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自分に合った靴選びの必須知識。
靴を購入する前に知っておきたい、フィッティング(選び方)・定番の形・製法・ソールの種類など『メンズ靴の基本知識』を紹介しています。
何はともあれ購入する際にチェックしておきたいのがフィッティング。
ここでは確認しておくべき「6つの重要チェックポイント」を紹介しています。
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親指と小指の付け根の最も突出した場所を結んだ幅(ボールジョイント)が靴と合っているか確認。
これが合っていないと、靴の中で足が前に滑ったり、点で当たると痛み(靴擦れ)の原因になります。
ヒールとカカトの間に小指1本分の余裕を持たせる、という説もありますが、名門靴店では「靴紐を締めた状態でのジャストフィット」をすすめている場合が多い。
足入れした時に空気が抜けるくらいでOKです。
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足はボールジョイントで止まるので、指先には空間(捨て寸)が残ります。
この空間が余りすぎても、狭すぎても歩きにくさの原因となるので、2.5cm程度は余らせるのがいいです。
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グッドイヤーの場合はコルクを敷きつめた中底が沈んだときに、少し羽根が閉じるので、初めから羽根が完全に閉じた状態だと甲を羽根で留められなくなる。
ほどよく開いた羽根がグッドです。
親指の第1関節と第2関節の間と靴の隙間を確認。
はきジワができやすい場所なので、空間がありすぎても、なさすぎてもダメ。ほんの少し空間があるのがベストです。
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グッドイヤーなど固い靴の場合、くるぶしは口に当たって痛くなることがあります。
柔らかい革なら問題ないですが、しましょう。
紳士靴のデザインには全て呼び名があり、靴業界では一般的に用いられています。
ここでは代表的な15タイプの名称を紹介しています。
別名「キャップ・トゥ」とも呼ばれている形。
横一文字の切り替えがトゥに入っておりフォーマルにも使え、つま先全体を覆うように革が被せられているデザイン。
切り替えに穴飾りがあるものは「パンチングキャップトゥ」、メダリオン(つま先の穴飾り)があるものは「セミブローグ」と呼ぶ。
U字型にアッパーを縫い合わせたデザイン。厚みのあるデザインなので、甲高、幅広の足形にもフィットしやすい。
U字部分からソールまでの縦割りの縫い目があることから、Yチップ、Uが鋭角的なものをVチップと呼ぶこともある。
カジュアル感を出しやすい形。
トゥ分の切り替えが、W字型をしている。羽根のように見ることからこの名前がついた。穴飾りをあしらっているものも多い。
つま先飾りのない、内側に羽根を付けたシューズ。
フルオーダー靴などによく見られる形でもある。デイリーでの実用性も高いうえに、ちょっとしたドレスシーンにも履ける一足。
つま先飾りのない、外側に羽根を付けたシューズ。
非常にシンプルだが実用性もあるので使い勝手がよい。
シューレースではなく「バックル留め」のストラップで甲を締めるデザイン。
アルプスの修道士(モンク)がはいていたことから名前がついたとされる。最近はストラップが2つある「ダブル・モンク」も人気。紐靴よりもややカジュアルな印象に。
履き口をバックル留めのストラップで押さえるデザインで、モンクストラップとは違う。
モンクストラップよりも、高級感があり、スーツスタイルにマッチする。
アッパーの両サイドに伸縮性のゴムをあしらったデザインで、エレガントな印象を与えられる。
多くの場合はゴムを革帯にしたレザーで隠している。
アッパーを一枚革で包み込むように仕立てられたシューズ。
キレイな形に仕上がるには、高い技術力が必要とされる。一般的にヒールで継いだデザインが多い。
甲部に入った革の切り替えデザインが、馬の鞍に似ていることから「サドル」と呼ばれている。
サドルとアッパーを異なる色でコンビ仕立てにしたモデルが多い。
スリッポンタイプのシューズで、U字のモカステッチが特徴とされている。
脱ぎ履きがしやすいことから「怠け者(ローファー)」という意味を込めてその名がつけられた。
コインが挟めるものをコインローファー、ペニーローファーとも呼ぶ。
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フォーマルな場面で使う、エナメル革製のシューズ。
ドレスシューズの中でも最高峰と呼ばれる靴。シルクのリボンがアクセントとしてあしらわれている。
くるぶしまで丈のある外羽根仕様のブーツ。
ポロ競技者用の乗馬靴がルーツとされている。アイレットは2つ~3つが一般的で、つま先飾りがないものが多い。スウェードモデルが多いのも特徴。
ファッションとして履くようになったのは1930年代頃。
足首、くるぶし、カカトに交差上に巻きつけたストラップを外くるぶしにあるバックルで固定させる。
伸縮性のあるゴムをサイドに取り付けた紐なしブーツ。
脱ぎ履きが容易でフィット感が得やすいのが特徴。つま先に穴飾りのあるものも。
機能や履き心地も大きく変わる靴の製法。
今回はよく耳にすることが多い「代表的な8つの靴の製法」を紹介。靴選びの参考に是非!
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〇 耐久性・防水性に優れ、ソールの交換が可能
〇 はき続けることで足に馴染み疲れにくい
× ソールの返りが悪く履き始めが固い
中底に凸型のリブを接着し、リブ、裏革、ウェルトを「すくい縫い」で結合。
リブでできた空間にたっぷりコルク(中物)を敷き詰め、ウェルトと本底を出し縫いする。
はき続けるとコルクが沈み、自然とその人の足形に馴染む。
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〇 軽量で足の返りが良く歩きやすい
〇 見えた目がきゃしゃになるので、スマートなデザインも可能
× 耐久性に劣り、複数回のソール交換が難しい
グッドイヤーウェルテッド製法に比べて耐久性は劣るものの、最小限のパーツで作られるため、ソールを薄くできる。
また、ステッチが靴の内側にくらうため、ウェルトの幅も せりださずに作ることができ、スマートでドレッシーなデザインができる。
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〇 耐久性と返りの良さのバランスがいい
〇 ソール交換が可能
× グッドイヤーほど足なじみは期待できない
マッケイ製法のソール交換をしやすくするために生まれた派生形。
中間底までをマッケイ式で縫い合わせ、中間底と本底を「出し縫い」で結合する。
グッドイヤーとマッケイの中間的な存在で、耐久性と返りの良さを両立させた構造となる。
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〇 リブがないため返りが良く歩きやすい
△ ソール交換が可能(ただし高価)
× すべてが手作業となるため高価
中底を包丁で加工し、中底、裏革、甲革、ウエルトの4枚を「すくい縫い」によって結合。
そのあとに本革を当ててウエルトと本底を「出し縫い」する。
グッドイヤーのようにリブを使用しないため、足の返りが良く、歩きやすいのが特徴。全ての工程を手作業で行われる。
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〇 足を包み込むような柔らかな履き心地
〇 中底がないので返りが良く歩きやすい
× 工程が多く製作できる職人が少ない
イタリア、ボローニャで生まれた靴の製法で、高級ブランド「ア・テストーニ」の代名詞となっている。
前足部分に中底を用いずに甲革と裏革を筒状に丸め、本底といっしょうにマッケイ縫いするやり方。
足先が筒状となり、中底がないために履き心地に優れる。
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〇 防水性に優れ雨の日もはける
〇 とにかく頑丈なため場所を選ばず使える
× 手の込んだ製法となるため高価
名前の通り、ノルウェーをはじめとした北欧で発達した製法
防水性が求められる寒冷地向けの靴製法として、半世紀ほど前まではアウトドア靴の代表的な製法だった。
ただ、手の込んだ作りのため、比較的高価なものが多い。
出典:http://lasting.jp/
〇 パーツ点数が少なく比較的安価に作れる
× シンプルな反面リペアが難しい
アッパーとソールをダイレクトに縫い合わせる製法。
作業工程もとてもシンプルでパーツ点数も少ないので、作りやすくコストパフォーマンスに優れる。
その反面、リペアをする時には難しい製法のひとつとして認識されている。
出典:http://lasting.jp/
〇 レディース靴に多い手法。コバがない分色んな形が作れる
× ソール交換はできない
ほとんど縫い合わせることなくソールとアッパーを接着剤で張り合わせる製法。
他の製法にある制限がこの製法にはほぼなく、自由な形に靴を作ることができるので、耐久精度よりもスタイル重視の靴に多い製法。
本格紳士靴の世界でもモダン化が進んでいて、伝統的なレザー以外にも様々な素材を用いたアウトソールが使用されています。
ここでは広く使われている「7つのソール」を紹介しています。
紳士靴の定番として昔から用いられてきたのがレザーソール。
肉厚で耐久性に優れる3歳以上の成牛のショルダーなどが中心。水に弱い点はあるが、足に馴染みやすく排湿性に優れる。
出し縫い糸に革をかぶせて伏せたヒドゥンソールの底一面を黒塗りし、ラグジュアリーに仕上げたもの。
ビスポークで行われていた手法だが、近年は既成靴にも多くみられる。
地面に触れないアーチ部分のいを黒塗りしたソール仕上げ。
これは接地面を黒くしたカラスソールだと、じゅうたんなどを汚してしまうために用いられるようになったと言われている。
ラバーソールはブランドによって様々なタイプが用意される。
ドレスシューズでは本底に薄いラバーを貼り、滑り止め効果を狙ったものが多い。
フォーマルな雰囲気を損なわないことが重要。
ラテックスが主成分となるクロープソールは、柔軟性とクッション性の高さでラバーソールを圧倒し、雨の日でも安心して履くことができる。
レザーソールに比べるとカジュアルな印象になるのでTPOには注意したい。
ドレスシューズに用いられることの多いラバーソールが、この英国生まれのダイナイトソール。
耐久性、衝撃吸収性に優れながらフラットな靴底はカジュアル感を押さえ込むことが可能となる。
ワークシューズやアウトドアシューズでは圧倒的なシェアを誇るイタリアのビブラム社。
ドレスシューズでは数少ないが、チャッカブーツやサイドゴアブーツではすでに採用しているメーカーも多い。
革靴を履くシーンによって暗黙のルールがあります。
ここでは上からフォーマル度の高い順に「6つの革靴」を紹介しています。
フォーマル度:★★★★★
カジュアル度:★☆☆☆☆
トゥキップの切り替えが真一文字に入り、その端正な表情がエレガント&スマートな印象を醸し出す。
内羽根式で革靴のストレートチップは、冠婚葬祭の場もOK。持っておいて損はないオールラウンダー。
フォーマル度:★★★★★
カジュアル度:★★☆☆☆
1枚革で構成された甲やトゥに穴飾り飾りが施されていない靴の総称。
短靴の代表格であり、ビジネス靴の定番。内羽根式を選べば、ビジネスからフォーマルまで着用可能。
ストレートチップとほぼ同じTPOに対応する。
フォーマル度:★★★★☆
カジュアル度:★★☆☆☆
バックル留めのストラップで甲を締めるタイプ。
ヒモ靴よりくだけた印象になり、洒落たビジネススタイルの演出に最適。ダブルモンクも同じTPO。
フォーマル度:★★★☆☆
カジュアル度:★★☆☆☆
翼を広げたようなW型の切り替えとメダリオンのある靴。
英国では狩猟に使われたシューズが発祥とされるため、カジュアルな印象が強い。
弔事には不向きだが、ビジネスやカジュアルなパーティなら問題ない。
フォーマル度:★★☆☆☆
カジュアル度:★★★☆☆
トゥにU字型の切り替えやステッチが入る。
元々、ゴルフの際に履かれた靴を起源とし、各国の軍隊に広まっていった意匠。
機能性や堅牢性を重視して作られることが多く、フォーマル度は高くないとされている。
フォーマル度:★☆☆☆☆
カジュアル度:★★★★☆
源流はノルウェーの狩猟たちの靴。
脱ぎ履きが簡単なことから、ローファー(怠け者)という名が定着。
スーツのカジュアルダウンに貢献。「カジュアルな革靴」の代名詞がゆえ、礼服に合わせるのはご法度とされる。
必要知識を身につけたら いざ実践へ。
上記では紳士靴からブーツまで、メンズシューズの人気ブランドを一覧で紹介しています。