「ブランド・サイズの選び方・お悩み解決」など3本立て!
どんな着こなしでも必ず必要になってくるアイテムといえばパンツ(ズボン)。
今回は
「40代・50代に相応しいパンツブランドが知りたい」
「一級品、一生物と呼ばれる名品パンツを持っておきたい」
今回はそんな大人の方におすすめ。
雑誌レオン・メンズEX・メンズプレシャスといった「40代・50代ファッション雑誌掲載の常連パンツブランド」をご紹介。さらに選び方・お悩み解決・お手入れ方法なども解説しています。
※ボリュームのある内容ですので、お急ぎの方は目次をご利用ください。
2.大人の5大パンツ
パンツは全体のシルエットを左右するので、サイジングは非常に大切です。ここでは失敗しないための、正しいサイズ選びを解説しています。
パンツはウエストで穿くもの。ウエストの位置がキマっていなければ、美しく穿くことはできません。ドレスパンツは、基本的に腰骨の位置で穿くのが適正です。
カジュアルパンツの場合、構造によっては低めの方がしっくりくるものも。そしてウエストに手の平が入るくらいがジャストサイズです。またベルトは、3~5個ある穴の真ん中で締めるのが、最も美しい状態です。
ドレスパンツの場合、サイドのポケットが前方に引っ張られていないか、前立て脇に横ジワが寄っていないかが目安。ヒップのシルエットも鏡でチェックしましょう。カジュアルパンツも基本は同じですが、構造に合わせて腰の位置を調節しましょう。
カジュアルな着こなしの場合、あまり深くクッションが入っていると軽快さに欠けます。なので、ハーフブレイクからジャスト丈くらいが理想的。カジュアルパンツなら、ロールアップしてくるぶし丈にしても◎。
とりあえずこれだけは持っておきたい。ローテーション確実の5本です。
大人の男に絶対欠かせない
オンオフを問わず、ジャケットからカジュアルアウターまで合う大人必携の1本。薄手のサマーウールを選べば、季節を問わず大活躍です。ライトグレーなら颯爽として若々しく、チャコールグレーなら落ち着いた印象で着こなせます。
質実剛健も今はドレスパンツの一角に
綿のツイル生地であるチノ・クロスを使ったパンツ。元は軍隊向けの作業着でしたが、これをイタリアなどのブランドが再解釈。結果、一気にドレスパンツの一角を占めるまでになりました。
穿けば誰もがお洒落の上級者
清涼感たっぷりなルックスで、穿くだけでお洒落に見える白パンツ。夏の定番のように思われがちですが、素材次第で冬場も問題ありません。
色彩のマジックで着こなしを印象的に
ちょい派手なカラーのパンツは、着こなしに個性を加えるキラーアイテム。色あわせにコツが必要ですが、白、紺、グレー、茶の基本色でこなせば難しくありません。上手くハマれば、お洒落なことこの上なし!
汎用性で選べば濃紺の細身タイプ
ワークウェアとして生まれ、数々のカルチャーとともに愛されてきた定番パンツ。実に多彩な色、形、加工が存在しますが、大人の汎用性を考慮すればクリーンな濃紺タイプが鉄板です。
美脚シルエットの概念を根づかせた絶対王者。
ビジネス カジュアル
価格帯:32,000円~42,000円
安定感抜群。40代・50代の頼れる名品が数多く揃う。
ビジネス カジュアル
価格帯:25,000円~38,000円
10年足らずで老舗と肩を並べ、今や大人パンツの最右翼。
ビジネス カジュアル
価格帯:35,000円~50,000円
「大人の楽ちんパンツ」で一躍有名に
ビジネス カジュアル
価格帯:24,000円~32,000円
「シルエット・穿きやすさ・汎用性」の3拍子揃ったチノパンも有名。
ビジネス カジュアル
価格帯:13,000円~20,000円
短い足もすっきり長く見せる、細身パンツのパイオニア。
ビジネス カジュアル
価格帯:26,000円~34,000円
世界最高峰のスラックスを仕立てる老舗
ビジネス カジュアル
価格帯:30,000円~40,000円
洒落者たちに愛される洒脱パンツ
ビジネス カジュアル
価格帯:25,000円~30,000円
2万円台で買える、費用対効果に優れるイタリアパンツ
ビジネス カジュアル
価格帯:25,000円~28,000円
“ホッソリパンツ”のニュースタンダード。
ビジネス カジュアル
価格帯:27,000円~35,000円
シルエットに変化をつける裾周りのテクから、ウエスト周辺のニュアンス技まで、知ってて損のないアイディアを紹介。
チノパンをクルクルと軽快に
裾をクルクルと2回ほどロールアップして、くるぶしが見えるくらいの丈に。これだけでイマドキ感のある軽快さが生まれます。
クリースを入れてドレスデニムに
デニムにアイロンでクリースを入れるだけですが、これがとっても効果的。より端正な表情のドレスデニムに早変わりです。気分を変えたい時などに。
長めのベルトをチラリと垂らす
細いメッシュベルトやリボンベルトなどで有効なテクニック。着こなしのアクセントに最適です。これができるように、少し長めに作られたベルトも増えてます。
ベルトと靴の色を合わせる
これはもう常識の範疇ですが、基本的にベルトと靴は同色、同素材がスマート。黒、茶以外の場合、素材感だけ合わせるなどのバリエーションも有効です。
ポケットに差し色チーフを
バックポケットは後ろ姿で魅せる格好のお洒落ポイント。差し色になるバンダナチーフなどを覗かせて、有効活用いたしましょう。着こなしがグッと華やかに。
困ったときはこの組み合わせでOK。シーン別にご紹介しています。
裾が膝丈まであるジャケットにストライブのスラックス、襟付きのベスト、ウイングカラーのシャツを合わせる昼の正礼装、モーニングコート。
ストレートチップも可ですが、もっとも好ましい一足といえば内羽根のプレーントウ。ちなみにタキシードなど夜の礼装の場合は、オペラパンプスなどエナメル素材のスリップオンが正統となります。
ブラックスーツなどの略礼装か皆ら、正礼装のモーニングコートまで、これ一足持っておけばほとんどのフォーマルのシーンをカバーしてくれる最強の一足が、黒のストレートチップです。
もちろんビジネスシーンであれば360度、対応します。フォーマルな着こなしでは、パンツの裾はシングルカフ、裾のたるみはハーフクッションがマナーです。|
スラックスはテーパードさせた裾幅アンダー20cmのシルエットが主流になっています。と来れば、足元も進化が必要。コバの張り出しがない靴がベターです。
パンツ、靴のスリム化に合わせ、裾のたるみもハーフクッションが女子印象。シングルカフに黒のストレートチップを合わせればオーセンティック、かつモダンなスタイルが完成します。
裾幅20cmを超えるやや太めのシルルエットの場合は、ブローグシューズのような重厚感のあるタイプを合わせ、きちんとワンクッション入れるのがオススメです。
クラシックで威厳のあるスタイルが完成します。ストレートチップやプレーントウといったシンプルなデザインの靴を合わせるなら、ある程度コバの張り出したタイプが好バランス。
ブーツは短靴と違ってパンツの裾が課で分断されることがありません。その特徴を生かすならば、ノークッションのシングルカフで、縦のラインを強調してあげるのがベストな選択です。
膝下がすらりと見え、脚長効果が期待できるツウのテクニックといえるでしょう。ブーツは蝶を覆う特性上、脚を組んでもスネが露出する心配もありません。
フランネルなどの起毛系のスラックスは、足元にも相応のボリューム感が欲しいものです。手っ取り早いのは、同じく起毛素材であるスエードチャッカです。
チャッカブーツならば、フランネルの持つスポーティさと好相性。ビジネスシーンにはダークブラウンがベター。裾はダブルカフでワンクッション入れてあげると、重厚感が演出できます。
スラックスをドレスダウンさせて履くなら、ダブルカフの丈十素足履き(風でもOK)スリップオンで軽快感を演出しましょう。よりプレッピーに演出するならばボーダー柄のソックスもベターな選択といえます。
ただし、あまりカジュアルなタイプだと足首が浮いてしまいますので、色数の少ないシックなボーダーを選びたいものです。
デニムにスニーカーを合わせるというのは、時代を超えた普遍的スタイルです。が、気をつけなければ幼くなりがちな着こなしでもあります。
大人に相応しいのは、ロールアップを1cm程度のごく細い折り返しに留め、パンツ丈を長めにして、かつ素足をちらりと見せた着こなしです。こなれ感とツヤっぽさが表現できる最高の方式です。
デニムはあらゆる靴に合うオールラウンド選手ですが、ことインディゴブルーが美しいリジッドデニムに関しては、上品にまとめたいものです。
品を求めつつ、デニムの持つカジュアル感を受けるならば、足元の答えはひとつ。正解はスエードのローファーです。3cm程度ロールアップして、課を覗かせてあげると、こなれ感もぐっと増してきます。
昨今定番ボトムに昇格した細身のカーゴパンツ。細身ゆえにテーラードジャケットとも相性がいいボトムですが、ミリタリーから生まれたアイテムであり、コンバットブーツなどを合わせるとコスプレ臭が漂います。
同じ編み上げでも、ドレスブーツならモダンに仕上がります。裾のたるみはハーフクッション程度に留めるのがスマートです。
ワークウェアにルーツを持つチノーズに、ワークブーツが相性がいいのは言うまでもありません。が、その着こなしは一歩間違うとコスプレ臭が漂いますので、大人の男性にはオススメできません。
品よく見せるには、英国紳士がカントリーサイドで親しんだスエードチャッカが。3cm幅のダブルカフでハーフクッションがモダン解釈です。
夏の定番としてここ日本でもすっかり浸透したカラーパンツや白パン。イタリアの紳士に倣うならば、ドライビングシューズがベストです。
もちろん上質なレザー使いのサンダルもの。パンツと靴の持つ軽快感を受けるならば、足首回りはダブルカフの丈でノーソックス、あるいはトップラインから露出しない丈の短いソックスがオススメです。
ここでは、体型別にコンプレックスを軽減するパンツ選びのコツを紹介しています。
裾丈をジャストに合わせれば足が細く長く見えます
パンツ裾が長過ぎるとシワがたまり、足が太く見えます。また、そこが短過ぎると短足に見えます。裾幅にもよりますが、昨今主流の細身パンツであれば、クッションなしで仕上げるのが◎。シルエットは過度のテーパードよりも、細身のヒザ下ストレートが足長に見えます。
センタークリースを入れれば余分な生地がありません
太さを隠すかのようにプリーツ入りのゆったりとしたシルエットのものは、よけいに太さが際立ち逆効果。
太ももにジャストで合ったシルエットのものを選び、ウエストや裾幅を補正するのがベスト。センタークリースを入れると縦長効果があり、足をスッキリ見せます。
ヒップポケットの位置にこだわって美尻を目指しましょう
腰回りのサイズが合ったパンツを選ぶのが第一。その見極めはサイドポケットが広がらないこと。
また、ヒップポケットの位置が低く、サイズが小さいものを選ぶとお尻が小さく見えます。ただし、低過ぎるものは腰ばき感が強く、ルーズな印象を与えるのでご注意を。
浅い股上で腰回りをスッキリさせればメタボ腹が目立たない!
ぽっこりしたお腹を隠すように股上の深いパンツを選んでは逆効果。余計に目立ちます。
そこで股上が適度に浅いパンツを選んでスッキリとした印象にするのが先決。さらにセンタークリース、スリムシルエットを選べばスッキリ! 体に合った!本を見つけてください。
スッキリシルエットに“お直し”が有効です!
女性では喜ばれることなのでしょうが、男性は案外コンプレックスを抱いている人が多いもの。とくに、パンツのヒップに生地がダブついてだらしなく見えるのが嫌だということです。これはコンパクトな腰回りのパンツを選ぶとともに、お直しで調整するのが有効です。
1.平らな所でシワを伸ばす
1日穿いたパンツを脱いだら、アイロン台などの平らな場所に置き、両手でシワを伸ばしていきます。この際、汚れや擦れなどをしっかりチェックしていきましょう。
2.パンツのメンテにブラシは必需!
ホコリを落とすには、ブラシは必ず用意。
3.まずは裾からウエスト方向に
最初に裾からウエストにかけて、下部分から上方向にブラッシング。ウールの生地の目に逆らうようにブラッシングすることで、生地を逆立て、生地の繊維の中につまったホコリや汚れを掻き出していきましょう。あくまで丁寧にがポイント。
4.次にウエストから裾方向に
ホコリを掻き出した後は、ウエスト部分から下向に向けて順目にブラッシング。ウールの毛並みを整え、生地を元の状態に戻していきます。簡単なシワならコレでとれます。
5.パンツの内側も忘れずに
パンツの外側だけブラッシングして、ついつい忘れがちなのが内側部分。歩いている時に擦れて、ウールが弱ったりしがちなのでこちらも丁寧にブラッシングしてあげましょう。
6.ハンガーに掛けてじっくり休息
専用のパンツハンガーなどにかけ、休ませましょう。
固く絞った濡れタオルで即対応!
パンツの表面に付いた汚れは、固く絞ったタオルで気になる部分を拭き取りましょう。終わったらすぐに乾燥させることが肝心。生地を傷めてしまうので、よほど汚れた時以外はクリーニングに出さない方が吉。
市販の消臭剤を使い風通しの良い場所に
臭いが気になる場合は、市販の消臭剤をパンツに使用。生地を傷めることなく、臭いを落としてくれます。大量の汗をかいた場合はパンツハンガーに掛け、屋外などの風通しの良い日陰に干しておきましょう。
【1】 シミの種類に合わせ応急処置
シミの種類が醤油やソースなどの水溶性か、ボールペンなどの油溶性であるかで対処も変化。
市販の簡易シミヌキ材をそれぞれ用意しておけば、イザという時にも即対応できます。
【2】 シミの部分に擦り付けるだけ
マーカータイプのシミ抜き材は、汚れた部分にペン先を擦り付けるだけ。何回か試し乾燥させれば、ほぼこれでシミは抜けます。
ただし完璧にシミ抜きをするなら、この状態でクリーニング店に持ち込み、専門のシミ抜きをお願いしましょう。
【1】 洗濯する前も要注意です!
脱いだらそのまま洗濯力ゴって人が多いはず。でも実は洗濯カゴ中の湿気による色落ちや色抜けが起こってしまう場合があるのです。
そこで洗濯する直前まで、吊るしておいて、乾燥させておく配慮が重要です。
【2】 裏返してフロントボタンを留める
デニムの表側が擦れたり、変なアタリが出るのを防ぐため洗濯の際には必ず裏返します。これで色落ちはかなり防げます。
またデニムの型崩れを防止するために、フロントボタンは全部留めるように心掛けましょう。色移りを防ぐために、単品で洗うことも大切です。
【3】 洗濯ネットに入れ洗いは短時間に
洗濯ネットに入れ、洗濯時のデニムの擦れを軽減。洗剤の量は少なめにし、短時間で洗うようにします。脱水の時間もできるだけ短めに。
洗い終わったら、裏返しのままで屋外などの風通しの良い場所を選び、陰干しをしましょう。
白パンの汚れは特に注意!
コットンパンツなどにシミ汚れが付いてしまったら、即対応を施すことが解決への近道です。
ただしキチンとしたシミ抜きは素人では、なかなか至難の業。そこで応急処置だけし、あとはプロにお任せしましょう。