「香水上手」になれる基礎知識を解説!
香水を買う&つける上で知っておきたい基礎知識(つけ方・種類)、そして香料などの本格知識まで徹底解説!
より詳しく理解することで、より楽しく香水を使うことができます。
大丸東京店「パルファム ソムリエール」加藤香奈恵さん
■フゼア系
■シプレ系
⑤香水の豆知識
基本は手首、ひじの内側、ひざの裏側、足首など脈打つところやウエスト周辺に1~2プッシュ。体温の高い部分は香りがやわらかくなり、また香りは下から上に広がります。
つけるときはこすって広げず、叩くようにするのがベター。特に手首はつけすぎてのばしたくなることが多いので注意。そういう部位は、プッシュしたミストの中をくぐらせましょう。なお、品よく香らせたいなら玄関を出る2~30分前のタイミングにつけて、外ではミドルノートが香るようにするのがオシャレ。
汗をかきやすい季節は、フレグランスをつける前にシャワーを浴びるか、汗をふいておくのがベター。また、デオドラントは汗をかきやすい部位(フレグランスをつける部位とは異なる)につけましょう。
■手首の内側
動くたびに香りが広がる。直接ふきつけず、プッシュした中をくぐらせるようにするのがコツ。
■ひじの内側
汗の影響が少なく、つけやすいが軽めに。肌が刺激に弱い部分でもあるので、肌質と相談を。
■ひざの裏側
全身を包むように香る。しっかりめにつけても問題ないので、ベストポジションといえる。
■足首
つけすぎてしまう傾向にある初心者も安心。多めにつけても靴下で隠れるのでちょうどいい。
■両肩
鼻に近すぎず遠すぎず、まろやかに香る。自分がどう香っているか知るためにも絶好の部位。
■ウエスト
香りがまろやかに広がる。2プッシュくらいにして、ほかの部位でさらに調整するとなおよし。
■胸
広範囲につけると、自分の鼻を刺激しすぎてしまうことに。つけるなら、ごく少量に抑える。
■わきの下
汗で流れてしまうだけでなく、においが混ざり合い香りが台無しになってしまうのでNG。
■足の裏
完全にNG。足や靴のにおいと混ざり、香水本来の香りが生きなくなってしまう。
香水は「賦香(ふこう)率」(香水の濃度)によって上記の4種類に分けられます。
賦香率が低いほど香りの持続性は低いですが、リフレッシュ効果は高まるのが一般的。
■パルファン
香りのイメージを忠実に再現しており、比較的高価。男性用はない。使い方:各ポイントに少量。
■オード パルファン
香りの質が高く価格もお手頃。種類も豊富にそろう。使い方:各ポイントに1プッシュずつつける。
■オードトワレ
ユニセックスや男性用はほとんどこれ。爽快感と香りが楽しめ、比較的多めにつけてもOK。
■オーデコロン
香りは弱いがリフレッシュ効果が高い。シャワー感覚でたっぷり使え、全身につけられる。
「香水」「アルコール」「水分」の3つからできている
香水は香りのもとになる「香料」、香料を溶かす働きをする「アルコール」、そして、はじめからアルコールの中に入っている「水」からできています。
それぞれの割合は、例えばオードトワレの場合でおよそ香料が10%、アルコールが8%、水が10%程度。ところで、なぜ香料を溶かす素材にアルコールが選ばれたのか? それは、天然の香料は油成分で水には溶けないため、水と混ざりやすいアルコールが適しているから。アルコールは飲むこともできる安全な物質であり、また、香り立ちをよくし、変質を防ぐ働きもあるため、フレグランスにとって利点が多い。
香料の濃度の割合のことで、特徴の“決め手”ともなる
香料の濃度の割合、つまり賦香(ふこう)率によって、香水は4種類「パルファン」「オードパルファン「オードトワレ」「オーデコロン」に分けられます。
実は、よく使われている「香水」という言葉は、その4種類の総称で、厳密な意味で「香水」といえるのは「パルファン」だけ。ちなみに、賦香率(%)の計算は、(香料)(アルコール十水十香料)×100となり、賦香率が高いほうが、香りが深いといえます。
香りは「3段階に変化」します
香水にブレンドされた香料は、それぞれ揮発性(飛びやすさ)が異なるため、時間が経過するにつれ、香りは変化します。その変化は「香り立ち」と呼ばれ、つけてからの時間により、3段階に分類されます。
トップノートはつけてから5分~10分前後、アルコールの混じった強めの香り。30分~2時間後くらいがミドルノート。深く豊かで、そのフレグランスの個性が最も現われる。2時間以降~消えるまで、優しくゆったりと香るのがラストノート(ベースノート)。つけている人の体臭とミックスされて独特のにおいに変わり、ゆっくり消えていく。
「天然」と「合成」に大別され、ひとつの香水に数百の香料が含まれることも
香水の原料となる香料には膨大な種類があり、ひとつの香水の中には、数十~数百種類の香料が使われています。大別すると、自然のものから抽出する天然香料と、化学的に作り出される合成香料の二つに分けられます。
さらに、天然香料は植物性香料と動物性香料に分けられます。天然香料の多くは植物からとれるもの。香料の中では最もポピュラーで長い歴史があり、植物の花・葉・果実・幹・根などの部分からとれるエッセンスです。
動物性香料とは、特定の動物の生殖分泌液や病的産物からとれるものでジャコウジカからはムスク、マッコウクジラからはアンバー、さらにシベット、カストリウムを合わせ4種類しかありません。動物性香料は、主に官能的なオリエンタル系香水の主原料になっていて、香りに保香性やコクをもたせるが、野生動物保護法などにより、現在はほとんどが合成香料で代用されています。
一方、天然成分を分析し、人工的に作られるのがケミカルアロマとも呼ばれる合成香料。採取が難しい希少な植物のにおいや、焼けた砂浜の香りなど、イメージ上の香りまでも作ることができる。
■アンバー
マッコウクジラの腸内にできる病的結石物で、現在は合成香料で代用。樹脂調とアニマル調の混ざった香り。
■ムスク
ジャコウジカの雄の分泌物が原料で、現在は合成香料を使用。甘くセクシーな温かい香りで香気が強い。
■イランイラン
熱帯の樹木に咲く花で、甘く重いエキゾチックな香りを放つ。催淫効果があり、媚薬になると言われています。
■オークモス
樫の木に生えた苔が原料。森林と土のにおいを混ぜたような、複雑だがしっとりと落ち着いた香り。
■カルダモン
インド、スリランカなど暖かい地域に自生する植物で、ショウガとよく似た、スパイシーでセクシーな香り。
■コリアンダー
セリ科の植物で、料理のスパイスとしても知られています。甘くて軽くピリッとする、スパイシーな香り。
■サンダルウッド(白檀)
日本では扇子の木材として使用されることも。気持ちを穏やかにする、甘くエキゾチックな木の香り。
■シダーウッド(シダー)
ヒノキ科の樹木で、鎮静効果があると言われています。ウッディな乾いたテイストが強く香る。
■セージ
シソ科の低木の花と葉から抽出する。香りはハーブ調で、くっきりとした印象。集中力を高めると言われています。
■アルデバイド(アルデヒド)
現代的な合成香料の代表格で、強烈かつ鋭い香気。よくワックスのにおいに例えられる、脂肪のような香り。
■ゼラニウム
花と葉を蒸留し、主にミドルノートに使用されます。少しバラに似た、酸味と甘さのある花らしい香りが特徴。
■バジル
シソ科の植物から抽出。非常にくっきりして軽い苦みのある、ハーブ調のスパイスの効いた香りがする。
■バーベナ(レモンバーベナ)
葉をたくさんつける低木で、レモンのような酸味とフレッシュな香りがする。お茶としてもよく飲まれています。
■パチョリ
シソ科の低木から取った葉を蒸留したもので、やや土っぽい印象。ウッディノートの代表的な香り。
■ベチバー
イネ科の植物。焚き火の後のような、土のにおいを併せ持つ、スモーキーで深く、エキゾチックな香り。
■ベルガモット
ミカン科の果実の皮が原料。紅茶のアールグレイの香りづけにも使われる、甘み・温かみのある柑橘類の香り。
■マンダリン
ブラジル、スペインなどに産する、ミカン科の果実の皮が原料となっています。柑橘類の中でも甘めの香り。
■レザー
その名のとおり革をイメージして作られた香りで、深く落ち着いて重みがあり、やや動物的なのが特徴。
各香調には、それぞれ香水の歴史の中での成り立ちや、特徴的な香りがあります。
これを知っていると「より具体的なイメージ」をもって香水を選ぶことができます。
「香調(ノート)」とは香りの調子のことで、色なら色調、音なら音階に当たるものです。香調は大きく、シトラス系、フゼア系、オリエンタル系、シプレ系の4つの家系に分かれ、それぞれの家系はさらに11のファミリーに細分されます。
香調を表現するときは、この家系とファミリーを重ねて、シトラス・フレッシュやシプレ・ウッディなどと呼び、香りの特徴をイメージしやすくします。家族に共通の個性があるように、この香りのファミリーにも、それぞれ独自の個性があります。
最も古い歴史をもつシトラス系は、柑橘系とも呼ばれる。レモンのしみとおる香気や、みかんのジューシーな甘さなどをメインにした、きわめてフレッシュでナチュラルな香り立ちが特徴です。
香料はこのほか、ライムやグレープフルーツ、ベルガモットなど多種の柑橘系の果皮から採取。柑橘類の香りは持続時間が短いため、初期の頃は単にリフレッシュ感を得るための化粧水のようなものでした。しかし、保留剤や持続性の高い香料を調合することによって、現在のような安定した香りになりました。誰からも好かれる香りでユニセックス的に愛用されています。
1882年ウビガン社から発売された「フジェール ロワイヤル」を始祖とする家系。爽やかなラベンダー、樫の木に生える苔や、土のにおいのするオークモス、桜餅の桜の葉のにおいに似た合成香料クマリンをベースにした香りで、スカッと爽やかなトップから、しだいにセクシーさを増していく変化が特徴です。
そのきわめて男らしい爽快感は、シトラス系のユニセックスな爽やかさとは一線を画します。女性の好感度も高く、近年もっとも人気がある家系です。ちなみにフゼアとはフランス語フジェールの日本語発音で、羊歯(シダ)を意味する。
オリエンタル系とは古来、ヨーロッパ人にとって憧れの楽園、オリエントをイメージしたエキゾチックで幻想的な香りの家系です。
香料の宝庫と呼ばれる東南アジアや中近東で産するスパイスをはじめ、珍しい花や樹木、ムスクやアンバーなどの動物性香料をたっぷりブレンドした、甘くて濃厚で、奥行きのある香り立ちを特徴とします。
洗練された上品なイメージと同時に、ほどよい野性味を併せもつ香りの系統。柑橘のフレッシュさと木の爽快さ、土のようなにおいのオークモス(樫の木に生える苔)をベースにした香調。
森の奥深くで感じる、木の葉や樹脂(ヤニ)、苔や土のにおいが混じり合ったにおいが特徴です。個性的で深い香りは、香り上級者に安定した人気を持つ。
柑橘系をメインに、フレッシュなハーブやスッキリした甘さのフルーツなどを加えたほのかな香り立ちが特徴。いつでもどこでもつけたくなるカジュアルな香り。
そんな香りがイメージさせるのは、明るくほがらかで、誰からも親しまれる屈託のない男。純粋で一途。些細なことなど気にかけず、いつもポジティブな笑顔をたたえています。偏見を持たず誰とでも分け隔てなくつきあうので、ネットワークは男女を問わず広い。
柑橘系をベースに、バラやジャスミン、スズランなど花の甘さをブレンドし、ハーブやウッディをアクセントにした香り。
ソフトな印象の香調からイメージするのは、明るく楽天的な男。新しいものが好きで、ファッションやレストランなどのトレンド情報にも強い。その場にいるだけで周囲を楽しくなごやかにする才能に恵まれ、女性にも人気のキャラクター。一見やさ男に見えるが、戦うべきときは戦うというソフト硬派。
柑橘系をメインに、きわめて透明感が高い香料をアクセントにした水や大気を連想させる香り。軽く広がりのある、清々しい香りが特徴です。
そんな香りがイメージさせるのは、単なる陽気ではなく、おおらかさとデリカシーを併せ持つ男。その複雑な個性を無意識のうちに使い分け、周りとうまく協調しながら、周囲の警戒心をやわらげる。サービス精神旺盛で、余計な気をつかわせないように、さりげなく気を配る優しさが魅力。
フゼア調をベースに、水や大気をイメージした香料をアクセントにした香り。万年雪に覆われた高山のオゾンいっぱいの大気を連想させる、透明感あふれる香りです。
イメージするタイプは、周囲を明るくするムードメーカーでありながら、孤独の楽しみ方も知っている自由人。常に客観的で、何事もサラリと肯定的に受け止める。仕事もゲーム感覚で楽しくやってのけるクールさが、枠にはまらない不思議な存在感を醸し出す。
ラベンダーのフレッシュ感を前面に押し出し、香り豊かなハーブやしたたるような新緑をブレンドして、突き抜けるような爽快感を強調した香り。
まぶしい初夏の森林を思わせる快活な香りは、からだを動かすことが大好きな、根っからのスポーツマンを連想させます。人一倍純粋な熱血漢で裏表がなく、行動的でくよくよしないおおらかさは、周りの好感度も高い。そのため男女を問わず人気があり、人から相談を受けたり、頼られることが多い。
ラベンダーの冷涼感とウッディの香気に、バジルやクローブなどのくっきりとしたスパイスを隠し味にした香り。
爽快感とほどよい落ち着きを併せもつ香調は、バランス感覚のよい男をイメージさせる。常にクールで、不必要にはしゃいだり落ち込んだりはしないが、生真面目で面白みのない男ではない。豊かで快適な人生を目指して何事にも積極的に取り組む向上心を持ち、仕事関係だけでなくスポーツや趣味を通じての交友関係も広い男。
ハーブやウッディの爽快さにセクシーなアンバーを加えて、クールさと温かさを対比させた香り。いわゆる“爽快複雑系”で、つかみどころのないセクシーさがこの香りの特徴。
周りに流されない自我を確立しているこのタイプは、一見大人の雰囲気を漂わせているが、ときおり、まるで少年のように天真爛漫な表情をのぞかせる。クールなだけではないこの無邪気さが、女性にとっては母性本能をくすぐられ、とても気になる存在。
アンバーやバニラなど、独特のな甘さを感じさせる香料をベースに、ペッパーやシナモンなどホットなスパイスをアクセントにした香り。
エキゾチックな甘さからイメージするのは、些細なことにこだわらない、ひたすら快楽を求めるパワフルで陽気なキャラクター。社交的で友人、知人も多いが、反面、意外と寂しがり屋の面もある。場合によってはわがままと誤解されることもあるが、そのギャップが魅カになる得な性格。
サンダルウッドやガイヤク・ウッドなど神秘的な樹木に、ペッパーやナツメグ、ジンジャーなど、刺激的なスパイスをたっぷりブレンド。
インパクトの強いエネルギッシュな印象の香りは、リーダーシップのある男をイメージさせる。自分の考えや個性を大切にするタイプで、周囲の判断にはあまり頼らず、何事も自分自身で解決しようとします。目標に対しては精力的に努力し達成するという集中力を発揮。マッチョな印象が強いが根は繊細。
樹木の冷涼な香気をべースに清冽なハーブを加え、土のにおいを思わせるオークモスのべールで包み込んだ香り。
深い森の奥に流れる霧のような香り立ちからは、知性的で物静かな大人の男が浮かび上がってくる。控えめしかし、自分の個性やスタイルをきちんと持ち、ファッションをはじめすべてにこだわりを見せるタイプ。また協調性、社会性に優れ、プライベートでも人間的なあたたかさを見せる円満な性格で、周りからも親しまれる。
シダーウッドやヒノキ、サンダルウッドなどの香気を基調に、なめしたレザーのにおいをアクセントに加えた香調。
樹木の冷涼感を縫って香り立つ、ワイルドなレザーのぬくもりが特徴のセクシーな香り。イメージするふさわしい男性像は、普通や平凡であることを好まず、野性的でありながらも、上質なものを見抜くセンスを持った都会派。また、ひ弱でない男らしさと同時に、思慮深く周囲の空気を読んで行動できる大人の男です。
香りは、肌につけたアルコールや香料が揮発することで放たれます。そのため気温や体温、その人の肌のpHや脂肪分などによって、香りが違ってきます。
たとえば、高い温度(体温)では早く拡散し、一度に多くの香り成分が現れるので強めに香り、温度が低ければゆったりと控えめに長い時間香ります。
ですので、同じ香水でも人によって少し違うテイストになることがあります。それだけに本当に似合う、好きな香りがほしいならボトルからかぐだけでなく、直接自分の肌につけて香らせて試すことが大切です。
香水の種類や、香りによっても異なりますが、春・夏は気温が高いため香りがとびやすく、汗をかいて取れやすいので、2~3プッシュと少し多めにスプレーしてもOK。
逆に汗をかかない秋・冬は、1プッシュ半くらいがベスト。厚手の服を着ていると香り方がソフトになるので、上半身のほか、足首・ひざの裏・ウエストなど、つける場所を増やすといいです。
トップノートはアルコールの香りがキツイので、通勤・通学時の車内では迷惑がられることも。乗る頃にミドルノートのやわらかな状態に落ち着いていることを狙うのなら、外出10分前にスプレーするのがちょうどいいです。
知っておきたい基本的な用語をピックアップ!
■“男性用”を表す言葉
英語ではフォーメン(For Men)、フランス語ではプールオム(Pour Homme)、イタリア語ではウオモ(Uomo)など。ちなみに女性用は英語ならフォーハー(For Her)など。
■バスラインとボディケアライン
香水と同じ香りで、賦香率はオーデコロンやオードトワレと同じくらい。ほのかな香り立ちを楽しめる。シャワージェル、ボディローションや、デオドラントなどをいう。
■コフレ
フランス語で箱などの入れ物・容器を意味し、香水のギフトセットをさす。香水のボディ用アイテム、ポーチほか、プレミアグッズなどがセットになっていたり、期間限定販売される場合が多い。
■テイスティング
ワイン同様に、香水も選ぶ前に軽く香って試してみること。最初はそれ専用のムエットで、気に入ったら肌にほんの少量つけてみる。15~20分程度でニュアンスが立ち現れる。
■ムエット(試香紙)
香水売り場などにおいてある、細長い白い紙。同時にいくつかのフレグランスをテイスティングしたいときには欠かせない。軽く振ってアルコールを飛ばしてから試すのがコツ。
■調香師(パフューマー)
香料を調合して香水を作る人のこと。さまざまな香料を嗅ぎ分ける恵まれた鼻を持つ。香料の構造や反応などの化学的知識があり、化粧品会社、香料会社などに所属する人が多い。
■ノート
香りの調子やニュアンスのこと。もともとは音楽用語で「音符」の意味。香りがいくつも集まりハーモニーを作ることから、転じて香り用語としても使われるようになりました。
■フォーミュラ
香りの処方箋。何百種にもおよぶ香料名がズラリと並び、それぞれがどの割合で含まれているかという詳細データが記されています。いわば、調香師による香水の設計図。
メンズファッションブランドナビ編集部
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