今回は、より快適で、よりカッコいい、おしゃれな服が売っているスポーツブランドをご紹介します!
【1】ナイキ(NIKE)
【2】アディダス オリジナルス
【3】チャンピオン
【4】フィラ ヘリテージ
【6】プーマ
【7】ニューバランス
【8】リーボック
【9】エバーラスト
【10】チャリアンドコー
【11】バートン
【12】グラミチ
【13】ルーカ
阿部大治さん・フリーライター
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ナイキの服が似合う年代と言えば?
斬新なクリエイティブを生み出したチャレンジャー。
日本の高品質なブランド運動靴を、アメリカで販売する権利。これを獲得したことなどをきっかけに創業し、今では世界随一のスポーツウェアブランドとなったナイキ。比較的新興ブランドであったにもかかわらず、目まぐるしい進化を遂げ、2020年には北米4大プロスポーツリーグ全チームのユニフォームサプライヤーとなるほど。
その成功には、実験的で、実用的かつ問題解決志向で、前衛的な姿勢を貫いた、膨大な試行錯誤の跡の上に成り立っています。このチャレンジは現在、DNAと呼ばれる歴史的資料として活用され、常に革新的な技術を提供。サポートをする選手はもちろん、ヘルシー志向者、ファッショニスタたちまでをも魅了し続けています。
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アディダス オリジナルスの服が似合う年代といえば?
名作にモダン要素を加えた旬なデザインが揃う。
有名デザイナーや人気ラッパー、環境保護団体とのコラボなど、ユーザーを驚かせる仕掛けを見せるアディダス オリジナルス。今やスポーツ用品部門を超えんばかりの勢いですが、その違いは1972~1995年に使われていた月桂樹の冠がモチーフのロゴ、トレフォイルロゴをどこかにまとっているからひと目でわかります。
2001年からスタートしたこのブランドは、前述のデザインパートナーやSNSの後押し、また膨大なアーカイブをイメージソースにした新鮮味あふれる発想力により、競技場を離れたストリートで受け入れられる。今季も、フレッシュで大胆なデザインが目白押し。
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チャンピオンの服が似合う年代といえば?
古着ですら愛された品質の高さこそが魅力。
90年代の東京で興ったヴィンテージの狂乱。チャンピオンのスウェットシャツもその中心にいました。当時タグやガゼット仕様の違いによって価格は変動。もちろん希少性によるものですが、根本としてチャンピオンの品質のよさを誰もが把握していたからこそ成り立っていたのでしょう。
代名詞といえるのはスウェットの製法、リバースウィーブ。誕生したのは、1934年のことです。すでに大学スポーツの制服的存在だったチャンピオン製のそれはその後、シンプルさと着心地のよさからファッションにも取り入れられるように。90年以上経った今でも我々の身近なウエアとして愛され続けています。
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フィラ ヘリテージの服が似合う年代といえば?
日々の服でより身近にレトロスポーツを感じる。
スポーツは生活の一部として身近に楽しめるようになった現代。特に2020年の東京はまさにその象徴の年になるでしょう。一方でスポーツが身近になった転換期はいつかといえば、誰もがスポーツブランドをファッションとして着るようになった90年代では?
イタリアはビエラで創業したフィラも90年代に転換期を迎えたひとつだった。そしてゴルフウエアやテニスウエアなどをベースに持ちつつ、当時人気だったアイテムに、現代のトレンドをミックスしたコレクション、フィラヘリテージが再度ストリートを中心に人気です。大胆な配色ながら、華美すぎない大人っぽさが街着にハマる。どこか懐かしのデザインも、親しみやすいはず。
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スターター ブラックレーベルの服が似合う年代といえば?
スポーツ×ファッションの系譜はここがはじまり。
スポーツウエアとポップカルチャーやファッションの融合。今では珍しくないですが、やはり90年代がその走りで、先駆けはスターターでした。1971年、スポーツも盛んなイェール大学のお膝元、コネチカット州ニューヘイブンで創業。80年代には4大プロリーグや多くの大学スポーツチームと提携成功しました。
90年代に入るとヒップホップ、映画、テレビのスターたちとコラボ。クロスオーバーブランドへと転換し、一世を風靡。現在でもスターターブラックレーベルとして、スポーツをベースに持ちつつよりファッション性を重視したコレクションを展開。30年代と変わらず街でも人気。
公式サイトなし
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プーマの服が似合う年代といえば?
超一流とのタッグによってファッションシーンを席巻。
サッカーではペレ、クライフ、マラドーナ。陸上ならアベベ、ウサイン・ボルト。各競技の中でもレジェンドと呼ばれる選手に愛された歴史が、プーマを世界的ブランドにした要因といえるでしょう。それはスポーツ用品だけでなく、フアッション・ライフスタイルブランドでも同じ。
最近では当たり前になっている、スポーツブランドとファッションデザイナーとのコラボですが、1998年のジルサンダーとのコラボスニーカー、アヴァンティJSこそがパイオニア。その後三原康裕、ジル・サンダー・キングといったレジェンドとの繋がりに発展。こうしてプーマはストリートに広がっていった。
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ニューバランスの服が似合う年代といえば?
主役はあくまで足元。だからこそのシンプル提案。
昨今、スニーカーブランドはアパレルも多く展開し、ライフスタイルに即した提案をするようになった。ニューバランスも同様ですが、現在のその考えはあくまで靴が主役。1906年、足に不自由を抱える人に向けたアーチサポートインソールや矯正靴のメーカーとして誕生したため、靴としての性能に関しては言わずもがな。
その上、スニーカーながら綺麗めなスタイルにもマッチする端正な顔立ちが魅力でしょう。いま強く提案しているウエストトゥトウやインコンプリートといったパンツ、トップスのコレクションは、このシューズをより美しく見せるための、いわば強力なパートナーなのです。
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リーボックの服が似合う年代といえば?
ブランドとしていち早く暮らしにスポーツを提案。
暮らしにスポーツが寄り添い始めたのは70年代後半のこと。特にアメリカではベトナム戦争の終結に伴い、若者たちがエネルギーをスポーツに注ぐようになる。こうして“ヘルシー志向”の潮流が生まれたなか、アメリカで躍進したが、英国生まれのリーボック。
79年に本格進出を果たすと、前述の流れが功を奏してか、82年発売のエアロビクスシューズ、フリースタイルが大ヒット。その10年後の99年、リーボックはライフスタイルライン、のちのリーボッククラシックを発表。製品をパフォーマンスとライフスタイルに区分し、より暮らしになじんだ提案をいち早く開始した。現在でもカルチャとの融合、そしてスポーツウエアとしての存在が共存する。
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エバーラストの服が似合う年代といえば?
幾多の強きオトコが愛用した屈指のブランド。
のちに世界チャンピオンとなる、ジャック・デンプシーを無名時代から支えたブランド。それが彼の友人で水着の仕立て屋の息子、ヤコブ・ゴロンブが生み出したエバーラスト。以来100年あまりにわたって多くのタイトルホルダーに愛され、そのマーケットシェアは80%を超えるという、驚異のボクシングギアブランドです。
現在はまるでボクサーのように、オトコが“戦い”にチャレンジするときに着るワークアウトウエアブランドとして進化。そのアイテムはどれも極めシンプルで無駄のない印象ですが、タフな素材使いなどで雄々しさを感じる部分も。大人のオトコにうってつけのアイテムが豊富。
公式サイトなし
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チャリアンドコーの服が似合う年代といえば?
シティでも増えている自転車乗りに最適な服。
競技だけがスポーツという価値観ではない現代において、最も生活に身近なスポーツは自転車でしょう。たとえばニューヨークでは交通事情の影響を受けてか、まさに自転車天国といえるほどなじんでいます。そんななかで2008年に誕生したチャリアンドコーも、スポーツ×ライフスタイルに成功したブランドのひとつ。
ライダーを抱え各国のレースに参加して機能性を追求しながら、アーティスト、カメラマンのフィルターを通してストリートを色濃く反映したデザインや利便性を製品に落としこんでいます。これぞ、シティ派自転車乗りのための服。街を駆けるにはちょうどいいアイテムが揃います。
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バートンの服が似合う年代といえば?
ひとりのスタープレイヤーの移籍が不動の地位を築く。
スノーボード界のレジェンド、クレイグ・ケリーが最後に愛したブランドは、1977年に米国バモント州で創業した、バートンだった。現在のような押しも押されもしないトップブランドとなる経緯には、1989年にクレイグがライバルブランドから移籍したことが大きい。
スタープレイヤーだった彼の広告効果は絶大で、また彼の意見をフィードバックした開発によって品質が高まり、いつしか不動の地位を築くこととなっていく。そんなバートンのアパレルは、高い機能性ながらクレイグのライドのように自由な空気感をまとっています。街着としても有用というわけです。
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グラミチの服が似合う年代といえば?
過酷な岩壁での“快適”は街でも真価を発揮する。
今年日本で開催される五輪で、はじめて正式競技に採用されるスポーツクライミング。もちろん原点は自然の中で楽しむフリークライミング。そしてその聖地といえばカリフォルニア州・ヨセミテ渓谷。1000m級のビッグウォールに囲まれたそこは、現代のフリークライミングの始まりの地であり、グラミチ生誕の地でもある。
クライミングの達人、マイク・グラハムが1982年に創業。彼が開発したクライミングパンツは、そのイージー&コンフォータブルなはき心地から、街でも愛されているまさに名品。コレクションにはクライミングで培った機能や素材を強みにした、快適アイテムが揃います。
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ルーカの服が似合う年代といえば?
ベーシックで心地いい感性あふれるブランド。
2000年にカリフォルニアでスタートしたルーカは、ワークウエアを中心としたアメカジに、音楽やアートの要素を上手に取り入れたデザインを載せています。横ノリ系エクストリームスポーツとの相性がよく、たとえばサーフショーツなど、サーフィンとの親和性が高い。
ほかにもトレーニングウエアやスポーツアクセサリーなど、スポーツブランドとしての顔も併せ持つ。無名アーティストを支援する取り組みやブランドのコンセプトが評価され、2008年にはメンズアパレルブランド・オブ・ザ・イヤーを獲得。ベーシックの中にどこかカリフォルニアの自由な空気を感じる、そんなアイテムたちは、波乗り好きにはピンとくるものがあるはず。
メンズファッションブランドナビ編集部
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