プロ・靴好きが愛用する「定番シューケア」も紹介!
良いものを長く使うのに、靴のメンテナンスは必要不可欠。
今回は『シューズケアの人気ブランドランキングTOP10』をはじめ、定番ケア用品&名品シューケア、よくある靴のメンテナンスQ&Aなど、靴(革靴・ビジネスシューズ・ブーツ)の手入れに欠かせない記事となっています。
目次(もくじ)
①シューズケアの人気ブランドランキングTOP10
■1位:サフィール
■2位:ダスコ
■3位:サフィール ノワール
■4位:ブートブラック
■5位:M.モゥブレィ
■6位:キィウィ
■7位:コロニル
■8位:コルドヌリ・アングレーズ
■9位:ウォーリー
■10位:ヴィオラ【ジュエル】
②名品シューツリー10選&選び方
③名品クリーム&ワックス7選
④名品クリーナー2選
⑤名品ブラシ5選
⑥靴のメンテナンスQ&A
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お気に入りのシューズに栄養と柔軟性を与えてくれるクリームや、深みのある艶やかな鏡面をつくりあ…
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①シューズケアの人気ブランドランキングTOP10
ブランドの選出元について
今回のランキングに選出したブランドは、ほぼ全てのメンズファッション誌を参考に「シューズケア特集で掲載された」10のブランドが元になっています。
ランキング(アンケート投票数順)
●総投票数:498票
1 位(100票)
サフィール
日本公式サイト:http://saphir-jp.com/
世界55ヶ国で販売されているフランスのシューケアブランド。品質の高さと仕上がりの美しさで、世界中の靴関係者から高く評価されて続けている定番。
レザー製品からファニチャー、アンティーク、そして誰もが知るメゾンブランドが、仕上げに使うケア用品などを製造・販売する「フランスAVEL社」が展開しているブランドで、経験に基づいた独自の製法により製造。
1925年のパリ万博で金賞を受賞するなど、パリの名門として愛され続ける一方、世界中の多くの有名・高級ブランドのレザーケア商品もOEM生産している。
おすすめの定番ケア用品!
■ビーズワックス ファインクリーム
70色を超えるバリエーションを誇る乳化性クリーム。ビーズワックス、カルナバワックス、テレビン油、アーモンドオイルにより保革・光沢・クリーニングと潤い効果をすべて満たす。
【定価:800円 / 50mL】
■レノベイティング カラー補修クリーム
44色から選択でき、しかも絵の具のように混ぜ合わせて使えることから、セルフメンテナンスのユーザーに人気がある着色補修クリーム。
靴でいえばコバはもちろん、細かな傷を自分で消したい人も使用。ちなみに、色が合わなければリムーバーで落としてやり直しも効くので安心です。
【定価:1200円 / 25mL】
■スエード&ヌバックスプレー
上級ラインのサフィールノワールと並び、自信作として知られているのがこの起毛素材用のスプレー。こちらもアーモンドオイル配合の栄養補給によって、柔軟でシルキーな毛並みを保ちながら撥水効果も与えられる。
さらに14色の豊富なカラーバリエーションで、市販の起毛靴(スエード靴など)にほぼ対応できるのも嬉しい。
【定価:1800円 / 200mL】
2 位(77票)
ダスコ(DASCO)
日本公式サイト:http://dasco-jp.com/
1946年、ロンドンに設立されたダンケルマン&サン社が展開するブランド。木型や木製シューツリーの開発で成功を収め、1967年にノーザンプトン州に工場と本社を移転。その後ツリー以外にも商品を拡大しシューケア用品総合ブランドに。
チャーチ、クロケット&ジョーンズ、エドワードグリーン、ジョンロブの純正ツリーを手掛けることでも知られる。
おすすめの定番ケア用品!
■ホースヘアブラシ スモール
通常の馬毛ブラシよりも毛の密度が濃く、スムースに磨けることで昔から多くのファンを持つ定番ブラシ。
小ぶりなサイズとリーズナブルな価格も手伝って、色によってブラシを使い分ける人から支持される。デリケートな皮革のお手入れにも使用可。黒もあるものの、使い分けられるグレーが定番となっている。
【定価:1300円 / 14×4.5cm】
■デリケートレザークリーム
塗布しやすく、表面が乾燥している新品の靴などに塗りこむとよいのが、この保革栄養向けデリケートクリーム。通常のものではツヤがほとんど出ないのに対し、ダスコのデリケートクリームは、ナチュラルな光沢を与えてくれる。
英国ブランドゆえ、英国靴好きにも好まれている。
【定価:900円 / 50mL】
■コンビネーションクリーナー
簡単に使えるサドルソープのようなクリーナー。朝、靴を出したら塩を吹いていた! というような緊急事態でも、簡単に汚れを除去することができます。
クリーニングと同等に優しいツヤも与えてくれるのも特徴。どちらかというと、本格靴よりも雨の日に使用するケースが多く、ワークブーツなどのお手入れ向きです。
【定価:1200円 / 200mL】
3 位(71票)
サフィール ノワール
日本公式サイト:http://saphir-jp.com/
1920年代から伝統的なレシピで作られる、フランスのAVEL社によるシューケアブランド、サフィールの上級ライン。
皮革のスペシャリスト達との共同研究を続け誕生したこの上級ラインは、素材そのものの美しさを引き出すクオリティと、細分化しつつも明確な効果を持った商品構成で、多くのプロを脱帽させる。
また、フランス発のブランドらしい黒を基調としたパッケージに、物欲をくすぐられて使い始めるファンも多い。品質で、見た目で、これまでのケア用品とは大きく異なる提案で、業界の印象をも大きく変え始めている。
おすすめの定番ケア用品!
■クレム1925
それなりのシューケア店には必ず置いてあり、もはや高級靴を愛する人の定番といえる存在。
水は配給されず油性なのに非常に伸びがよく、油分と共に染料も浸透することで、独特の色艶が出る。ワックスは使用しないものの、ある程度光らせたい人に最適のクリーム。
【定価:2000円 / 全12色 / 75mL】
■スペシャル スエード&ヌバックスプレー
多くのプロも愛用している栄養補給スプレー。アーモンドオイルによる保革効果に加え、フッ素配合で防水効果も発揮。柔軟性を保ちながら、毛並みにツヤを与えてくれる。同ブランドが自信作として提案されているのも納得の品質です。
無色のほかにブラック、ブラウン、ダークブラウンも展開。
【定価:2500円 / 250mL】
■スペシャルナッパ デリケートクリーム
シープスキン、ラムスキン、ヌメ革やアニリンカーフなど、ツヤがないデリケートな革を、そのまま保湿するためのクリーム。また、しばらく手入れしていなくて、気がついたら油分が抜けていた靴を蘇らせたり、ひび割れも防いでくれます。
女性の鞄などにもよく利用され、栄養を与えつつ素材本来のツヤを守れる逸品です。
【定価:2200円】
4 位(69票)
ブートブラック(Boot Black)
公式サイト:http://bootblack.jp/
リペア工房を併設する恵比寿の靴店「リファーレ」と、日本を代表するシューケア用品メーカー「コロンブス」と共同開発した高級シューケアブランド。
限りなくケミカルを排除した製品づくりが特徴だが、その名を知らしめたのは、やはり容易かつクイックに鏡面磨きができる「ハイシャインベース」&「ハイシャインコート」の提案。昨今の靴磨きブームの基盤を作ったといっても過言ではありません。
おすすめの定番ケア用品!
■靴クリーム(ビン入り)
革に潤いを与えるコラーゲンと、革の劣化を防ぐビタミンE、光沢効果に優れた鉱物系ワックスを配合し、定着力をアップさせた乳化性クリーム。
革の凹凸に合わせて超微粒子のクリームがのり、革の陰影を残した深みのある色を引き出せる。全36色という豊富なカラーバリエーションも魅力。
【定価:1000円 / 55g】
■ブートブラック コレクションズ エイジングクリーム
重ね塗りを繰り返すことで、エイジングによって醸し出される革の濃淡を仕上げることができる、アンティーク仕上げ専用の保革クリーム。
ホホバワックスを配合し保湿力に優れたオイルクリームは、色乗りの悪いオイルドレザーを色づき可能にしてくれる。愛用するブーツに深みのあるツヤ感をプラスする際に。ニュートラル、ブラウン、ブラックの全3色。
【定価:1800円 / 85g】
■エッジクレヨン
コバ部分の色褪せやキズを、手軽に目立たなくするために作られた革コバ専用のクレヨンタイプの補修剤。従来のコバインキはリキッド状でしたが、細かな部分にまで塗ることが難しかったため、それをクリアして売れ筋に。
使い方は色の薄くなったコバ面にクレヨンを塗り、その後柔らかい布で広げるように伸ばすだけ。
【定価:800円 / 10g】
5 位(62票)
M.モゥブレィ
英国王室御用達であり、世界的な靴クリームの定番という位置づけだった「メルトニアン社」が廃業した後、ヨーロッパの伝統的な製法とノウハウを継承すべく立ち上げられた後継的ブランドが「M.モゥブレイ」。
熟練の職人によって調合・製造されており、ビンへ充てんされる時まで1つ1つ職人の厳しい目でチェックされるほど、丁寧に作られている。キャップを開けたとき、このブランドのクリームはそれぞれの表情が異なってみるが、それこそが手づくり感、M.モゥブレィの特徴ともいえます。
おすすめの定番ケア用品!
■デリケートクリーム
ブランドのみならず、革に栄養を与える靴クリームを代表する永遠の定番。皮革に深く浸透し、潤い・ツヤ・柔らかさを与えながら、乾燥・ひび割れから守り・靴を長持ちさせます。
【定価:900円 / 60mL】
■プレステージ クリームナチュラーレ
一般的な乳化性クリームとの違いは、有機溶剤を用いていない点。天然成分のみで、革をナチュラルに保革・ツヤ出し・耐水効果を与えてくれる。
ビーズワックスやカルナバワックスをロウ分に用い、油分もシダーオイルやパームオイル等の天然成分のみ。ラベンダーとグレープフルーツが混ざったような心地よい香りも特徴。
【定価:2000円 / 80mL】
■モールドクリーナー
カビの不活性化に着目して開発された、靴の防カビ・除去用スプレー。除菌力が強い有機ヨードが主成分で、カビの表面を覆っている細胞膜を壊して除菌し、再発生を防ぐ。
ヨードは天然成分で、取り扱いが安心なのが特徴。スプレーして乾燥させればカビの予防剤にもなる。無臭タイプで嫌な臭いも残りません。
【定価:2000円 / 100mL】
6 位(40票)
キィウィ(KIWI)
公式サイト:http://www.kiwicare.jp/
誕生は1906年のオーストラリアにて。創業者はスコットランドからメルボルンに移住してきなウィリアム・ラムゼイ。元々磨き粉などの生産技術を持っていた彼は当時の粗悪な靴墨に目を付け、光沢の出る靴クリームを考案、たちまち人気を博した。
そこから世界に広まった理由は、キィウィの靴クリームを愛用したオーストラリア兵のピカピカな軍靴が、イギリス兵やアメリカ兵の目に留まったためと言われている。現在では、約200ヶ国で販売されている。
おすすめの定番ケア用品!
■シューポリッシュ
カルナバをはじめとする、各種高級ワックスを主成分としたKIWIを代表する油性靴クリーム。第二次世界大戦後、在住した米兵の影響で日本にも普及。”丸缶”の愛称で親しまれた。
ニュートラル、ブラック、ブラウンの3色。
【オープン価格(200円前後)】
■パレードグロスプレステージ
プロも愛用する油性高級靴クリーム。他を凌駕する輝きは、各種ワックス(植物系、鉱物系)の独自ブレンドによるもの。通常の油性靴クリームよりも美しさが持続し、高い撥水性も魅力。
ニュートラル、ブラック、ブラウンの3色。
【オープン価格(600円前後)】
■エクスプレス つや出しスポンジ
一般的なスポンジタイプのワックスは、スポンジにオイルが浸透しているだけで、初めはオイルが出すぎ、そのうち揮発してカラカラに……。だがKIWIのものは使うたび適量のオイルを塗布。最後まで均一なツヤ出しができます。
オイルの残量が確認できるのも◎。高級靴向けではありませんが、独自機能が持ち味! 全3色。
【オープン価格(500円前後)】
7 位(25票)
コロニル(Collonil)
日本公式サイト:http://www.collonil.jp/
ドイツ、ザルツェンブロット社のケアアイテムを扱うブランドが「コロニル」。その歴史は1909年にカールエッセルとザルゼンブロッド兄弟が、スウェーデンのオイル生産者にレザーオイルを樽からビンに詰めていた時代に遡り、その特約店のひとつがコロニルの名でシューケア用品を売り始めたのが始まり。
以来、皮革製品の風合いを損なうことなく素材の魅力を引き出す商品を提供。2000年以降はナノテクノロジーを駆使した開発にも注力。現在100ヶ国以上で愛用されている。
おすすめの定番ケア用品!
■シュプリームデラックス
ツヤを出すことよりも保革にこだわって製造された、有機溶剤を一切使用しない最高級クリーム。革に優しく高い浸透力が魅力で、高級靴・高級ブーツの革のメンテナンスには欠かせない。
ちなみに名品「プレミアム ディアマント」の後継品です。
【定価:2800円 / 100mL / 全5色】
■ウォーター ストップカラーズ
手を汚さず、ムラなく使えるチューブ式の栄養・補色クリーム。簡単に使えるだけでなく、高品質なアーモンドオイルが皮革に栄養とツヤを与え柔軟性を高めるなど、その質の高さからも支持される乳化性クリーム。
フッ化炭素樹脂配合により防水効果を与え、皮革への水や汚れの浸透も防ぐ。
【定価:1470円 / 75mL / 全9色】
■1909ファインプロッシングブラシ
創業年がゴールドで刻まれるようになった、ブランドの自信作。柔らかく密度の高い山羊毛の仕上げようブラシは、磨きの跡を残したくない鏡面仕上げやデリケートな革へのブラッシングに最適。
そして、山羊毛なのにアンダー3000円というコストパフォーマンスが何よりの魅力。仕上げ用はもちろん、ほこり落としにも◎。
【定価:3000円 / 15×5cm / 毛丈2cm】
8 位(21票)
コルドヌリ・アングレーズ
日本公式サイト:http://lca-jp.com/
1885年、フランスのパリにて創業した高級シューツリーブランド。元々靴製造用の木型メーカーで、現在でもここの伝統的な木型を採用するメーカーは多い。
製品はフランスの南西、リモージュの工場で伝統的な技法により職人の手で製造されている。厳選された天然のブナ材を使用したシューツリーは、デザイン、耐久性、機能面を追求。そして1cm刻みというピッチサイズ展開でフィットする靴が多い。
おすすめの定番ケア用品!
■FA85
甲の峰がしっかりしているのにどんな靴にも合わせやすく、先割れのツインチューブだから靴へのテンションも十分。そのため、多くの靴業界人が「迷ったらコレを買え!」と言う高級シューツーリー。
厳選したブナ材で作られており、その固さと重さへの支持も多数。
【定価:1万円 / 38~45の全8サイズ】
■EM97シュートリー
汎用性の高いバネ式とは異なり、こちらはスライドさせてサイズ調整するタイプ。
靴に入れて前後を伸ばし、ジャストフィットした箇所でネジを締めることが可能。必要以上のテンションをかけず保管できるので、柔らかな素材の靴に適している。素材は厳選されたブナを使用。
【定価:1万2000円 / 38~45の全8サイズ】
■EM500
同ブランドの中では最新のバネ式シューツリー。他のモデル同様耐久性に優れ、高級家具などに使用されるブナ材を使用しているが、従来モデルよりノーズを1cm程度伸ばし、幅を絞り込み、そして甲の峰には鋭く角度がつけられた。
ロングノーズの木型を使用したシェイプのイタリア靴などにフィットするタイプ。
【定価:1万円 / 38~43の全6サイズ】
9 位(20票)
ウォーリー(WOLY)
スイス人のアドルフ・ズッター氏が油脂、スス、糖蜜、シロップなどを調合して作ったオリジナルの靴クリームを使用していたことが起源。
1931年にウォーリーというブランドで発売、その保革性・防水力などがスイス全域で人気を博し、以来ヨーロッパ各国でその高い地位を確立した。現在ウォーリーブランドを製造しているMELVO社は製品開発を進め、高レベルの防・撥水スプレーをはじめとする独創的なシューケア製品を開発、展開している。
おすすめの定番ケア用品!
■スエードカラー フレッシュスプレー
起毛素材に使う保革剤。スエード、ヌバックなどの靴・革小物・ウェアなどに栄養と柔軟性を与えてくれる。また、色あせした皮革の発色を鮮やかにする効果も。定期的に使用すると色あせや汚れの防止と防水効果を与え、スエード、ヌバック製品が長持ちします。
【定価:1500円 / 250mL】
■ソフトナッパ
その名のとおり、ナッパレザーをはじめとするシープやカーフ、ヌメ革などの繊細でソフトなスムースレザーを保革・防水するスプレー。
皮革に成分が浸透し、潤いや栄養を与えることで皮革を良い状態で維持できる。また、乾燥から皮革製品を守る効果もあり。無色なので、皮革の色を選ばず使用することができる。
【定価:1500円 / 250mL】
■スエードクリーナー
ウォーリーのPR担当者が自信を持って勧める、起毛素材専用の汚れ落としスプレー。使い方も簡単で、スエード・ヌバック、そしてベロアなどの靴に対して直接スプレーして、その後で拭き取るだけ。
靴の表面についた汚れや脂などを除去することができる。スエードの靴が人気の今、改めて注目されています。
【定価:1200円 / 125mL】
10 位(13票)
ヴィオラ【ジュエル】
公式サイト:http://www.jewelweb.jp/
ヴィオラとは元々、戦後に創業された新進メーカー「品川油化研究所」の商標。創業時から品質に定評があり、その技術力の高さは業界では伝説的な存在だったが、廃業にともないその処方をジュエル社が継承。
そのジュエル社は大正12年に靴クリームの製造・販売を開始したのが始まり。「日本で靴を愛し、大切にする心」をサポートする会社としてヴィオラのクリームを中心に、日本の気候と日本人の嗜好を考慮した、海外製品にはない独自の商品開発を展開している。
おすすめの定番ケア用品!
■靴用クリーム
ジュエルの東京・池袋工場において、熟練の職人による独自の工程によりつくられる「メイドイン東京」の希少なクリーム。乳化剤の量を抑えたワックス分の多いクリームは、日本の気候に合わせた高い耐水性と透明感の高いツヤが持続。
珍しい色を含む60色というカラーバリエーションのファンも多い。
【定価:600円 / 35mL】
■靴仕上げミット
磨きに徹した素材開発の結果、磨き込みの面がストッキングと同様の繊維構造に。仕上げ磨きのツヤ出しには定評があり、ドレスシューズの仕上げ磨きに使うとその差が明らかに。
また、グローブタイプなので使いやすく、2枚入りのお手頃価格など、消耗品とはいえ何度も使える耐久性も含めて高く評価されている。
【定価:400円 / 18×14cm】
■ツヤ出し栄養スプレー
1本でクリーニング、ツヤ出し、保湿効果のある栄養スプレー。使い方は泡を吹きつけ、汚れを浮き上がらせて拭き取るだけ。しかもそのまま磨くとツヤが出るという便利なもの。
潤いも与えるので乾燥している靴にも◎。朝、履きたい靴が汚れていた! なんてときにも便利なので、1本置いておくと必ず役立ちます。
【定価:1000円 / 180mL】
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②シューツリーの選び方・名品10選
シューツリー選びの4つのポイント
① トゥ周りがフィットする
フロントにも、サイドのテンションがほどよくかかるタイプを。トゥ周りは個体差が大きいものですが、バネ付きのものなら、多くの靴にフィットします。
② 通気性への配慮あり
木製で、靴底にたまった湿気が外に抜ける仕組みになっているものなら、革の呼吸を妨げません。表面は長持ち重視ならニス塗り、通気性重視なら素上げがおすすめ。
③ バランスよく圧をかける
靴にかかる圧力は、強すぎても弱すぎても型崩れのもとです。2本のバネタイプなら、全体に均一に圧がかかりやすくおすすめです。
④ コーナーが丸いものを
ヒール部分が、ちゃんと曲面でとられているものを選びましょう。ヒールのついていない安価なプラスチック製では、着脱の際に靴を傷つけてしまう恐れもあります。
シューツリー素材の特徴
■ブナ 「硬さ」が魅力
イギリスのビスポークシューメーカーが古来、木型に使用する広葉樹の一種。何十年と保管する木型に使われるだけあって耐久性があり、耐朽性、難腐敗性に優れる。
■ライム 「軽さ」が魅力
ブナに迫る耐久性がありつつ、抜群に軽く近年人気が高まりつつある落葉高木。ダスコではメインのマテリアルとして使われる。出張など携帯するシーンにも重宝する。
■シダー 「香り」が魅力
申し分のない耐久性を備える針葉樹だが、なんと言ってもその魅力はシダー特有の芳香にある。シューツリーはこれ一筋。という熱狂的なファンもいるツリーである。
■カバ 「低価格」が魅力
フローリングなどの建築資材にも使われる落葉広葉樹。
シューツリーに十分な耐久性を備えつつ、ライムを肉薄にする軽量性がある。コスパも魅力なマテリアルである。
コルドヌリ・アングレーズ
FA85
■汎用性の高さで多くの業界人が支持!
全体的な起状は控えめながら、甲の峰のラインはしっかりしており、本格靴にフィットさせやすいのが特徴。
ツインチューブによるテンションのかかり具合も評価が高く、汎用性の高さではピカイチの存在。
【定価:1万円 / 38~45の8サイズ / ブナ材】
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コロニル
アロマティック シダーシュートゥリー
■いやなニオイも中和してくれます!
日本を代表する靴店WFGの店長、日高竜介氏が「オールデンのような独特のフォルムを持つ靴には、クセがないこの形が最適」と評価したシューツリー。
安価な割りに踵がしっかりしている点も特徴。吸湿性に優れ、特有の芳香も楽しめるアロマティックシダー採用。
【定価:3500円 / S・Mの2サイズ】
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ダスコ
ナイツブリッジ
■高級靴ブランドの純正も手掛ける、英国名門の最高級モデル。
ノーザンプトンを中心とした高級靴ブランドの純正シューツリーも手掛ける、ダスコのノウハウが凝縮されたプレステージモデル。
甲が薄いモダンな本格靴にフィットするシルエットを有する。
【定価:2万円 / SS~LLの5サイズ / ライム材】
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コルドヌリ・アングレーズ
EM97
■ローファーにおすすめのネジ式。
FA85同様のフォルムですが、ネジ式のソリッド構造ゆえ、ジャストフィットさせられる靴にこそ最適。「特にローファーに非常に合う!」と評価されている。
【定価:1万円 / 38~45の8サイズ / ブナ材】
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ダスコ
ピムリコ
■英国靴に最適な、甲の薄いフォルム。
踏み付け部の張り出しを忠実に再現しつつ、ナイツブリッジ同様、甲が薄い昨今の本格靴に合うシルエット。
ツインチューブゆえテンションも◎。高級感漂う黒塗りは”見せる”下駄箱に欠かせない。
【定価:1万8000円 / SS~LLの5サイズ / ライム材】
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ダスコ
アルバニーローズウッド
■業界人が愛用する同ブランドの定番。
フィットさせるべきポイントをきっちり押さえた本格靴に最適なツリー。1足ずつカルナバワックスで磨き上げており風格も十分。ライム材採用で軽量なのも◎
【定価:1万8000円 / S・M・Lの3サイズ / ライム材】
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キングヤード
シューツリー ツインチューブ
■何足分も同時に揃えたい人にも最適!
中国製で実現したコストパフォーマンスが最大の魅力。とはいえ、本格靴にみられるスマートなシルエットに合う細身で、吸湿性と軽量性に優れたカバ材を採用。
【定価:5000円 / 38~42の6サイズ / カバ材】
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コルドヌリ・アングレーズ
EM111S
■チャッカブーツに好相性!
高級家具にも使われる厳選されたブナ材を使ったこちらは、アンクルブーツに最適なシェイプ。甲はもちろん、くるぶし周りの型崩れも防止してくれます。
【定価:1万2000円 / 38~42の5サイズ / ブナ材】
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ハートマン
シューツリー
■どんな木型でもフィット!
トゥがスポンジ状で、靴全体に隙なくフィットしてほどよい圧を加えます。ビスポーク系やモディファイドラストなど、なかなか合うツリーがない靴にも!
【定価:9800円 / フリーサイズ】
マーケン
アロマティックシダーキーパー
■まとめ買いに最適!
アメリカに本社を置くシューツリーメーカー「マーケン」の、吸湿効果の高いレッドシダーを用いたツリー。
マニアの方ほどツリー代はかさむもの。こちらはそんな人に選ばれる木製シューツリーの最安値。シダー製で3サイズ展開、それでいてリーズナブルな価格は圧倒的にお得。主にインターネット等で販売されいます。
【定価:2980円~3500円 / 3サイズ / シダー】
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③名品クリーム&ワックス7選
M.モゥブレィ
デリケートクリーム
■誰でも使いやすいスタンダード。
水分を多く含んでおり、水のように皮革に深く浸透し「潤い・ツヤ・柔らかさ」を与える保湿クリーム代表格。乾燥・ひび割れから守り、皮革製品を長持ちさせます。メルトニアン時代からのファンも多い。
【定価:900円 / 60mL】
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コロニル プレミアム
シュプリームデラックス
■脅威の浸透力! 保湿と光沢を高次元で実現させた乳化性クリーム。
何にでも塗れるくせに”べたつかず”にしかも光る! 有機成分を使用せず、シダーウッドオイルを主成分としたクリームは栄養補給と光沢効果を高次元で両立。
ブラック~ブラウン、ワインまで基本カラーを揃える中でも1番人気なのが、汎用性の高さで群を抜いて業界人の愛用者が多い「無色」。ベタツキ感がないので、ライニングやインソールの栄養補給としても使えます。
【定価:2800円】
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サフィール ノワール
クレム1925
■既成概念を覆した万能油性クリーム!
栄養を深く浸透させながら、補色・ワックス効果も実現させる万能油性クリーム。ビーズワックス、カルナバワックス、シアバターという天然成分のみで構成され、深い深みのある光沢が特徴。
全12色というラインナップも圧巻ですが、特に茶色のバリエーションは7色も揃っており、靴好きやプロから支持される理由のひとつになっている。
【定価:1700円】
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タピール
レーダーバルサム
■カジュアルな靴に!
ドイツのシューケアブランド「タピール」の厳選された天然原料によるクリームで、キィウィのようにピカピカ系ではなく、しっとり落ち着いたツヤが特徴。
ベージュや白の表革といった薄い色、あまり着色したくないヌメ革の靴に好相性。休日靴やブーツにもオススメです。
【定価:各1400円 / 75mL】
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KIWI
パレードグロスプレステージ
■ほかとは輝きが違います!
通常のシューポリッシュ(ワックス)でも十分に光るものの、このパレードグロスの輝きは段違い。さらに高い防水効果も発揮。靴好きの愛用率が高く、シューケア用品の永遠のド定番です。
【実勢価格:500円】
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ブートブラック
ハイシャインベースとハイシャインコート
■誰でもピカピカに仕上がります!
こちらは光沢感に特化したつくりで、スムースレザーなら3分もかからず何でも光らせることが可能。特に黒のドレスシューズ・ビジネスシューズやブーツに使えば、その格上げ効果は絶大。
油性の「ベース」で毛穴を埋め、その後乳液性の「コート」でザラつきのない膜を作ることで、ムラのない輝きが生まれるという仕組み。誰でも手軽にプロっぽくピカピカにできます。
【ベース:1000円 / コート:1200円】
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コルドヌリ アングレーズ
ビーワックス
■重厚な光沢を醸せます。
天然の蜜ロウを使うことにより生まれた、高級感のある輝きの乳化性クリーム。
ツヤ革はもちろん、「パラブーツ」や「ジェイエムウエストン」などの、マットな質感のオイルドレザーとも相性◎です。
【定価:2000円 / 100mL】
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④名品クリーナー2選
サフィールノワール
レザーバーム ローション
■軽い汚れ落としからケアまでこれ1本!
ローションタイプの万能ケアクリーム。天然成分の溶剤やオイルの効果で、汚れ落としから油分補給までこなし、さらにはワックス成分でツヤ出し効果も。靴以外の皮革製品にも安心して使えるので、1家に1本!なローションです。
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サフィール
レノマット リムーバー
■頑固な汚れ・カビ・潮吹きや、塗布された古いクリーム・光沢剤などを除去!
プロが実際にシミを落とす際にも使っているリムーバー。pH7という中性タイプの強力な汚れ落としだが、鉱物系の溶剤を使用して、皮革に深刻なダメージを与えないように処方されている。
自分でひどい汚れを落としたい場合に最適。ただし油分が抜けるので、使用後は保革を忘れずに。
販売サイト(AMAZON)へ ≫
⑤名品ブラシ5選
江戸屋
手植え靴ブラシ 小判型 花馬毛
■職人の手仕事が生きている逸品!
非常に柔らかな馬毛を使った高級ブラシ。一穴ごとに高密度で植えられており、その滑らかなタッチは絶品です。
ちなみに『江戸屋』は、将軍家お抱えの刷毛師だった利兵衛が、享保3年に「江戸屋」の屋号を与えられたのがルーツ。明治時代からはブラシ作りを始め、今も各分野のプロから愛用されています。
【定価:8000円】
公式通販サイトへ ≫
平野
靴ブラシ 豚毛白
■持ち手まで高級!
中国重慶産の馬の毛にこだわった馬毛ブラシ。持ち手に高級なブナ材を使い、すべて職人が丁寧に植毛。
【定価:5000円】
公式通販サイトへ ≫
ダスコ
ホースヘアブラシ スモール
■外出先でも重宝!
細かいところにも届いてくれる柔らかい馬毛ブラシ。小ぶりなので携帯性に優れ、出張や旅行でも活躍してくれます。
【定価:1500円】
販売サイト(AMAZON)へ ≫
ブリフトアッシュ
スエード用ブラシ
■とにかくツヤの出方は段違い!
最近人気の高いスエード靴に最適な、りん青銅のスエード用ブラシ。非常に細かい金属繊維が、起毛の中に入り込んで美しく毛並みを整えます。
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ドイツ
ブリストル&ホースヘアブラシセット
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初心者でブラシを揃えたい人にも最適なセット。細めでサイドに溝があって握りやすく、ホコリ落とし用の馬毛ブラシと、豚毛は塗りこむのに適したコシの強さも◎。
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⑥よくある靴のメンテナンスQ&A
Q.最も簡単で効果のある日常ケアは?
A.帰ったらまずブラッシング。そして2日以上続けて同じ靴を履かない。
道路の上を歩く靴には、当然ホコリや泥が付着するので、帰宅後のブラッシングは重要な日課です。また、一番のケアと言えるのが、同じ靴を2日以上続いて履かないこと。
湿気を抜き休ませることが、靴と長く付き合う基本。そして収納時には靴に合った形のシューツリーで、シワと型くずれを防ぐ。この繰り返しで寿命が大幅に延びます。
Q.アッパーにできた凹んだ傷はどうすればいい?
A.小さければ補色クリームでOK。そうでなければリペア店に。
擦ったような傷なら磨いて消すことができますが、凹んだ傷をは元通りになりません。凹みが小さいならアッパーと同じ色のワックスや補色クリームを塗ると、ある程度は隠せますが、写真のように深くえぐれた傷の場合は別。穴を埋めてから補色となるので、リペア専門店などプロに任せることが必要です。
また、もっと大きな傷の場合、当て革で補修するという施術も。料金は修理店によって異なりますが、おおよそ1ヶ所2000円程度から。店頭でご確認を。
Q.履きジワを消すことはできますか?
A.ジャストサイズのシューツリーで次第に目立たなくできます。
靴の形を整えるのがシューツリー。靴を履きっぱなしで放置していては、シワが取れないどころか、固まって深く刻まれてしまいます。
もし、シワを消したい靴があればジャストサイズのシューツリーを入れること。それだけで次第に目立たなくなります。ケアの際はシワに十分なクリームを。革が割れないようにすることも重要です。
Q.ニオイがキツいです。
A.消臭スプレーを使いましょう。
外出前、履こうと取り出したら靴から臭いが……。そんなときの消臭スプレー!ですが、実はそのタイミングでは遅すぎるのです。ニオイの原因となる細菌は、靴を脱いだ時から爆発的に増殖します。つまり、靴のニオイが気になる人は、靴を脱いだ直後にス
プレーを使うのが正解。
そして消臭だけでなく、除菌効果もあるスプレーを選ぶことが重要です。また、キーパーを入れる前にオキシドールなどで殺菌するのも効果的です。
Q.サイズが大きすぎる場合は?
A.インソールで調整します。
サイズを詰めるのは、基本的にはインソール(中敷き)での調整になります。多少はサイズ補正の効果はありますが、どうしてもズレが生じる場合はプロに頼むのも手。
専門店なら靴に合わせてサイズを調整し、接着してくれるので快適です。料金は1000円〜2000円が目安です。
Q.サイズが小さすぎる場合は?
A.ストレッチャーで5mm程度は伸ばせますが、それ以上は期待しないこと。
リペアショップのストレッチャーは、革を2週間ほどかけて革を伸ばします。
ただし、劇的な伸びは期待しないこと。無理をするとシルエットを崩すので店頭で相談して下さい。
市販のストレッチャーは糸が切れるなど事故が多く、元々数千円のメニューですし、プロに任せた方が安くて確実です。
Q.靴が滑って困ります。
出典:http://www.sunlemon.jp/fukurou/
A.ラバーヒールに替えましょう。
気に入って購入した本格靴だけど、滑りやすくて履く機会が減ってしまった、なんて話は少なくありません。
そんな時は靴のヒールをラバーに替えましょう。もっと安全かつ靴底を気にせず歩きたい人は、ハーフラバーも貼るのがオススメです。
Q. 雨でシミになったら?
出典:http://www.randd.co.jp/
A.洗うのもひとつの手です。
雨でシミや塩吹き、ひどい汚れがついてどうしても落ちなくなった場合は、レザー用シャンプーなどを使って、思い切って丸洗いしてしまいましょう。汚れやシミを落として、目立たなくする効果があります。
1〜2週間くらいかけて乾燥させればだいぶ良くなりますが、靴は完全に油分が抜け切った状態になります。
なので、乾いた後は絶対にクリームで保湿すること。自宅でケアも可能ですが、手間がかかるのでお店に持って行ったほうが無難です。
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この記事を書いたのは
メンズファッションブランドナビ編集部
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