タフ&スマート。「オン・オフ兼用ダウン」の立役者!
180年以上続く米国最古のアウトドアブランド『ウールリッチ』。名作ダウンジャケット「アークティックパーカー」が大ヒットし、今や高級ダウンに欠かせないブランドの1つになっています。
今回はそんなウールリッチの歴史・人気ダウン、気になるサイズ感など、知っておきたい情報を解説しています!
1.ウールリッチとは
3.ウールリッチの人気モデルランキング(10選)
■1位:ニュー アークティックパーカー(アークティックパーカー)
■2位:ゴアテックス マウンテンパーカー
■4位:アリューシャン ベスト
■6位:アラスカンパーカー
■9位:ロロピアーナ マウンテンパーカー
■10位:マウンテンパーカー
「アメリカ初の毛織工場」から歴史は始まった
米国発の元祖アウトドアウェアブランドにして、180年以上もの長い歴史を誇るウールリッチ。1830年、ペンシルバニア州ブラムランに、ジョン・リッチ2世がアメリカ国内初の毛織工場を建設したのがすべての始まり。
1939年からは3年にわたり南極大陸探検隊にウェアを提供。その後、第二次世界大戦時に軍需品の莫大な需要を引き受けることで、原料から製品までの一貫生産を行える最も信頼のおけるメーカーとして急成長を遂げ、現在へと至る。
ウールリッチがブレイクしたきっかけ
きっかけになったのは1972年、アラスカでパイプライン建設用に開発された極寒地用作業着だった「アークティックパーカー」。
これをイタリアのサッカーの名門チーム「A.Cミラン」がベンチウォーマーに採用し、イタリアでブレイク。さらにイタリアの伊達男たちがジャケパンのハズシとして着るようになり、ダウンウェアとして再評価されることに。
そして2012年に、シルエットを今どきにモディファイした「ニュー アークティックパーカー」が誕生し大ヒット。ウールリッチ=ダウンウェアという流れを作りました。
実は「あのチェック柄」の元祖なんです
今やアメリカンカジュアルを代表する赤×黒の柄「バッファローチェック」はウールリッチが世に送り出したもの。
これはハンティングの際にハンター同士の誤射を防ぐために同社が開発したもので、現在もブランドのアイコンとして親しまれています。
アメリカブランドということもあり、サイジングは少し大きめ。ですので、日本サイズより「ワンサイズ小さい」ものを選ぶのがベターです。
■160cm台 → XS(標準) S(少しゆったり)
■170cm台 → XS(タイト) S(標準) M(少しゆったり)
■180cm台 → S(タイト) M(標準) L(少しゆったり)
※雑誌 MEN’S EXより(着用モデル名:ニュー アークティックパーカー)
休日使いはもちろん、「ジャケットが隠れる着丈・袖リブが外に出ていない」ため、仕事着のアウターとしても着まわせます。
色は、休日使いを重視するならカーキ or ベージュ、仕事使いもある程度重視するならブラック or ネイビーがおすすめです。
英語モデル名:NEW ARCTIC PARKA
5色展開 9万5000円
ブランドを代表するベストセラー!
1972年に開発された、アラスカの極寒地作業用ウェアをルーツとする歴史深いモデル。
マイナス40度の環境にすら耐えるギア由来の本格的な作りに加えて、ビジネスにも着まわしやすい汎用性が人気を呼び、不動の人気No.1を保っています。
素材は60/40クロスとコヨーテファーのコンビ。タウンユースに適したダウン量によって、シルエットはすっきり。派生モデルやセレクショップ別注も多彩です。
ちなみにシルエットはシーズン毎にアップデートされていますが、ベースは1972年代に誕生したオリジナルを継承。
ニュー アークティックパーカー
が似合う年齢層(年代)といえば?
英語モデル名:GORE-TEX MOUNTAIN PARKA
3色展開 10万8000円
「堅牢性×保温力」を高めた本格ポテンシャル!
素材にゴアテックスが使われたヘビーデューティな防水&防風ダウン。70年代のシェルジャケットを復刻したデザインとなっている。袖口にはインナーリブが装着されていて、隙間風を寄せ付けない。
ゴアテックス マウンテンパーカー
が似合う年齢といえば?
英語モデル名:GTX MOUNTAIN JACKET
3色展開 9万8000円
アメリカ国内初のゴアテックスアウターを復刻!
上記マウテンパーカーと同じく、ゴアテックスを採用していた1970年代のティトンシリーズを、現代的かつ中綿仕様へとリファインさせたモデル。
こちらは「ショート丈」。リブ袖により防寒性も担保している。
ゴアテックス マウンテンジャケット
が似合う年齢といえば?
英語モデル名:AULETIAN VEST
3色展開 6万8000円
狩猟用に開発された60/40クロス製ベスト
コットン60%、ナイロン40%の比率からなる60/40クロス使いのダウンベストは、70年代に山岳地での狩猟用に開発。撥水性&防汚性を向上させるため、表地にはテフロン加工を施している。
アリューシャン ベスト
が似合う年齢といえば?
英語モデル名:LAMINATED COTTON PARKA
3色展開 10万8000円
ゆったり&ガッシリで男らしい顔つきに!
2017年登場。「ニュー アークティックパーカー」の派生モデルで、素材やシルエット、ディティールをアレンジし(下記参照)、より男らしい雰囲気へとした一着。
60/40クロスと比べてハリのある質感の撥水加工コットンを使用。シルエットは着丈・身幅ともにひと回り大きく設定され、ジャケットをしっかり覆うバランスに設計されている。また前立ての襟部分が高めにとられた首周りも無骨さを高めている。
ラミネーテッドコットンパーカー
が似合う年齢といえば?
英語モデル名:ALASKAN PARKA
2色展開 11万4000円
レトロな雰囲気×現代的フィッティング!
1950年代にあったアルパイン用ダウンからインスピレーションを得て製作。高密度な綿地はテフロン加工で機能的に仕上げている。フードは脱着式、ポケット裏はフリース素材と、各種ディティールも実用本位!
アラスカンパーカー
が似合う年齢といえば?
英語モデル名:NEW ARCTIC PARKA NF
4色展開 8万8000円
スポーティな新作!
2018年に登場した新型で、NFとは「ノンファー=ファー無し」のこと。
アークティックパーカのデザインを踏襲しつつ、軽快な印象を高めるファーなしに加え、着丈を約5cm長く、前立てありにすることで「スポーティ」に仕上げた。適度に細身の形状も特徴です。
ニュー アークティックパーカー NF
が似合う年齢といえば?
英語モデル名:SUPERIOR ARCTIC PARKA
2色展開 11万8800円
最新技術を凝縮したフラッグシップモデル!
最新テクノロジーを盛り込んだ「アウトドアコレクション(2018年スタート)」を代表する新型。
素材は耐久性の高い200デニールナイロンのゴアテックス。中綿は2重構造になっており、外側は濡れに強いプリマロフト、内側は遠赤外線効果のある光電子ファイバー入りダウン。
さらに雨風を防ぐ二重折りポケット、防水・防風・防寒性に優れる袖リブ 他など、雨や雪の中でも確実に保温力を保つプロスペックな一着。
スーペリア アークティックパーカー
が似合う年齢といえば?
英語モデル名:LP MOUNTAIN PARKA
2色展開 13万5000円
高級生地メーカー「ロロ・ピアーナ」の生地を採用!
ロロピアーナ社製のウール地は、同社の最先端テクノロジーである“ストームシステム”により天然素材でありながら完全防水を実現。
フロントボタンが見えない比翼仕立てのため、ビジネス使いもいけるクリーンな表情。こちらは「マウンテンジャケット」タイプも展開している。
ロロピアーナ マウンテンパーカー
が似合う年齢といえば?
英語モデル名:MOUNTAIN PARKA
3色展開 9万7000円
独立着用できるインナーダウン付き!
オーセンティックな佇まいのマウンテンパーカー型ダウンは、中に迷彩柄のインナーダウンが付属。これは単体着用もできるので、1着で2度オイシイ!
ジャケットの表地はテフロン加工の60/40クロス。
マウンテンパーカー
が似合う年齢といえば?
「こんな仕様を待ってました!」
あったらいいのに……に応えた、セレクトショップ別注モデルをご紹介。
11万円 3色展開
都会的にブラッシュアップしたアークティック!
素材を光沢のあるゴアテックス、そしてファー無しにアレンジした別注。
さらにボタンやドローコードの紐などを黒色に統一し、モダンかつ都会的な一着へと仕上げた。
8万9000円 2色展開
「シンプルイズベスト」を追求したファー無し
ニューアークティックパーカNFの「ファー無し&前立てあり」はそのままに、着丈と袖口をニューアークティックパーカと同じものへ変更。
着丈がNFよりも短いことで、小柄な男性でも着こなしやすくなったのは嬉しいポイント。
9万8000円 3色展開
通勤も余裕、大人顔ニューアークティック
オリジナルから、生地になじむ色のボタン、濃いカラーのタイドラクーンファーへと変更。
シックへと寄せ、「ビジネスシーンでもっと使いやすく」という要望に応えた一着。
10万8000円 4色展開
今の空気を汲む“ちょいゆる”が気分
こちらは「ラミネートコットンパーカ」をベースに、素材を60/40へと変更。
サイズ感は、ニューアークテックよりハーフサイズほど大きめで“ゆったり”。ほどよいリラックスフィットが、今の流行とマッチ。
メンズファッションブランドナビ編集部
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