揃う専業ブランド。
本国イタリアの素材やパーツを使い、全て熟練職人による製作という贅沢仕様ながらも価格は抑えています。
スーツにも羽織れる“正統派デザイン”が主軸。着まわしやすく価格もだいたい8万円前後と、こなれています。
価格帯:100,000円~180,000円
もともとイタリア好きだけが知るマイナーブランドでしたが、その良さがジワジワと浸透し、今や雑誌掲載やセレクトショップ別注多数のメジャーなブランドへと成長。
EMMETIは、1975年にフィレンツェ郊外のヴィンチで創業した、レザーアウターを中心としたブランド。男臭いレザーアウターを、ラグジュアリーアウターへと昇華した先駆者的存在。
出典:https://sugawara-ltd.com
人体を熟知したタイトすぎないスリムフィッティング、高品質ながらも手が届きやすいレザージャケットは十八番!
メゾンブランドなら30万円するクオリティが12万円ほどで買える、そんな所が人気爆発している理由です。
価格帯:33,000円~43,000円
ミリタリーやワークを基軸とした「男らしさ」と「イタリアの感性」を兼ねるアウターブランド。
今月号のLEONに掲載されたM65ミリタリージャケットなど、カッコいい大人を後押しするアウターが揃います。
出典:https://zabou.org/
代名詞のM65をはじめ、スイングトップなど男らしいブルゾンが主軸。“ちょいワル”を気取るにちょうどよい塩梅です。
価格帯:78,000円~98,000円
テーラリング技術による“着ぶくれ知らず”なダウンウェアが味わえる、2012年創業のアウターブランド。
日本では昨年あたりから少しずつ露出(雑誌掲載など)が増えており、またまだ新鋭的な存在です。
出典:https://market.e-begin.jp/
上記の雑誌「Begin」にも書いてあるとおり、15万円クラスのオーラが確実にあります。
また、ベーシックなデザインはオン・オフの両方で活躍しますし、防風・撥水性に優れた素材を使うなど機能性も申し分ありません。
価格帯:18,000円~25,000円
1733年創業。世界最古の歴史を持つイタリア王室御用達の高級毛織物メーカー。
代名詞であるカシミアマフラーは高貴な雰囲気をまとっており、イタリアでは最高のステイタスを誇る。
出典:http://www.guji-online.com/
写真はカシミア&シルク混のマフラー。シルクの上品な光沢×カシミアの風合いは、いつもの秋冬スタイルを格上げします。また、美しい発色もイタリアブランドならでは。
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メンズファッションブランドナビ編集部
“本当に正しい情報だけ”を目指し、その分野において「雑誌掲載の実績・専門家の評価・人々の話題性」など、相応しいブランドだけを掲載しています。