予算はロレックスやオメガ以上!!
100万円~300万円以上さらに1000万円越えも揃う、一生に一度はお目にかかりたい『超高級腕時計ブランド38選(人気ランキング順)』と『各ブランドの定番腕時計』を紹介しています。
■1位:パテック・フィリップ
■2位:オーデマ ピゲ
■3位:ヴァシュロン・コンスタンタン
■4位:ウブロ
■5位:ブレゲ
■6位:A.ランゲ&ゾーネ
■7位:ブランパン
■8位:グラスヒュッテ・オリジナル
■9位:ジャケ・ドロー
■10位:ジェイコブ
■11位:ドゥラクール
■12位:F.P.ジュルヌ
■13位:マーティン・ブラウン
■14位:ピエール・クンツ
■15位:クドケ
■16位:ロドルフ
■17位:ストローム
■18位:サルパネヴァ
■19位:ルイ・モネ
■20位:クリストフ・クラーレ
■21位:ロジェ・デュブイ
■22位:ブルー(BLU)
■23位:ボヴェ
■24位:レッセンス
■25位:ローラン フェリエ
■26位:クストス
■27位:コルム
■28位:リシャール・ミル
■29位:ユリス・ナルダン
■30位:H.モーザー
■31位:マキシミリアン・ブッサー&フレンズ
■32位:メートル・デュ・タン
■33位:センチュリー
■34位:ピエールドゥロッシュ
■35位:HYT
■36位:ロマン・ジェローム
■37位:ラドワー
■38位:アイクポッド
公式サイト:http://www.patek.com/
創業年:1839年
創業地:スイス・ジュネーブ
世界最高峰の時計ブランドとして確固たる地位を築き、いまもなお時計界を牽引し続けるパテックフリップ。その歴史は創業から華やかで、現在は当たり前となった「リューズを使ったゼンマイ巻き上げと時刻合わせ」の機構を搭載した懐中時計が、1851年のロンドン万博にて金賞を受賞。ヴィクトリア女王に献上された。
1889年には懐中時計のパーペチュアルカレンダー機構で特許を取得。20世紀からはスプリットセコンド・クロノグラフやパーペチュアルカレンダー搭載の腕時計をいち早く発表し、誕生から約50年にわたって世界一の複雑時計の座に君臨していた。
パテックフィリップが優れている点は、徹底した品質管理にもある。1886年から続く「ジュネーブシール」を1世紀以上にわたり全機械式モデルで取得。2009年にはより厳格化した自社基準「パテックフィリップ・シール」を創設して、精度や仕上げ、アフターサービスに至るまでチェックしている。
公式サイト:https://www.audemarspiguet.com/
創業年:1875年
創業地:スイス・ルブラッシュ
オーデマ ピゲは、創業者一族が経営を続けるスイスで最古のブランドである。と同時に、最高峰の技術力を有するマニュファクチュールとして、スイス時計界を牽引し続けている。懐中時計全盛の時代には、ミニッツリピーター、永久カレンダーなどを搭載した超複雑懐中時計「グランド コンプリカシオン」を発表。1889年のパリ万博では、その圧倒的な出来栄えにより、人々は「奇跡の手」として技術力を称えた。
腕時計においても、1892年に発表した世界初のミニッツリピーターウォッチ、トゥールビヨンの搭載で、現在までに数多くの世界初の記録を樹立している。2000年に入ってからは、大胆なオーバルケースの「ミレネリー」、特殊鍛造素材の「フォージドカーボン」など、デザイン、設計、素材などの様々な角度から革新技術を披露。
創業者がかつて賞賛された「奇跡の手」は、いまも絶え間なく新たな時計開発へと向けられている。
公式サイト:http://www.vacheron-constantin.com/
創業年:1755年
創業地:スイス・ジュネーブ
数学や天文学、物理学にも明るかった時計職人『ジャン-マルク・ヴァシュロン』が1755年に工房を開設し、1770年には最初の複雑機構を備えた複雑時計を製作。この時計に採用された「マルタ十字」は、現在のブランドのシンボルにもなっている。そして1819年に、創業者の孫である『ジャック-バルテルミー』と、事業拡大に貢献することとなる『フランソワ・コンスタンタン』が現社名を考案。
現行コレクションは、独自性豊かな、シックで格式高いラグジュアリー系が中心となっている。2011年に125周年を迎えたジュネーブ・シールを取得し続ける確かな品質もあって、世界各国のセレブリティにファンが多い。
公式サイト:http://www.hublot.com/
創業年:1980年
創業地:スイス・ニヨン
1980年の創業当時、ゴールドケースにラバーストラップを組み合わせた、当時としては斬新なモデルを開発。1980年に時計界にデビューすると、たちまち時計デザインに新風を巻き起こした。最大の特徴は、フランス語で「舷窓」を表すブランド名通りのビス留めベゼル。創業から約30年ほどながら、王族に愛用者が多いことから”王の時計”とも呼ばれている。
2005年に一大転機となる名機「ビッグ・バン」が誕生。ゴールドやセラミック、チタンといったユニークな素材にスイス伝統の技術、先進デザインが大ヒットを記録。また、数々の国際的な賞も受賞し、瞬く間にカッコたる地位を築き上げた。
近年はウサイン・ボルトをはじめとした世界を代表する一流アスリートや、日本の芸能人が数多く愛用。いつしかウブロの製品は”成功者の時計”として羨望の眼差しを浴びる存在となっている。
公式サイト:https://www.breguet.com/
創業年:1775年
創業地:フランス・パリ
1747年、スイス・ヌシャテルに生まれ、15歳でフランスにて時計職人の修行を積んだ『アブラアン-ルイ・ブレゲ』が1775年、パリに工房を設立したのが始まり。「時計の歴史を200年早めた」とされる、自動巻き機構、衝撃吸収装置、制度の安定を図るトゥールビヨンを考案し実現。現在の時計に用いられている機構の4分の3はブレゲが発明もしくは改良したものとも言われている。
当時のブレゲを愛用した著名人には、フランス国王ルイ16世やナポレオン一族をはじめ、歴史に名を残す人物が数多い。ブレゲの最高傑作にして当時の複雑機構のすべてを搭載した時計界の至宝「ブレゲNo.160」は、1783年に王妃マリー・アントワネットの使者とされる人物によって注文されたことから別名「マリー・アントワネット」と呼ばれている。
公式サイト:https://www.alange-soehne.com/
創業年:1845年
創業地:ドイツ・ザクセン
1845年にドイツ宮廷時計師の流れを汲む『フェルディナンド・アドルフ・ランゲ』が創業。時計製造にメートル法を導入し、足踏み式の旋盤を取り入れるなど「完璧な時計」を作り上げるために、従来の枠に捕らわれない時計作りを早くから実践してきた。
1968年に創業者の息子『リヒャルト』が正式に共同経営者となると、名匠も「A.ランゲ&ゾーネ(A.ランゲと息子たち)」に変更し、二代目の時代に突入。ムーンフェイズ付き永久カレンダーにグランドヌソリとミニッツリピーターなどそ備えた、圧倒的に複雑で美しい懐中時計を製造した。
第2次世界大戦後に一時国営化されたものの、ベルリンの壁崩壊後に伴い東西ドイツが統一。ブランドも創業者の孫『ウォルター・ランゲ』によって1990年に復興。1994年には第1弾コレクション「ランゲ1」を発表。シンプルな中にも確固たる気品を備えたデザインは多くの時計ファンを魅了した。
公式サイト:http://www.blancpain.com/
創業年:1735年
創業地:スイス・ヴィルレ
1735年に創業した、機械式時計にこだわり続ける世界最古のブランド。1815年には『フレデリック・ルイ・ブランパン』が製造方法の近代化を果たし、伝統的な手作業の工房を量産可能な工業へと変貌させた。1932年には2世紀以上にわたる家族経営は終焉。社名も「レイヴァル-ブランパン」に変更となったが、マニュファクチュールとしての伝統は受け継がれた。
その象徴とも言うべき時計が、1953年に発表された「フィフティ ファゾムス」である。この時計は、フランス海軍の水中工作員の要望によって誕生し、現在のダイバー向け腕時計の基準となった。
現在のブランパンは、フレデリック・ピゲ社を統合して次なる段階へと突入している。「革新を通して時計製造の伝統価値を増大させる」としう精神のもと、世界最古にして最高峰の時計ブランドは、さらなる飛躍を目指す。
公式サイト:http://www.glashuette-original.com/
創業年:1845年
創業地:ドイツ・グラスヒュッテ
その名のとおり、ドイツ東部ザクセン州の町グラスヒュッテに拠点を置く名門。グラスヒュッテ地方伝統の時計作りを実践し、20世紀には世界恐慌や2度の世界大戦など、度重なる困難を経験。戦後にはすべての時計工房が国営企業として統合され、東欧圏にのみ時計を供給する状況が、何十年にもわたって続くこととなる。
だがタイムレスデザインの中3針ウォッチや、船舶用のマリンクロノメーターなど、時計開発は着実に行われていた。そして1990年には旧国営企業から民営化され、ブランド名も正式に「グラスヒュッテ・オリジナル」と定めて再出発。
1995年にはフライング・トーゥルビヨンと永久カレンダーを搭載した「ユリウス・アスマン1」を発表。1997年の「セネタ」や、2000年の「パノ」など、現代も同社を代表する製品を開発していった。ちなみに同ブランドの解けインい刻まれている「Made In Germany」「Glashutte I/SA」の文字。これは、苦難を乗り越えて伝統を継承してきたマニュファクチュールが作ったという、高品質と誇りの証明なのだ。
公式サイト:http://www.jaquet-droz.com/
創業年:1738年
創業地:スイス・ラショードフォン
18世紀に活躍し、ルイ18世にも一目置かれていたという”孤高の天才時計師”ピエール-ジャケ・ドローによって創業。審美性の高い懐中時計を手がける一方、オートマタ(機械式からくり時計)の第一人者でもあった創業者が作り出した製品は、フランスやイギリスなどの各国王侯貴族を魅了してきた。
ブランドは創業者親子と一人の弟子まで続くも、後継者不在という理由でながらく中断。2000年にスウォッチ・グループの傘下に入り、本格的な再スタートを切ることとなった。2002年には、18世紀に創業者が作り上げた懐中時計にインスピレーションを得た「グランド・セコンド」を発表。クラシックにしてモダンさも漂うこのモデルは、いまもブランドのシンボル的な存在として君臨。数多くの派生型が展開されている。
ピエール-ジャケ・ドローが各国の王侯貴族に愛された時代から約3世紀。天才時計師が残した足跡は、現代のジャケ・ドローが誇る優れた時計技術によって、いまなお進化し続けている。
公式サイト:http://www.europassion.co.jp/
創業年:1986年
創業地:アメリカ・ニューヨーク
1986年、創業者の『ジェイコブ・アラボ』がニューヨークで設立したジュエリーショップからスタート。同店で手がけられたカスタム・ジュエリーは、1990年代に入って数々のセレブに愛用されていった。
こうした多くのセレブのライフスタイルである”ジェットセット”(飛行機で世界を飛び回る人)に触発された腕時計は、複数の文字盤を持った、豪華なマルチタイム表示モデルがメイン。ときには機会式のコンプリケーションモデルも発表するなど、イマジネーションあふれる時計開発は多岐に及ぶ。
海外公式サイト:http://www.delacour.ch/
創業年:2002年
創業地:スイス・ジュネーブ
フランスジュエリー界で若くして頭角を現し、脚光を浴びていた著名デザイナー『ピエール・クックジャン』がジュネーブで創業。「明日から」をキャッチフレーズに、ピエールが創造する独創的で未来的なデザインをスイス精鋭の技術集団が具現化する、ラグジュアリーなコレクションが特徴。
ジュネーブ時計グランプリであるベストデザイン賞に輝いたデビュー作「ビクロノ」は代表作となっている。このほか天才時計師クラストフ・クラーレとタッグを組んだ時計「ビトゥールビヨン」、ラウンドとスクエアのフォルムを幻想的に融合させたケースが特徴の「サクラ」など、独創のデザインと技術力で新潮流を創造し続けている。
海外公式サイト:http://www.fpjourne.com/
創業年:1999年
創業地:スイス・ジュネーブ
1989年、マドリッドで開催された時計師の大会にてパランシエ・ドール賞など数々の賞を受賞し、独立時計師として名を馳せた『フランソワ ボール・ジュルヌ』が1999年に創業。テンプの共振現象を応用して2つのテンプが精度を補正し合いながら高精度を維持する「世界初」の時計や、100分の1秒計測を可能にした時計など、先人の知恵を糧にした高度な技術力を駆使。
さらに”時計はすべてにおいて美しくなければならない”という考えから、ムーブメントは全て18Kローズゴールドに統一。ケースもプラチナもしくは18Kゴールドで展開している。針やインデックスも独自設計を採用するなど、デザインコントロールも完璧。ブランドの年間生産本数は900本弱とわずかだた、その時計に魅了されたファンは世界中に広がっている。
公式サイト:http://www.martin-braun.jp/
創業年:2000年
創業地:ドイツ・フォルツハイム
彫金師の父を持つ『マーティン・ブラウン』はドイツの時計学校を首席で卒業し、名だたる時計会社で修行を積み、27歳でマイスターウォッチメーカーの資格を取得。ヴィンテージムーブメントの修復にも取り組み、クラシック時計のスペシャリストとしても名を馳せる。そして日の出・日の入りの時計を示す気候を組み込んだ渾身の時計「イオス」を2000年に発表すると同時に、自信の時計ブランドを立ち上げた。
マーティンの時計は、天体や自然の現象を時計の機能として盛り込むことが多い。地球の公転の軌道を示す「ザ ヘリオゼントリック」、ムーンフェイズをあらわす「セレヌ」、アニュアルカレンダーの「ケファロス」などは、その代表作。2007年からはフランク・ミュラーを中心とした、新進気鋭の時計師やブランドが集う「ウォッチランド グループ」に席を置き、新機構の開発、技術力の向上に意欲的に取り組んでいる。
公式サイト:http://www.pierrekunz.jp/
創業年:2002年
創業地:スイス・ジュネーブ
”レトログラードの魔術師”の異名を持つ創業者『ピエール・クンツ』は、スイスの時計学校で様々なコンプリケーションウォッチの技術を学び、卒業後は老舗の名門工房で複雑時計の開発や製造を担当。
独立しヴィンテージ時計の修復を主とした工房を構えたものの、時計製作の情熱は消えることなく、アーティストとして飛びぬけた才能に注目した『フランク・ミュラー』氏の進めにより2002年に自身のブランドを創業。
同ブランドの特徴は、すべての時計の秒、分、時間、曜日など、様々な表示にレトログラード(複雑機構の一つで、針が扇状に動作すること)を採用している点。伝統とモダンという二つの異なる性格を巧みに組み合わせ、新しい時計のデザインへと昇華している。
海外公式サイト:http://www.kudoke.eu/
創業年:2007年
創業地:ドイツ・フランクフルト
グラスヒュッテの時計学校を卒業後、グラスヒュッテ・オリジナルでトゥールビヨンなど、複雑時計の製作・開発、さらにハイブランド時計の製作・修理業務を経て独立した『ステファン・クドケ』が創業。
時計師であり、彫金師でもある彼の手による時計は、ムーブメントに施されたエングレービングが最大の特徴。「個人のための時計こそが真のラグジュアリー」を信念とし、ほとんどの工程を手作業でこなす。その十分な手間と時間がかけられた時計は、まさに時計の枠を超えた美術工芸品と呼ぶに相応しい。
公式サイト:http://www.rodolphe.jp/
創業年:1989年
創業地:スイス・ルボア
スイス屈指の時計デザイナーとして著名な『ロドルフ・カタン』によって創設されたブランド。2006年にスイスの時計専門師でウォッチ・オブ・ザ・イヤーに輝いた代表作「インスティンクト クロノ180°」をはじめ、ロドルフが創造する斬新な美空間を時計に具現化した、ラグジュアリーなコレクションを展開している。
そのほか、「ダブルタイムゾーン・クロノ」や「ビッグサイズ・トゥールビヨン」など、オリジナリティ豊かなハイエンド・コンプリモデルの展開でも名高い。
海外公式サイト:http://www.stromwatch.ch/
創業年:2004年
創業地:スイス
欧州セレブに人気沸騰中のストロームは、デザイナーの『ダニエル・ストローム』が創設。ダイヤルやハンド、ケース全体に至るまで本格ゴシック様式を採り入れた斬新な造形の「アゴニウム」を2009年に発表。一躍話題となった注目ブランドである。
個性のある「アゴニウム」コレクションは、現在3つのラインで展開されている。それぞれ、スカル、天使、ドラゴンのモチーフがケースサイドやリューズなどに立体的に彫られており、独自のゴシックスタイルを構成している。
海外公式サイト:http://www.sarpanevawatches.com/
創業年:2004年
創業地:フィンランド・ヘルシンキ
近年MB&Fとのコラボレーションでも話題となった独立時計師の『ステファン・サルパネヴァ』が2004年にフィンランドで創業。それ以前は、スイスの時計技術者養成学校WOSTEPのテクニカルを卒業後、ピアジェやヴァネイ・ハルター等を経て、クリストフ・クラーレより製作依頼を受けていた凄腕の持ち主。
代表作は、顔が描かれた月を備えた「コロナ」。ムーブとケースはスイス製で、文字盤や針、ケーシングがフィンランド製というこだわりを持っている。
海外公式サイト:http://www.louismoinet.com/
創業年:2004年
創業地:スイシ・サンブレーズ
時計師、彫刻家、画家、建築家として19世紀に活躍した天才ルイ・モネの名を継承。ディティールやマテリアルにこだわったラグジュアリーモデルを、少数限定製造している。
10秒ごとのレトログラード・セコンドを実現した「テンポグラフ」や、太陽系10惑星の運行を表示する超高精度なトゥールビヨン天文時計の「メテオリス」など、独創的なコンプリケーション機構の開発でも頭角を現している。
海外公式サイト:http://www.christopheclaret.com/
創業年:1989年
創業地:スイス・ラショードフォン
フランスのリヨン地方出身の時計師『クリストフ・クラーレ』は、ジュネーブ時計学校で学び、古い時計の修理師としてキャリアの第一歩をスタートさせた。自身の会社を立ち上げたのは1992年。時計製造の伝統と、最新技術を完璧に融合させたムーブメントを開発、製造していった。
高級ジュエリーブランドのハリーウィンストンやドゥラクールなど、15以上の高級メゾンのために複雑機構を開発。2009年の創業20周年には、初めて自身の名前を文字盤に冠した複雑時計「デュアル・トゥ」で時計界を激震させた。
公式サイト:http://www.rogerdubuis.com/
創業年:1995年
創業地:スイス・ジュネーブ
創業からわずか10数年で世界屈指のマニュファクチュールへ登り詰めた同ブランドは、現在までに30個以上もの独自ムーブメントを手がけている。ダブルフライングトゥールビヨンやマイクロローター式自動巻きトゥールビヨンなど、世界初の超複雑機構も次々に手がけ、その開発技術力は時計界でも評価が高い。
ブランドを立ち上げたのは、デザイナーの『カルロス・ディアス』。創業当時のスローガンは「スイス・ジュネーブの伝統に立脚した芸術的な時計製作」。これに基づき、1999年には社名をマニュファクチュール・ロジェ・デュブイへと変更し、自社一貫製造体制を確立する。
2006年には合計6つの自社製ムーブメントを一挙に発表。これにより、どの名門ブランドもなし得なかった「創業10年で28個のムーブメントを自社開発する」という偉業を成し遂げた。
紹介サイト:http://l-sakae.co.jp/
創業年:2000年
創業地:スイス・ヌーシャテル
文字盤に設置されたオフセンターディスクが、ダイヤル内を12時間で一周。ディスクにセットされた宝石が「時」、針が「分」を示すプラネットシリーズが代表作。
アカデミー設立時からのメンバーである『ベルナルド・レデラー』の自由で豊かな発想を、卓越した技術開発力で具現化。シンプルなレギュレーター表示を備えた機能的なシリーズから、フライング・トゥールビヨンなどのハイコンプリまで、コレクションの幅は広い。
海外公式サイト:http://www.bovet.com/
創業年:1822年
創業地:スイス・フルリエ
「時計の谷」とも呼ばれるヴァレ・ド・トラヴェールにて1822年にボヴェは創業した。その後まもなく中国市場に進出して特権階級向けにエキゾチックな懐中時計を披露。歴代の皇帝と貴族を虜にした。その人気ぶりは凄まじく、当時の中国ではブランド名のボヴェが「そのまま時計を表す代名詞」として用いられたとまで言われている。
現在は、高級腕時計に情熱を傾ける『バスカル・ラフィ』指揮のもと、自社の伝統を継承した時計作りを実践。その華麗なる懐中時計の流れを汲むデザイン、さらに複雑機構といった機能面にも抜かりはなし。
海外公式サイト:https://ressencewatches.com/
創業年:2010年
創業地:ベルギー・アントワープ
「秒」「時」「AM/PM」を表示する3つのインダイヤルが、文字盤ごと軸を中心に回転。ほぼ中央に設置された「分」針と決して重なり合うことなく、正確に時刻を表示し続ける斬新なモデルで2010年、バーゼルワールドにデビューした。
創業者はベルギー生まれ、40歳の若手デザイナーで、その独創的なアイディアと時計作りが今、時計界で大きな注目の的に。日本には2012年から本格上陸を開始している。
海外公式サイト:http://www.laurentferrier.ch/
創業年:2009年
創業地:スイス・ジュネーブ
パテックフィリップでキャリアを積んだ時計師『ローラン・フェリエ』氏が息子とともに設立。2つのヘアスプリングを備えた腕時計「ガレ・クラシック・トゥールビヨン・ダブル・スパイラル」を2010年に発表。機構や審美眼に優れた時計は、一躍話題をさらった。
2011年には文字盤が開いて絵が現れる「ガレ・シークレット」、2012年にはナチュラル脱進機と、巻き上げ効率の高い独自の自動巻きを搭載した「ガレ・マイクロローター」などの超絶オリジナルモデルを次々と開発している。
公式サイト:http://www.cvstos.jp/
創業年:2005年
創業地:スイス・ジュネーブ
ブランド名の「クストス」とは、ラテン語で”時の守護神”を意味する言葉。フランクミュラーの共同経営者であるヴァルタン・シルマケスの息子、『サスーン・シルマケス』が2005年に創業したブランドである。
製品はアクティブな雰囲気を全面に押し出したスポーツウォッチを主軸に、ウォッチブランドの技術力が詰まった製品がラインナップ。2013年にはフラグシップコレクションを発表。迫真のデザインで異彩を放つスポーツウォッチブランドとして認識されている。
公式サイト:http://www.corum.ch/
創業年:1955年
創業地:スイス・ラショードフォン
1959年に発表した、文字盤に数字も目盛りもない「ノーマーカー・ダイヤル」をはじめ、独創的な製品を展開。本物のコインをスライスした「コインウォッチ」が話題になると、輪列を直線上に配した「ゴールデンブリッジ」や、厚さ11mmのドーム型サファイア風防を用いた「バブル」などで、そのオリジナリティに磨きをかけてきた。
現在は12角形ベゼルを特徴とする「アドミラルズカップ」を中心に展開している。
公式サイト:http://www.richardmille.jp/
創業年:1999年
創業地:スイス・ルブルルー
有名企業のアドバイザーやCEOを経験した『リシャール・ミル』氏が、自らの理想とする時計を開発するために2001年に立ち上げたブランド。デビュー作である「RM001」は、F1や航空宇宙産業において使われる技術と素材を採用し高級時計界に衝撃を与えた。
同ブランドの時計作りは常に「コンセプトが最優先」され、1本のネジにおいても必要だと判断されれば、数ヶ月に及ぶ開発と膨大な投資を惜しまない。あらゆる専門家の知識を集約し、最高品質のパーツを備え、高度な技術によって作られる時計は、圧倒的に実用的であり、装着感は軽く、そして正確である。
ちなみに一流テニスプレーヤー『ラファエル・ナダル』や、スプリンターの『ヨハン・ブレイク』、プロゴルファーの『バッバ・ワトソン』は、協議中に同社製の時計を身に着けている。彼らの激しい戦いの最中にもリシャール・ミルの時計は壊れることなく、常に正確な時を刻み続ける。
公式サイト:http://jp.ulysse-nardin.com/
創業年:1846年
創業地:スイス・ルロックル
1846年、若干23歳の時計師『ユリス・ナルダン』が時計の聖地ル・ロックルに開設した時計工房が起源。1826年にはロンドン万博に出品した時計で金賞を受賞するなど、早くから優れた技術力を発揮。1876年、創業者がこの世から去って息子が後継者となってからも、各国の国際博覧会で立て続けに賞を獲得していった。
とりわけ船舶用のマリンクロノメーターにおいては、その比類なき正確性によって各国海軍に制式採用されるほどであった。1983年に経営が『ロルフ・W・シュナイダー』に引き継がれると状況は一変。時計界に名を残す、同ブランドにしか作りえない時計を開発していくこととなる。
公式サイト:http://www.h-moser.com/
創業年:1828年
創業地:ロシア・サンクトペテルブルグ
ロシア宮廷をはじめ、王族や軍隊にも愛用されてきた19世紀のロシアを代表する高級時計ブランド。創業者はスイス・シャフハウゼンに生まれ、同時の時計産業の発展にも大きく貢献した『ハインリッヒ・モーザー』。ブランドはロシアで成功を収めるも、1917年の「10月革命」で民間企業が消滅した後は事業規模を縮小。2002年に現在の体制となって復活を果たした。
2006年からは、バーゼルワールドにて伝統と革新を織り交ぜたニューモデルを数々投入。いずれの時計も、機構の革新性を感じさせるエレガントな佇まいが特徴。まさに”羊の皮をかぶった狼”という言葉に合った秀作を世に送り出している。
海外公式サイト:https://www.mbandf.com/
創業年:2005年
創業地:スイス・ジュネーブ
「最新工学技術と革新の発想を高次元で融合させる」MB&Fの特徴は、代表兼デザイナーの『マキシミリアン・ブッサー』が、コンセプトのことなるオロロジカル・マシーンを製造するため、それに適した最高峰のエキスパートを作品ごとに招集。独立時計師などをチームとして製作&開発をしている点にある。
デビュー作は2007年に送り出された、2つのダイヤルを持つハイエンド・トゥールビヨンモデル「HM1」。ほかにも2つのゼンマイが垂直ギア列を駆動させて左右に2つ並んだシリンダー形状の文字盤に、時刻やパワーリザーブなどを表示する「H4M サンダーボルト」などがある。
デビュー以来わずか10年たらずながら、そのユニークな発想と過激なまでの革新性は、時計界のみならずファッション界でも大きな注目を集めている。
海外公式サイト:http://maitresdutemps.jp/
創業年:2005年
創業地:スイス・ジュネーブ
高級時計マーケティングのエキスパート『スティーブン・ホルツマン』が、「世界で最も有能な時計の名匠を集結させ、唯一無二の高度な時計を製作する」をテーマに2005年にブランドを創設。2008年には複雑時計「チャプター1」で当初のテーマを具現化。2009年に世界初のトリプルカレンダー機構を搭載した「チャプター2」を発表した。
そして2012年には現代最高峰の独立時計師たちでチームを構成し、リューズと同軸にセットされたプッシャーを押すとダイヤル12時と6時に隠された小さな窓が開き、ナイト&デイと第二時間帯が表示される「チャプター3」を発表。現在もなお「超複雑機構のオンパレード」「時計芸術の完成品」と称される驚愕モデルを製作し続けている。
公式サイト:http://www.century.com/
創業年:1966年
創業地:スイス・ビエンヌ
ブランド名の由来となる「世紀を超えても輝き続ける時計」をテーマに製品を開発。光のプリズムを巧みにとらえた気品と透明感に溢れるラグジュアリーウォッチを軸にコレクションを展開している。
風防とケースを一体化させた高度な機密性を確保した独自の「メガリス構造(特許取得)」や、ハンドメイドで192面ものカットを施した「モーグル」など、同社にしか達成しえない新境地を拓くオリジナルモデルを数多く展開。エレガントなデザインと優れた技術力の融合により、独自の世界観を作り上げている。
紹介サイト:http://www.josawa.co.jp/
創業年:2004年
創業地:スイス・ルリュー
100年以上にわたりクロノグラフや複雑時計のモジュール製作をしてきた『ヂュボア・デプラ』一族が2004年に立ち上げた時計ブランド。2005年にはオリジナルのエクスクルーシブキャリパーを搭載したクロノグラフ「スプリットロック」でバーゼルデビュー。上部に自動巻き、下部にクロノグラフ機能を備えた革新的なメカニズムにより、当時の時計界の話題をさらった。
スイス時計界のムーブメントを1世紀以上にわたって支えてきたデュボア・デブラの伝統を秘める同ブランド。そのイマジネーション豊かな時計開発に、世界中の時計ファンが注目している。
海外公式サイト:http://www.hytwatches.com/
創業年:2012年
創業地:スイス・ビエンヌ
HYT(ハイドロ・メカニカル・オロロジスト)は、ウォッチメイキング、医療分野など6名のスペシャリストが集結して設立された。彼らが目指したのは「液体を用いて機械式時計で時刻を表現する」というもの。
構想より10年の歳月を経て2012年にファーストモデル「H1」を発表。この時計は、数々のウォッチアワードで「ベストイノベーション」賞を受賞。創業一年目にして脚光を集めることとなった。
公式サイト:http://romainjerome.jp/
創業年:2004年
創業地:スイス・ジュネーブ
「有名な伝説のDNA」をテーマに、タイタニック号沈没やアポロ計画での月面着陸、アイスランドの火山噴火など、実際に起こった出来事の”本物”の遺物を素材に採用。タイタニック号の残骸や月の塵、火山灰などを用いた革新的なコンセプトとマテリアルでコレクションを展開している。
素材の質感や光沢を往時のままに保つ高度な独自技術や、テーマごとの独創的なデザインで時計ファンに人気を呼んでいる。
創業年:2007年
創業地:スイス・ジュネーブ
スイス・ジュネーブ発の新興ウォッチブランド。製品の一番の特徴はセンターの大型針。これにディスク表示を組み合わせた、ユニークなレギュレーター機構で特許を取得している。
こうした革新的な機構や、ブランドのシンボルの「クモの巣」など、作風はアンダーグラウンドな雰囲気が漂っている。しかし時計製造はスイスの伝統にならった正統派。製造の全工程をスイス国内の工房で製作し、信頼性の高い製品を世に送り出している。
海外公式サイト:http://www.ikepod.com/
創業年:1994年
創業地:スイス・チューリッヒ
世界の重要人物100人にも選出されているプロダクトデザイナー『マーク・ユーソン』の手による高級デザイナーズウォッチブランド。「ヘミポッド」を始めとした独自の流線型デザインと、素材の塊から削り出した裏ブタなしのモノコックケースを特徴とする製品は、日本でも大いに話題となった。
ブランドは一時の休眠状態を経て2006年に復活。現在は、以前と変わらない特徴を持った製品を手がける一方、異業種とのコラボレーションにも積極的に取り組むなど、新たな展開を見せている。
メンズファッションブランドナビ編集部
“本当に正しい情報だけ”を目指し、その分野において「雑誌掲載の実績・専門家の評価・人々の話題性」など、相応しいブランドだけを掲載しています。