紳士靴を購入するとき何より気にしなければいけないのがフィッティング。チェックポイントについてプロにお話を聞きました。

教えてくれたのは

 

東京の名門靴店「ワールド フットウェア ギャラリー」
日高さん

試しばきで大切なことは、必ず左右両足で行うこと。左右の足の形状、サイズが異なるのは普通にあることです。足を入れたら、つま先をグイグイ入れないでかかとで自然に合わせるようにしましょう。

 

チェックするのは横幅(親指と小指それぞれの付け根)、前後の長さ、甲高が基本です。きつく感じるのも、余裕がありすぎるのもよくありません。試し歩きするときは、自然にゆっくり歩くだけでわかります。足が当たって痛い部分はないか確かめましょう。

 

正しいフィッティングの確認方法【6ステップ】

 

1.ボールジョイント

親指と小指の付け根の最も突出した場所を結んだ幅(ボールジョイント)が靴と合っているか確認。これが合っていないと、靴の中で足が前に滑ったり、点で当たると痛みの原因になる。

 

 

2.ヒールカップの収まり

ヒールとかかとの間に小指1本分の余裕を持たせる、という説もありますが、私は靴紐を締めた状態でのジャストフィットをすすめています。足入れした時に空気が抜けるくらいでOKです。

 

 

3.つま先の余りを確認

足はボールジョイントで止まるので、指先には空間(捨て寸)が残ります。この空間が余りすぎても、詰まりすぎても歩きにくさの原因になるので、2.5cm程度は余らせるのがいいでしょう。

 

 

4.羽根の開きをチェック

グッドイヤーの場合はコルクをしきつめた中底が沈んだときに、少し羽根が閉じるので、初めから羽根が完全に閉じた状態だと甲を羽根で留められなくなる。ほどよく開いた羽根がグッド。

 

 

5.はじジワが圧迫しないために

親指の第1関節と第2関節の間と靴の隙間を確認。はきジワができやすい場所なので、空間がありすぎても、なさすぎてもダメです。私の経験ではほんの少し空間があるのがベストです。

 

 

6.くるぶしの当たり方

グッドイヤーなどの固い靴の場合はくるぶしがはき口に当たって痛くなることがあります。柔らかい革なら問題ないですが、固い革の場合ははき口の当たり方を確認しましょう。

 

 


この記事を書いたのは

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メンズファッションブランドナビ編集部

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